iPhone SEはiPhone 6s/6s Plusと大きさ以外何が違うのかをまとめてみた
2016-03-22 17:44 投稿
iPhone SE、何が違う?
2016年3月21日に行われたAppleの新製品発表会。そこで詳細が明らかにされた新型iPhone、iPhone SE。すでにNTTドコモ、KDDI(au)、SoftBankで3月24日午後4時1分より予約が開始され、3月31日に発売になることが判明している。カラーはiPhone 6sと同じく、シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色。性能はiPhone 6sと同等で、サイズ、値段が大幅ダウンしている。
iPhone SE
16GB:52800円[税別]
64GB:64800円[税別]
※両サイズともにiPhone 6sと比較して34000円ダウン
<各キャリアの予約/発売日概要>
NTTドコモ
予約開始:3月24日午後4時1分
予約店舗:ドコモ販売店、ドコモホームページ
発売日:3月31日
KDDI(au)
予約開始:3月24日午後4時1分
予約店舗:auショップ (iPhone取扱店)、auオンラインショップ
発売日:3月31日
SoftBank
予約開始:3月24日午後4時1分
予約店舗:SoftBankのiPhone取扱店、ソフトバンクオンラインショップ
発売日:3月31日
この記事では、より具体的にiPhone SEが前モデルであるiPhone 6s、iPhone 6s Plusと比較して何が違うのかを確認していこう。
片手で扱いやすいサイズに
まず、今回iPhone SEが大きく注目を集めているポイントはそのサイズだ。iPhone黎明期を作り出した端末、iPhone 4からiPhone 6sまで、その端末サイズは徐々に大きくなってきたが、今回のiPhone SEはその流れを断ち切るように、サイズダウンが図られている。
では、どれくらいのサイズダウンが図られているのか? 現状存在するiPhoneの中で、もっとも大きいiPhone 6s Plusは、高さ158.2mm、幅77.9mm、厚さ7.3mm。そしてiPhone SEは高さ123.8mm、幅58.6mm、厚さ7.6mmだ。厚みこそ微少に増してはいるが、高さでは約3.4センチ、幅では約2センチも小さくなっており、これはiPhone 5と同じサイズ。
小さくてもバッテリーは長持ち
ふたつめの比較ポイントは、バッテリーの持ち時間。端末サイズによってもっとも大きな影響を受けるのは、バッテリーの持ち時間なのだ。
当然、端末サイズが大きくなると、大きなバッテリーを搭載できるようになるので持ち時間は増える計算になる。が、iPhone SEの連続通話時間(3G環境)は、iPhone 6Sと同等の14時間。それも、iPhone 6sと同じA9プロセッサを搭載してこの数値なのだ。
サイズを小さくしつつも、処理能力は前モデルと同等、そしてバッテリー駆動時間もほぼ同等。つまり、iPhone SEの特徴をザックリ説明すると、iPhone 6sをコンパクトにしてユーザーエクスペリエンスを上昇させた端末とまとめることができるだろう。
値段が34000円ダウン
3つめの比較ポイントは、値段。ここには非常に大きな開きが生まれている。iPhone 6sの64GBモデルが98800円であるのに対し、iPhone SEの64GBモデルは、なんと64800円! 34000円ものコストダウンが図られているのだ。ちなみに、ス トレージのサイズは、iPhone 6s/6s Plusでは最大128GBという大容量を実現しているが、iPhone SEの最大サイズは64GB。これは筆者の予想だが、おそらく128GBという容量をフルに使っている人は少ない。筆者自身も128GBモデルを使用して いるが、これがいっぱいになって困ったというケースには未だ陥っていない。
iPhone SE
16GB:52800円[税別]
64GB:64800円[税別]
iPhone 6s
16GB:86800円[税別]
64GB:98800円[税別]
128GB:110800円[税別]
iPhone 6s Plus
16GB:98800円[税別]
64GB:110800円[税別]
128GB:122800円[税別]
4インチのRetinaディスプレイ
ディ スプレイサイズはiPhone 6sが4.7インチ、iPhone 6s Plusが5.5インチのRetina HDディスプレイに対して、iPhone SEは4インチのRetinaディスプレイ。大画面で動画を見たい、大画面でゲームをしたいという人にはiPhone SEのディスプレイサイズは小さく感じるかもしれない。また、iPhone SEは3D-Touch(感圧タッチ)に対応していないのも差異のひとつ。
指紋認証センサー(Touch ID)は初期世代
指紋認証センサー“Touch ID”は、iPhone 6sより高速処理ができる第2世代のものが搭載されるようになったが、iPhone SEは初期世代のセンサーが搭載されることになっている。ただ、両方を比較しても、認証精度やセキュリティの強さ自体に変化はないようだ。
インカメラはiPhone 6sに軍配
端末の背のiSightカメラは、iPhone 6s、iPhone SEともに同じスペックとなっており、写真と同時にその瞬間の動画も保存するLive Photosにも対応している。だが、インカメラとなるFacetimeカメラにはハッキリとした違いがある。iPhone 6sのカメラ解像度が5メガピクセルなのに対し、iPhone SEのカメラ解像度は1.2メガピクセル。こう数字にして並べてみると、かなりの違いがあるように思えるが、この解像度1.2メガピクセルのインカメラは、iPhone 6のインカメラと同等。目立つほど画質が悪いというわけではないだろう。
とまぁ、iPhone SEとiPhone 6s/6s Plusでは、大きなところだとこのような差異が存在している。iPhoneの購入を検討している人は、これらのことに留意してみるといいだろう。どちらを買うのが正解というのはない。ただ、自分がどちらを望むかだけだ。しっかり検討して、最高のiPhoneライフを送って欲しい。
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