【新作】世界観に脱帽!ストラテジーライクなアクションRPG『Transistor』

2015-06-18 19:25 投稿

不思議な魅力を持ったタイトル

基本プレイ無料のフリーミアムが主流の中、1200円という強気の値段で、AppStoreのベスト新着アプリにも名を連ねているタイトル『Transistor』。

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本作のジャンルは、アクションRPG。ストーリーは、Redという女性が男性の胸に突き刺さった剣“The Transistor”を手に入れるところから始まる。Redは、人の記憶や意識を吸収できるという特殊な能力を持った“The Transistor”を手にすることにより、剣に込められた意識などを感じるようになる。そして、Redは剣が導くまま進むことになるのだが……。

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世界観に酔いしれる

本作の特徴は、なんといっても音楽とグラフィック。正直、ストーリーはいきなり急展開から入り事前説明も何もないので、初回プレイではわかりにくい。ただ、それでも本作の絵柄と音楽には人を惹きつける不思議な力がある。「わからないからこそ知りたい」と思わせる魅力、雰囲気はほかのゲームと比較をしてもかなり強いほうに分類されるだろう。「俗に雰囲気ゲーと呼ばれるものだろう」と言われてしまえば否定のしようもないが、それが好きな人にはオススメのタイトルだ。

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時間を止める戦略性高めのアクション

アクションRPGだが、本作の操作はシンプル。キャラクターは、タップした場所に移動し、スキルを選択した状態で敵やオブジェクトにタッチをすると、そこに向かってスキルを発動させるといったものになっている。

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本作を操作性からみればアクションRPGと言えるだろうが、バトルという面だけを見てみると、アクションRPGというよりもストラテジーに近い。バトルも、前述したような操作で展開させることも可能なのだが、本作の特徴であるひとつのスキルが、バトルの戦略性を驚くほど高めているのだ。

そのスキルの名は“Turn()”。

これをスキルと呼ぶべきのかシステムと呼ぶべきなのかは微妙なところだが、ここではわかりやすくスキルとしておこう。この“Turn()”というスキルは、時を止め、規定ターン以内に行動スクリプトを設定し、一瞬でその動作を完了させるというもの。簡単に言うと、時間が止まっている間に行動予約をして、あとは勝手にパパッと予約した行動を完遂してくれるというものだ。

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もう一度くり返すが、この“Turn()”を使わなくても戦闘はできる。しかし、キャラクターのスキルは、基本的に発動するまでに予備動作が挟まるため、すぐには行動できず、予備動作中に敵の攻撃をガンガン受けるハメになってしまう。そのため、戦闘ではこの“Turn()”というスキルを利用してのバトルが基本となるわけだ。

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敵の攻撃を避けながら“Turn()”のクールタイムを待ち、発動できるようになったら即発動! 攻撃をたたき込んだらまた距離を置く。この戦闘はかなりユニーク。アクションRPGの多くは、ゴリゴリ攻め立てるものが多いが、本作ではとにかく戦略性というものが重視されているように感じられる。実際、攻撃を避けながら敵の動きを誘導し、“Turn()”1回で敵を殲滅させられると、非常に気持ちがいい!!

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じつはこのタイトル、PlayStation 4でもPCプラットホームでもリリースされているタイトルで、そこでもおおむね高い評価を得ている。それを体現するように、ストーリーは重厚だし、音楽からも世界観を感じられて非常にゲームと親和性の高いものになっていると思える。しかし、システムがちょっと複雑で説明不足なところが多い。だが、世界観や音楽、ドラマチックなストーリーは、いわゆるソーシャルゲームでは体験できないレベルの仕上がり。アクションゲームに興味がいない人でも、純粋にひとつのドラマとして楽しんでみるのもあり。

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Transistor

ジャンル
アクションRPG
メーカー
Supergiant Games, LLC
価格
1200円[税込]
対応機種
iPhone 5、iPad 4、または iPad mini 2 以降

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