【新作】擬人化キノコが大暴れ! 箱庭育成&戦略ストラテジー『きのこれR』

2016-04-07 17:54 投稿

第二次きのこたけのこ百年戦争勃発

戦艦娘、刀剣男子、さらには船橋の梨の妖精(擬梨?)など、わが国には擬人化キャラクターが多く存在し、群雄割拠の様相を呈している。今回紹介する『きのこれR』も、そんな擬人化キャラクターを扱った作品なのだが、そのモチーフは……。

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キノコだよぅ!!

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▲タケノコもおるでよ。

そう、『きのこれR』は“キノ娘”“タケノ娘”の仁義なき闘争を描く箱庭育成&戦略ストラテジーゲームなのである。某お菓子とは一切関係ないぞ。たぶん……。

ゲームの見どころ
●キノ娘たちを編成してバトルへ
●“タケノ娘の里”に侵攻!
●拠点を発展させて防衛を強固に

キノ娘たちを編成してバトルへ

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▲“クリタケ(左)”、“ナラタケ(右)”
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▲“マイタケ(左)”、“チシオタケ(右)”
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▲“コレラタケ(左)”、“ニンギョウタケ(右)”

もちろん、これらはゲームに登場するキノ娘の一部に過ぎない。個性豊かなキノ娘たちを指揮して、タケノ娘を討ち滅ぼすのがプレイヤーの役目だ。

手持ちのキノ娘から5人を選んでパーティを組み、バトルへと挑むのが本作の基本的な流れ。編成の際には、前衛と後衛のバランスを考えて行おう。

ここで重要となるのがキノ娘の“タイプ”。それぞれの特徴を踏まえて運用しなければ、キノ娘の実力を出し切ることはできない。

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▲各キノ娘の右上にあるマークを見れば、タイプを判別できる。

【タイプ紹介】

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剣や盾のマークは近接タイプ。剣マークのキノ娘は攻撃力が高いが、敵の懐に入って戦うため集中砲火を浴びやすい。盾マークのキノ娘は防御力が高く、パーティの壁となってくれるが攻撃力は低め。

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杖マークは魔法による遠距離攻撃が得意。さらに、マークに羽がついているキノ娘は空中に浮いているため壁を無視して移動できる。移動を制限されにくく便利だが、対空系の防衛施設には弱い。魔法以外に、弓による遠距離攻撃が可能なキノ娘も。

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このマークを持つキノ娘は、味方のHPを回復することができる。パーティの生存率を上げてくれる頼りになる存在だが、攻撃手段を持たないため敵に狙われると抵抗できない。後方支援に徹し、ほかのキノ娘たちに守ってもらおう。

それぞれの特徴によって、役割分担するのがポイント。とくに攻撃(回復)対象は必ずチェックしておこう。例として、地上にしか攻撃できないキノ娘を空中ユニットにぶつけてしまうと、一方的にやられてしまうことになるためだ。

“タケノ娘の里”に侵攻!

本作のバトルには、タケノ娘たちとの抗争を描く“たけのこ戦争”(寸劇の入るシングルバトルモード)と、自分以外のプレイヤーの拠点に攻め込む“きのこ村演習”(プレイヤーバトルモード)が用意されている。

どちらのモードでも、バトル中のプレイヤーに許された操作は3つ。ユニットの出撃スキルの使用、そして“退却(降参)”だ。

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画面下のアイコンをタップ後、フィールドをタップすればユニットを出撃させられる。出撃したユニットは、決められた優先ターゲットに向かって自動的に進軍、戦闘を開始するぞ。

レア度3以上のキノ娘は、出撃後にアイコンをタップすることでスキルを発動可能。強力な範囲攻撃や全体回復など、戦局を覆す可能性を秘めたものが多いので、ここぞというときに使おう。1度の出撃につき1回しか発動できないので、無駄打ちは禁物!

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体力の減ったキノ娘は“重傷”となり待機状態に戻ってしまう。その後再び出撃させたキノ娘はスキルをもう一度発動できるため悪いことばかりではないが、再出撃したキノ娘がやられた場合は“瀕死”となり、出撃不能に。

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▲重傷のキノ娘を再出撃させて押し切るか、潔く退却を選ぶか……ギリギリの判断が求められる場面も。

瀕死になったキノ娘は、バトル終了後から数時間に渡って使用不能となってしまう。このペナルティはかなり痛いので、瀕死だけは何としても避けたい。後述の拠点でも生産できる使い捨ての雑兵、“プチキノ”を投入してサポートしてやるといいだろう。

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プチキノを上手に投入すれば、キノ娘の体力を温存できる。雑兵と侮ることなかれ。“歩のない将棋は負け将棋”だ!

拠点を発展させて防衛を強固に

キノ娘たちの拠点では資源を回収、投資してさまざまな施設を建設し、ほかのプレイヤーからの襲撃に備えるのが、主目的となる。時には、施設建設の邪魔になる障害物の撤去も忘れずに。

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設備は大きく分けて、つぎの3種類に分類される。

【軍事施設】
おもにプチキノの生産、保管に関わる施設。プチキノたちは前述の通り、キノ娘といっしょに出撃させる使い捨ての雑兵のようなものだが、時にバトルの行方をも左右する重要な存在だ。

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▲バトルの合間を縫って小まめに生産しておこう。

【防衛施設】
“タマデル(砲台)”“ヤガデル(矢倉)”などの防衛に関係する施設。相手から見えない罠のようなタイプも用意されているので、敵の心理を読んで配置したい。

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【資源施設】
拠点の発展に必要な“キンカー”“キノスイ”などの資源を生産、保管する施設。破壊されると資源を奪われてしまうので、これらを防衛施設でしっかりと守ってやるのがポイントとなる。

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また、拠点にキノ娘を配置しておけば攻撃範囲内の敵を迎撃してくれる。これらを駆使して堅牢な拠点を作り、攻めてきた相手を返り討ちにするのだ。なお、防衛戦はアプリを起動していないときに発生し、プレイヤーには結果のみが伝えられる仕組みになっている。

第二次きのこたけのこ百年戦争というサブタイトルからは“イロモノ”的な雰囲気が漂うものの、遊んでみると作り込まれたゲームであることがわかるはず。この作品が“山派”“里派”の抗争を加速させる火種にならなければいいのだが……。

オマケ:擬人化キノコワールド入門書はコレ!

「キノコの擬人化だって? どうかしてるぜ!」と思ったそこのキミ。ちょっと正座しなさい。キノコ×美少女というテーマは、いまに始まった話ではないのだ。確かに一般人の目に触れることは、そうそうなかったかもしれないが、好事家たちの間ではすでにジャンルとして確立していたのである!

擬人化キノコ業界を語る上で避けては通れない作品がふたつあるので、この機会に軽く解説しておこう。

 

61A3LrZKJUL『少女系きのこ図鑑』
(玉木えみ・著、飯沢耕太郎・監修)

平成生まれの女性作家が描いた擬人化イラスト集。童話や絵本を彷彿とさせる淡いタッチのイラストが持ち味で、女性層から絶大な支持を得ている。データ的な情報こそ控えめだが、キノコが登場する文学作品の引用文なども盛り込まれているので、雰囲気たっぷりに仕上がっているのが特徴。ちなみに監修の飯沢氏は、刊行記念トークショーで映画『マタンゴ』(詳しくは検索を!)の話を延々と聴かせるほどの剛の者である。

91H8nxRq0HL『oso的 キノコ擬人化図鑑』
(oso・著、井口 潔・監修)

『少女系きのこ図鑑』に比べて肉感的、扇情的なイラストが多いが、お色気一辺倒ではなくキノコの特徴がしっかりとキャラクター設定に落とし込まれている点がすばらしい。データ面が『少女系きのこ図鑑』よりしっかりしているので、キノコ入門書としてもオススメの一冊だ。出版時期こそ『少女系きのこ図鑑』の後塵を拝した形になるが、個人サイト上で作品の発表を続けていたoso氏こそキノコ擬人化の先駆者なのかもしれない。

気になった人は、『きのこれR』といっしょにぜひチェックを!

きのこれR

ジャンル
きのこ擬人化ゲーム
メーカー
ポッピンゲームズ
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 7.0以降/Android 4.0以上

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