『ヴァルキリーアナトミア』1周年記念ティザーサイトオープン!桜庭統氏制作の新BGMも公開

2016-05-14 12:00 投稿
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スクウェア・エニックスの人気RPG『ヴァルキリー』シリーズの待望の最新作である『VALKYRIE ANATOMIA -THE ORIGIN-(ヴァルキリーアナトミア ‐ジ・オリジン‐)』。シリーズの生みのでもあるプロデューサー山岸功典氏をはじめ、過去作に携わったスタッフも参戦している渾身の一作を、『ヴァルキリー』シリーズファンの筆者がプレイしてみた。
『ヴァルキリー』といったら音楽無しには語れない。“未確認神闘シンドローム”や“Confidence in the domination”など『ヴァルキリープロファイル』(以下、『VP1』)で使われていたあの神曲がアレンジを加えられて帰ってきたのだ。このゲームの音楽を聴きながら通勤するだけでも、朝からモチベーションがアップ!
もう、この曲を聴くためにゲームをプレイしたくなってしまうといっても過言ではないくらいテンションがあがってしまう神曲なので、未プレイの人にもぜひ聴いてほしいところ。
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本作は、『VP1』の前日譚となり、レナス・ヴァルキュリア誕生とアース神族再建の物語が描かれる。オーディンやロキといった懐かしのキャラクターも登場するため、シリーズをプレイしたことのあるユーザーは興奮必須!
レナスは、神々に仕えることになる英雄たち(エインフェリア)の魂を選定する旅をすることになるのだが、死にゆく者となる英雄たちは、非業の死を遂げることが多いため、儚くも切ない物語が多い。過去作を知らなくとも思わず感動してしまうシナリオも魅力のひとつだ。シナリオは藤沢文翁氏が担当。藤沢氏は朗読劇を得意とする作家なだけあり、そのストーリーは、セリフを中心に進んでいく本作の世界観とマッチしている。
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たとえば、序盤に仲間になるセナの物語。一見ひ弱そうな彼女は、殺された両親の復讐を果たすために無敵の剣と呼ばれるカラドックに弟子入りを懇願する。彼は過去のトラウマから自分の強さを隠し、セナを拒否し続ける。しかし、いつしか彼女の想いにほだされ、剣を教えることに。ある日、セナは勝てもしない人数相手に仇討ちを行う。そこに駆けつけたカラドックは初めて、その強さを見せてくれるのだったが、ときすでに遅くセナの魂は天界に召してしまうのだった……。
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心を閉ざす男と愛らしい少女との距離が近づいていくと思いきや、ハッピーエンドに向かわない関係がなんとも言えない憂いを生む。序盤から重いストーリーがくり広げられるが、魅力的なキャラクターばかりなので、あっというまにその世界に引き込まれるだろう。
この師弟愛以外にも、親子愛、兄弟愛、夫婦愛、友情などさまざまな要素で物語を紡ぎながら私たちを毎回感動させてくれるので、早くつぎの物語を知りたくなってしまう。
そして、豪華声優陣も本作を語るうえで欠かせない要素。主人公・レナスの声を演じるのは男女ともに支持が高い、沢城みゆき。加えて、山寺宏一や堀内賢雄といったそうそうたるメンツが揃っている。そしてナレーションには、初代・レナスの声優を務めた冬馬由美という配役。『ヴァルキリー』シリーズならではの悲哀に満ちたストーリーを彩る豪華キャストの演出も、ゲームへの没入感を高める大きな要因だろう。
『ヴァルキリー』シリーズ初となるスマホアプリ。戦闘システムは『VP1』に近く、キャラクターアイコンをタップして攻撃し、敵にダメージを与えていくシステムだ。
1キャラに付き3回程度攻撃することができ、全員分終わったら敵の攻撃ターンに移る。
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キャラクターや武器によって攻撃までのタイミングや、攻撃をする位置が変わるのだが、うまく攻撃がつながるとコンボが発生する。
このコンボが発生した瞬間が、とても気持ちいいのだ!
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たとえば、キャラが装備する武器には“叩きつけ”と“斬り上げ”があり、斬り上げで攻撃すると敵が地上にあがり、叩きつけの攻撃をすると敵は地上に倒れる。
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最初は焦らず、どのキャラがどのくらいのタイミングで敵に攻撃を当てられるのか、攻撃は斬り上げなのか叩きつけなのか、などを確認しながらバトルを進めていくといいだろう。
序盤は同じキャラクターを連続でタップしないように、バラして交互にタップをしていけば、なんとなくコンボがつながるので、それでコツをつかむのもアリ。パターン化できるので「うまく決まった!」と思う押し順を覚えてしまえば後は快適にコンボをつなげるられるので、まずはそれを見つけるのもまた本作の醍醐味だろう。
もちろん、「そういうのを考えるのが面倒!」という人には、さくさくと進めるのに便利なオート機能もある。オートでもそこそこコンボはつなげてくれるが、ゲームをとことん極めたい人は手動バトルがオススメ。
また、アイシクルエッジやプリズミックミサイルなどシリーズおなじみの魔法もあるので、ファンであれば懐かしさがこみあげてくること間違いなし!
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そして、戦闘において“アタックスキル”の存在も忘れてはならない。アタックスキルはクエストで発動できる回数が決まっているが、パーティーのHP回復や敵への属性ダメージなどさまざまなスキルがあり、戦況を大きく左右することになる。レアリティの高い武器になると敵全体へ大ダメージを与えられるスキルも存在するので、敵をまとめて倒せる痛快さも味わえる!
理想の武器が入手できなかったとしても、強力なスキルを持った仲間をサポートにつけることもできるから安心だ。序盤は強力なサポートキャラで、サクサク爽快に進めよう。
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さらに、コンボを重ねて戦闘画面左下にあるゲージが溜まれば、お待ちかね、『ヴァルキリー』シリーズの醍醐味のひとつでもある必殺技(本作での名称はピュリファイアタック)を放つことができる。
キャラクターが連携してくり出すピュリファイアタックだが、技の最後にくり出されるレナスの得意とする技“ニーベルン・ヴァレスティ”の爽快感は格別だ!
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ピュリファイゲージは最大4段階まで溜めることができる。その段階数に応じてピュリファイアタックを発動できるキャラクターの数が増えていく。つまり、4段階溜めることができれば、最大4人同時にピュリファイアタックをくり出すことが可能というわけだ。ひとりよりも複数であれば威力が増すだけでなく、演出の躍動感もグレードアップ!
ただし、かなりのコンボをつなげないとピュリファイアタックは発動しない。タイミングが悪くてコンボをとぎらせてしまったり、そもそも敵が弱くてコンボをつなげるまえに倒れてしまったりと、序盤はなかなか発動させるのは難しいかもしれないが、そのぶん発動できた喜びはひとしお!
強力な敵ともなれば4人同時にピュリファイアタックをくりだすことができるようになるので、ぜひとも大ダメージを与える爽快感を味わってほしい。
今回紹介した音楽、シナリオやバトルのほかにもゲーマーが心ときめく、やりこみ要素のある要素がたくさん詰まっている。本記事にひとつでもフックする要素があったなら、とにかく一度プレイしてみてはいかがだろうか。
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