個性光る3種の武器の使い心地は? 期待のアクションRPG『フォルティシア SEGA×LINE』プレイレポート

2015-11-18 21:37 投稿

マーケティングパートナーという新しい関係

2015年11月18日(水)、東京都内にてセガとLINEによる事業提携についての会見“セガゲームス ネットワークス カンパニー・LINE、ゲーム事業におけるあたらな取り組みおよび、第一弾タイトルについての記者発表会”が行われた。

この会見では、セガとLINEがパートナーシップを結んだ理由から、結んだことでどういった効果を狙ったのかなどが話されたほか、提携後第一弾となるタイトルとその事前登録受付開始のアナウンスも。

第一弾となるタイトルは、運命と出会う共闘RPG『フォルティシア SEGA×LINE』。その内容は最大4人でのマルチプレイアクションRPGとなるようだ。

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キービジュアル(ヨコ)

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今回のパートナーシップ提携に関して、LINE 取締役 CSMO 舛田淳氏は

「LINEゲームというと、カジュアルゲームやパズルゲームという印象が強いと思う。私たちも、LINEゲームを発足してからのこの3年間でカジュアルゲーム、パズルゲームというのは成功の方程式というのが出来上がりつつあると感じている。しかし、プラットフォームとしての成功を目指すためには、ミッドコアジャンの拡充が必要だった」

とコメント。セガとの提携の背景には、セガが持つミッドコア層にフックするコンテンツ作りのノウハウをLINEが欲したという点があるようだ。

また、セガゲームス セガネットワークス カンパニー COOの岩城農氏は以下のようにコメント。

「ダウンロードした人の半数が翌日に離脱してしまうという競争激しいネイティブマーケットで、いかにしたら、よいタイトルをお客様に楽しんでいただけるかというのはつねに苦心しているところ。今回の提携では、LINE様がマーケティングを行い、我々がコンテンツの開発・運営を行うというスタイル“マーケティングパートナー”という形になる。この形だったら、我々は我々の得意とする開発に注力ができる。なので、我々としては、LINE様から貴重な機会をいただいたととらえている」

マーケティングパートナーというLINEが提唱する新しいパートナーシップの締結は、新しいWin-Winの関係を築くものとなっているようだ。

と、ここで気になってくるのが、なぜLINEはセガを選んだのかという点。これに関して舛田氏は、

「マーケティングパートナーという新しい形をとるのは、私たちにとってもひとつのチャレンジ。なので、一気に何社ともパートナーシップを結んでどうこうできるものでもない。そこで、何社かに話をさせていただいて、それぞれいくつかのタイトル案を出してもらった。それらを我が社の評価システムにかけたのだが、セガ様からいただいたこのタイトルに惚れ、セガさんとぜひ提携をといった運びになった」

と語る。

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▲LINEの取締役 CSMO 舛田淳氏(写真左)、セガゲームス セガネットワークス カンパニー COOの岩城農氏(写真右)。

会見では、第一弾タイトル『フォルティシア SEGA×LINE』開発プロデューサーも登壇。開発に込めた意気込みを語ってくれた。

「セガは割と骨太で本格的なゲームを作るのが得意だと言われているメーカーだが、ここ数年でスマホアプリ開発のノウハウもしっかりと溜めてきた。骨太なゲームを作るノウハウと、スマホアプリのノウハウを合わせていいものができないかと作り上げたものなので、ぜひ楽しみにしていただきたい」

このタイトル『フォルティシア SEGA×LINE』は、2015年冬にリリース予定だという。現在は事前登録の受付中なので、以下のレポート記事を参考に、気になった人は登録してみよう。

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ひと足早く実際に遊んでみた!

ではここからは、実際に『フォルティシア SEGA×LINE』を遊ばせてもらった感想をまとめていこう。

まずは、システムやジャンルのおさらいから。

本作はアクションRPG。バーチャルスライドパッドで移動、攻撃ボタンやスキルボタンを駆使して戦う操作システムとなっている。

特徴的な要素としては、SPゲージを溜めて発動する“フォルティス召喚”や、ダンジョンでドロップした装備のスペックを吟味するハクスラ要素などが挙げられる。

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ではさっそく、インプレッションレポート!

試遊では、まず4人でのオンライン共闘プレイをすることになったのだが、驚くべきはその遅延の少なさ。

4人が入り乱れて好き勝手に動きつつ、自由にザコキャラクターに攻撃を仕掛けたわけだが、敵のHPゲージの減りや他プレイヤーのアバター表示にラグは一切なかった。

以下に実際のプレイ動画を公開するので、その目で確かめてみてほしい。

特徴的な3種の武器スタイル

アクション要素は、爽快というよりも巧みなフットワークや戦況管理が求められるようだ。

もちろん、爽快なアクションというものはあるが、それ以上に回避ボタンによる回避や、敵のモーションを見て行動を先読みして立ち回るというのが楽しかった。

今回の試遊では、剣、杖、ハンマーという3種の武器が使えたのだが、本作は武器によって求められる動きが大きく異なるのだ。個人的には、ハンマーでの立ち回りが気持ちよかった! その辺も含めて、各武器の使用感をお伝えしよう。

【剣】素早い連打で多数を切り伏せろ!

剣は素早い連打で前方広範囲の敵にダメージを与える、1対多数を得意とするスタイル。

一撃の出だしから振り終わりまでが早いため、「ヤバイ」と思ってから回避行動をとっても回避に間に合うケースが多い。攻撃の発生も繋ぎも早いので、とにかくガンガン攻撃をしかけていきたい人にオススメの武器だろう。

武器_両手剣_03
武器_両手剣_04

【杖】ポイントはスキル連打! 攻撃も支援もこなす万能タイプ

杖は遠距離魔法攻撃。通常魔法攻撃、1発1発のダメージは低く、ダメージソースとしては期待できない。

しかし、ほかの武器と比較すると、スキルの溜まりが異常と思えるほど早い。スキルゲージは攻撃を当てれば当てるほど溜まっていくので、とにかくガンガン魔法を打ってスキルゲージを溜め、スキルで戦っていくスタイルになりそうだ。

スキルによってはサポート役としても攻撃役としても成り立つ、万能な武器。フレキシブルに戦いたい人にオススメ。

武器_杖_02

【ハンマー】一撃必殺? ノー! 繊細さが求められる超重武器

ハンマーは、一撃必殺の粗暴なスタイルを予想するかもしれないが、それは間違い。

本作におけるハンマーは、かなりテクニカルな動きが求められる武器となっていた。

というのも、ハンマーを連続して振るのにはタイミングが求められるのだ。攻撃ボタンを連打すると“連撃のタイミングが早すぎる”と判定され、与えるダメージが下がってしまう。

逆にボタンをタップするのが遅すぎると、連撃がちゃんと繋がらなくなってしまう。

このように、ハンマーは無暗にボタンを連打してしまうと、まともに戦うことすら難しくなる武器なのだ。もちろん、攻撃の出だしも振り終わりも遅いので、攻撃を仕掛けるタイミング、位置も重要になってきたりと、とにかくテクニカル!

だが、このハードルを乗り越えれば強力なダメージをポンポンと叩き出し続けることが可能。自分のプレイヤースキルで勝負をしたいという人にオススメの武器だ。

武器_ハンマー_01
武器_ハンマー_02

【フォルティス召喚とは?】

本作の特徴のひとつ“フォルティス召喚”は、ゲームの世界観上、召喚というネーミングになっているが、使用した感覚では、召喚というより特殊なアクティブスキルといったほうがしっくりくる。

フォルティス召喚の効果は、味方の攻撃力や防御力をアップさせたり、全体回復をしたりとさまざまだが、やはり効果から見ても特殊スキルと考えても問題ないだろう。

フォルティス召喚を使うには、SPゲージを溜めてから、画面左上のアイコンをタップすればオーケー!

武器_フォルティス召喚1
武器_フォルティス召喚2

SPゲージは、敵にダメージを与えたり、敵からダメージを受けることで溜まっていくぞ。

試遊では、戦況を大きく変えるような展開を見ることは叶わなかったが、もしかしたら、起死回生を狙えるような効果を持った召喚もあるかもしれない!?

 【トップ画面でいろいろ作業!】

本作のトップページは村の地図となっており、そこから薬屋や魔法屋、鍛冶屋などにアクセスする仕様になっている。これもまた特徴のひとつ。

薬屋
素材を消費することで回復アイテムを精製

魔法屋
アイテムスロットに装備して使う即席魔法(スクロール)の作成

鍛冶屋
武器の強化などができる

素材アイテムを集めれば、施設そのものを強化し、作れるアイテムも増えるようだが、作ったアイテムの有用性や施設拡張の有用性などは現時点では確認できず。

おそらくゲーム中盤~終盤にかけては非常に重要な要素となることだろう。

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また、街中にある酒場では、クエストを受注できるようになっている。こまめにクエストをこなして、成長の糧にするといい。

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……といったところが、本作をちょっと触らせてもらった各要点ごとの感想となる。

個人的には、武器の種類が3種類だけなのか、ほかにもあるのかは気になるところ。やっぱり、タイプが3種類だけだと少なく感じてしまうので、もうちょっと種類があればうれしい。

ただ、この3種類ですごくバランスのいいバトルが成立したとも感じたので、もしかしたら3種類という環境がベストなのかもしれない……。

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