ファミ通ゲーマーズエンジェル青木志貴 『アイドルマスター シンデレラガールズ』 特別インタビュー
2016-03-14 12:00 投稿
ファミ通でおなじみ青木志貴ちゃんが『デレマス』に!
バンダイナムコエンターテインメントの人気タイトル『アイドルマスター シンデレラガールズ』および『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』に、青木志貴さんが二宮飛鳥役として出演中。『アイドルマスター』の担当編集者がご本人を直撃し、感想や意気込みをうかがいました!!
※インタビュー記事は、週刊ファミ通2016年3月24日号(3月10日発売)でも掲載!
14歳のかわいらしさを意識して演じる
──二宮飛鳥役、おめでとうございます!
青木志貴(以下、青木) ありがとうございます! まさか、受かると思っていなかったので、本当にうれしいです。
──「受かると思って……」ということは、選考はオーディションだったのですか?
青木 はい。オーディションでした。
──そのときは、手応えがなかったと。
青木 そうなんです……。もともと『シンデレラガールズ』はテレビアニメを観ていたり、ゲームもやったことがあったので、飛鳥というキャラクターは知っていました。オーディションには僕なりの“飛鳥像”を持って臨んだのですが、そのイメージが、あっているのか判らなくて……。
──確固たる自信は持てなかったと。
青木 僕は、わりとボーイッシュなキャラクターなのかな、と妄想していて、男の子っぽいツンツンした感じにしたんです。ただ、オーディション中に「違うアプローチもみせて」という流れになったので、「失敗したー!」って思いました。それと、演技や歌の実技が終わった後、審査員の方と面接というかお話しをさせていただいたときに、歌や演技の経験について聞かれたんです。演技はまだまだですし、歌もレッスンを受けたことはないので、その通りにお伝えしたら「お上手ですね」と褒めてくださいました。「これはきっと、僕が落ちる前提の社交辞令的なやつに違いない!」と思い込んじゃって。
──自信がなかったんですね。
青木 もう完全にダメだと。家に帰ってから、ずっとハマってる某MMORPG(大規模オンラインRPG)にログインして、その世界でジタバタしていました(苦笑)。
──(笑)。でも、合格されて、本当によかったですね。その後、実際に収録されたと思いますが、飛鳥を演じるうえで気をつけたポイントや、苦労などはありましたか?
青木 ボーイッシュなイメージが抜けなくて、どうしても男の子っぽくなってしまっていたところは苦労しました。「飛鳥は14歳のかわいい子なので、そこを意識して、声のトーンを上げてください」とディレクションしていただき、何回も録り直して、ようやくオーケーが出ました。
──そうした苦労があって、飛鳥の声が生まれたと。収録と言えば、ゲーム内のセリフ以外に、『共鳴世界の存在論(オントロジー)』という楽曲も収録されていますよね。初めて聞いたときの感想はいかがでしたか?
青木 ボーカロイドの楽曲などで活躍する烏屋茶房さんが作詞、作曲、編曲をされているのですが、とてもカッコいい楽曲だと思いました。ロックっぽい曲調で、アニメのオープニングとして流れそうな、すてきな曲だなと。レコーディングは、“キャラ声”で歌うのが難しかったですね。飛鳥として歌っている曲なので、飛鳥の声にしなければいけないのですが、地声とキャラ声の音域調整がまだまだ力不足で…。
──感情が表現しづらいと。
青木 そうなんです。感情を込めて歌おうとすると、地声寄りになってしまう。そのバランスが難しかったです。
──それがキャラクターソングの難しいところですよね。キャラクターを保ったまま、いかに表現するかという。
青木 そこは、とても勉強になりました。
──でも、その努力の甲斐があって、カッコいい楽曲になっていますよね。
青木 ありがとうございます! とてもカッコよく仕上げていただきました。曲の中で中二病バリバリのセリフをしゃべっているところがあるんですが、ノイズがバリバリかかっていて、最高です。聞かれた方は、「何を言っているんだ君は」って思われるかもしれませんけど(苦笑)。
──そこも、飛鳥らしさですね(笑)。楽曲CDの中には、ボイスドラマも収録されていますが、こちらはいかがでしたか?
青木 じつは、飛鳥としての初めての収録は、このボイスドラマだったんです。
──そうなんですか! じゃあ、先ほど収録で苦労したというのも、ボイスドラマ?
青木 はい。ここで飛鳥のキャラクター像を固めていきました。このインタビューが掲載されるときには、CDもすでに発売されているので、ボイスドラマを聞かれている方も多いかもしれませんが、演技のレッスンをするパートなど色々な飛鳥をやらさせて頂いたので、ぜひ聞いていただきたいです! 皆さんの飛鳥像を超えたものを楽しめるかと思います。あと、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(以下デレステ)のボイスも一通り収録しまして、2016年3月2日から追加されたので、皆さんぜひ聴いてください!
飛鳥と青木さんは似たものどうし?
──青木さんと飛鳥はいくつかの共通点がありますよね。“僕っ子”(一人称に僕を使う女性)が“僕っ子”を演じるのはなかなか熱いです(笑)。
青木 最近はたまに、一人称が“俺”とか“ワシ”になっちゃってるんですけどね(笑)。どこに向かっているんだろうと思います。特に格闘ゲームとかで荒れると俺になっちゃうんです。ハンドルを握ると変わるみたいに、アーケードコントローラー握るとヤバいみたいな。
──俺ですか(笑)。あと中二病的なところも共通点ですよね。
青木 いやいや、僕の中二病は過去のものですから! いまはもう違いますよ!
──えっ、中二病やめちゃったんですか?
青木 うーん、いまもそうなのかな……。あ、でも、少なくとも学生時代は、本当に飛鳥みたいな子でした。
──ほうほう。と言うと?
青木 僕がいま会ったら、「こいつ、何言ってんの?」みたいな感じの話しかたでした。この前、昔書いていたブログを発見してしまったんですが、読んでみたら本当に痛々しくて、なんだか体がかゆくなってきて……。
──精神の痛みが体に影響を……。
青木 もうソッコーでブログごと消しました。あれが公開されたら、いくら僕でも死んじゃいます! 大人になってから後悔するようなものを残すのはやめようと思いました(笑)。
──(笑)。飛鳥は読めないドイツ語の本を持っていたりと、背伸びしたい感じでかわいいところがありますよね。
青木 そこもちょっと似ているんですよね。僕は三国志が好きすぎて、漢文の『三国志演義』を読んだりしていました。
──『三国志演義』の原文を読んでいたんですか! 好きな武将はいますか?
青木 凌統(りょうとう)と甘寧(かんねい)ですね!
──ほほう。呉の猛将コンビですね。呉ファンとは渋いですが、その理由は?
青木 凌統の父親(凌操 りょうそう)が甘寧に殺されちゃったことで最初はバチバチと険悪なふたりなんですが、合肥の戦いでピンチになった凌統を甘寧が救うんですよ。それで仲直りして、最終的に義兄弟の契りを結ぶんです! それが僕的にはおいしい展開で……。
──そ、その話、まだ続きます? あっ、そういえば飼っていた猫の“ゆん”は元気ですか?
青木 元気ですよ! 去年の2月から“ドラゴン”という子も増えました!
──2匹になったんですね。なんで名前がドラゴンなんですか?
青木 僕、ドラゴンが好きなんです。ドラゴンが飼いたくてドラゴンって名前にしました(笑)。
しまむーのソロで涙腺が決壊!
──先ほどお話しされていましたが、『シンデレラガールズ』のアニメを見ていたんですね。
青木 はい。僕、すごく涙もろいんですけど、その中でも『シンデレラガールズ』のアニメはとくに泣きました。
──印象的だったシーンはありますか?
青木 青春ものというか、「みんなでいっしょに頑張って駆け上がっていくぞ!」みたいな作品が好きなので、ニュージェネレーションズの3人が仲直りするシーンは泣くほど感動しました。あと、終盤にしまむー(島村卯月)がソロで歌うシーンがあって、そこはもう大号泣でしたね。しまむーのソロを美城常務が見ているんですが、きっとあの瞬間に、しまむーのファンになったと思います(笑)。
──そうだとすると、いい話ですね(笑)。あと、ゲームもプレイされたとのことですが。
青木 『シンデレラガールズ』はやったことがありますし、音楽ゲームが好きなので、『デレステ』にもハマっています。メンバーがあまり強くないんですが、難易度Masterはがんばってひと通りクリアーしました。難易度Masterをクリアすると、MVが観られるようになるので。最近はMVをスクリーンショットでひたすらカメコしてます(笑)。
──かなり遊び込んでいますね。飛鳥のことはもちろんお好きだと思いますが、飛鳥以外で好きなキャラクターはいますか?
青木 一ノ瀬志希ちゃんです!
──それは名前が同じ“シキ”だから?
青木 それもありますし、タバスコが好きというところにも共感します。僕もタバスコが好きで、本当に何にでもかけるんです。あと、きらり(諸星きらり)も好きですね。溢れ出る母性がヤバいです! 面倒を見てほしい! きらりのソロ曲『ましゅまろ☆キッス』も素敵で『デレステ』でもお気に入りの曲です。あとは『デレステ』限定曲だと最近追加された『Tulip』も好きです! CDが発売されたら絶対に買います!
──杏(双葉杏)みたいになりたいということでしょうかね(笑)。飛鳥のカードで好きな絵柄とかありますか?
青木 『シンデレラガールズ』ではSレア+の“アブソリュートゼロ”っていうのが好きです、衣装の厨二っぽさがヤバいんです。あとは『デレステ』Sレア+“深淵への招待”ですね。基本的に厨二っぽいポーズをとってるのが好きです。
──なるほど(笑)。さて、今後は飛鳥役ということで、イベントやライブなどでの活躍も期待されますね。
青木 がんばります! 私が演じることによって、もともと飛鳥のプロデューサーだった方はもちろん、そうでない方にも、飛鳥のことが好きになってもらえるようになりたいです。これから、よろしくお願いします!
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