Google発のVRプラットフォーム”Daydream”の追加情報到着! 専用コントローラのボタン詳細も明らかに
2016-05-20 03:12 投稿
Google VRヘッドセット、Daydream追加情報!
アメリカのカリフォルニア州マウンテンビューで、Googleが行っている開発者向けセッションGoogle I/O。2日目のファーストセッションでは、現地時間の2016年5月18日に発表されたGoogle発のVRプラットフォーム”Daydream(デイドリーム)”や、オリジナルのVRヘッドセットの追加情報が語られた。ここでは、その情報をまとめていく。
なお、デイドリームの概要については以下の記事で紹介しているので、まずはそちらをチェックしてもらいたい。
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コントローラの詳細!? も公開
まずリリースされた大きな情報は、デイドリームで利用できるコントローラの細部名称が明らかになった点。このコントローラは、ふたつのボタンとクリック可能なタッチパッドが備わっている仕様だが、昨日のセッションではその存在が触れられただけであった。
使われかたの詳細と細部名称のリリースは初。このツールはVR空間で使えるマウスのような動きのほかに、ハンドトラッキングを行いゲームでも活用できるものとなっている。その精度はモバイルコントローラとしては最上級のものになるという。
Unreal Engine4&Unityでの開発が可能
つづいて興味深かったのは、Unreal Engine4での開発者向けキット(SDK)が本日よりリリースされるというもの。ハイエンドな3Dコンテンツを作成できるUnreal Engineが、デイドリームでのアプリ開発を前面サポートするということで、これからのVRゲームコンテンツはより拡充していくことが予想される。
また、デイドリームはUnityでのSDKと、Android NDKを使ったC++での開発にも対応するとのこと。UnityのDayDream用プラグインは、今夏中のリリースを目処に動いているという。さらに、グラフィックスAPI、Vulkanにも対応とのことだが、こちらについての詳細は語られていない。
また、開発者向けとしてDayDream Labsも公開されるという。こちらでは、多くの開発者がすぐにでもデイドリームやコントローラを使ったアプリ開発ができるように、マネタイズ、デザイン、開発ノウハウなどについて多くの情報を共有していくという。
VR版YouTubeやストリートビューのデモ映像も公開
VR版Google PlayはDayDreamを使っての利用に備えられており、デイドリームコンテンツ向けのペイメントシステムも実装。専用UIでは、アプリのオーバービューを選択したときに、UI全体(360度全天球)がそのオーバービューに切り替わるシステムなどを用意しているとのこと。
まだDaydreamそのものが利用できない環境にあるので、その使い勝手については現状では不透明。だが、グーグルも早い段階からVRに備えていたことが伺える。
やはり、VRはゲーム以外にも可能性が
セッションでは、ゲームコンテンツ以外に関する話も触れられた。
まず触れられたのが、Google Jumpについて。Google JumpとはGo Pro用カメラリグを円形に16機並べ、360度撮影を可能にするという、とんでもガジェット。こちらを利用したVRコンテンツの作成は、すでにディスカバリーやニューヨークタイムズで行われている。
現段階は、このGoogle Jumpを改良することで、激しいアクションに対応。ハリウッド映画などにも対応できるカメラを中国企業と提携して開発しているとのこと。こちらもまだ詳細は発表されていないので、どのような改良点が加えられているのかは不明。
また、グーグルはすでに学習にVRが活用できないかと実験を行っていることも明らかに。アメリカの学生を対象に、グーグルカードボードを使ってマチュ・ピチュなど、簡単には行けない史跡の映像を見ながら学習をしてもらっているという。
グーグルは、これに関して「VRを使えば月や火星にも行けるし、イメージしづらいミクロの世界も擬似的に体験して理解できるようになる。VRはエンターテイメントだけでなく、学習という面でも非常に効果的だ」と述べている。
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