【新作】異世界の人間とつながるリアルタイムのトークアプリ『lifeline』第2作は邪悪な力との戦い

2015-10-13 20:27 投稿

約2倍のボリュームで描かれる

宇宙をさまよう見知らぬ人物からの通信をキャッチしたプレイヤーが、生存へのルートを模索していくリアルタイムのトーク型アプリ『lifeline』。

その最新作『lifeline2』(360円[税込])のボリュームは、なんと前作の約2倍。

細分化された選択肢、臨場感溢れるサラウンドは、前作以上にやりごたえのある大作に仕上がっている。

殺された両親の仇を取り、異世界に消えた弟。

彼の救出を心に決めた十代の少女が持つ不思議な力が、プレイヤーが持つスマートフォンとつながるところから物語は始まる。

それでは、待望の最新作『lifeline2』の世界を、実際のプレイと合わせてお届けしていくぞ!!

少女は異世界に消えた弟ランドを探すため、全財産をつぎ込んで手に入れた魔力を秘めた短剣を使い、くり返し自身の手を傷つけながら通信を試みていた。

その行為にどんな意味があるのかは不明だが、そうした強い執念が奇跡を起こし、プレイヤーの端末と彼女を結びつける。

しかし、彼女の言っていることはあまりにも突飛で理解できない。

中二病をこじらせた子とでも言うべきか、ファンタジー世界のキャラクターと話している気分だ。

彼女曰く、どうやら自分は魔法使いであり、この世にはドラゴンがいるとか、確率の法則がどうとか……。

なんだか、前作の遭難者以上にこちらの警戒心が高まっていく。

魔力を持つ短剣で自身を傷つけることで、弟との通信を試みたアリカの腕にある傷口は悪化。それを治すべく、ニュー・テナシティという場所へ。

その道中で3つの魔法の品を回収、物語を進めていくことでアリカの過去と、彼女が生きる世界が明らかになっていく。

水没院で出会ったレイラの力、彼女が別れ際に言い残した言葉に悩み続けるアリカ。

異なる世界に生きる彼女と囚われの弟、その広大な世界観は壮大なSF小説を読んでいる気分だ！

ここからが『lifeline2』の本番。

前作同様、相手を正しいルートに導き、その目標を達成させるための試行錯誤が始まるぞ。

本作では目的地に向かうためのルート選択以外にも、さまざまな土地の探索や、そこで遭遇する者たちとの戦いなど、前作とは比べ物にならない超展開がリアルタイムで巻き起こる。

圧倒的なスケールで描かれる結末の数は、前作以上の大ボリューム。

前作にあった臨場感は薄いけど、本作には、読み物としてのボリュームやRPGをプレイしているようなワクワク、くり返しチャレンジしたくなる中毒性が詰め込まれている。

1度クリアーすれば2周目からは物語を巻き戻したり、アリカからの通信を早送りで受け取る機能が解除されるので、いろいろな選択肢を選んで彼女が望む最善のエンディングを目指してもらいたい！

P.N.深津庵