【TRENDY EXPO】C Channnel森川氏が語るイノベーションを起こす思考とは?

2015-11-20 19:41 投稿

イノベーションを起こし、メディアを変える

2015年11月20日、“TRENDY EXPO TOKYO 2015”が東京・秋葉原において開催された。講師としてC Channnel代表取締役社長である森川 亮氏(以下森川氏)が登壇。“動画メディアを変える! イノベーションを起こす思考法”と題して基調講演が行われた。

 
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▲C Channnel代表取締役社長の森川氏。

テレビ局勤務からSNS事業まで

現在48歳という森川氏は、大学卒業後にテレビ局へ就職。すぐにコンピューター関連の部署に配属されたという。番組作りに直接関われないことに不満を持ちながらも、開票前からデータの収集や表示が可能になった出口調査を利用した選挙システムや、視聴率の上下が細かくわかるシステムなど、テレビ番組の新たなシステムの開発に関わった。

その後ソニーへの転職を経て、NHNJapan(現在のLINE)に入社。2011年の震災を機に、コミュニケーションツール“LINE”を立ち上げる。

 
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▲震災をきっかけに家族や友人など、親しい間柄のコミュニケーションツールとして需要が高まったLINE。これも変化についていくことで成功したと言える。

加速度を増す変化

森川氏は加速していく時代の変化に対応することが重要だという。なにか大きなヒット商品を生み出したところで、現代ではサイクルが早く、すぐに陳腐化してしまう。そのためヒット商品を出したことで立ち止まるのではなく、つぎつぎに変化する時代についていく素早い対応が必要だと論じた。

日本人は変化を嫌う文化を持つ。森川氏はそれを野球型のマネジメントだと、スポーツを例に説明。ゆっくりと考えて結論を出す、型にハマったものではなく、サッカーのように臨機応変に、その場その場で対応できるフレキシブルなマネジメントが企業にも必要なのだという。

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▲世界はサッカ-型が多い中、日本は野球型のマネジメントが行われている、と森川氏。

動画メディアのイノベーション

現在、森川氏が代表取締役を務める『C Channnel』は、動画メディアのイノベーションを目指している。

 
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▲ファッション雑誌を動画メディアの媒体で配信していくというサービス。

エンターテイメントの業界において音楽、ゲームなどがスマートフォンに対応している中、動画メディアだけは完全に対応できていない。

これまでの動画メディアは、出演する人材、映像を作成する人材、それらを編集・配信する人材と、作業が分担されており、その分時間とコストが大きくかかっていた。

『C Channnel』では、動画によるファッション雑誌を展開。約150人以上の女性モデルが、披露したい動画を自ら撮影し、編集、配信することで作業時間とコストのカットを実現している。

 
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▲人気モデルやタレントなどが、オススメするヘアメイクやファッションなどを、みずから配信していくことで人件費を軽減。

最後に森川氏は、この新しいスマートフォン時代の動画メディアから、日本初のメディアブランドを作り、世界に日本の文化を発信していきたい、と意気込んだ。

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