懐かしいドット絵の『クルセイダークエスト』はバツグンのテンポとスピード感が楽しい良作!

2015-06-08 18:45 投稿

全世界のプレイヤー数800万を誇る作品がついに日本上陸

全世界で800万人がプレイしているという迫力パズルRPG『クルセイダークエスト』が、ついに日本に登場することになった。すでに事前登録は20万人を突破したらしく、かなりの盛り上がりを見せている。そんな中、5月22日~26日にクローズドベータテストが実施された。今回は、そのテストプレイを通じて得た感触や雑感について書き連ねてみる。

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▲登場するキャラクターたちはフルボイスでしゃべりまくる。もちろんオプションでボイスの有無を選択可能。

『クルセイダークエスト』はこんなゲーム

10分に1ずつ回復するスタミナを消費してシナリオに挑むのが基本的な進行。プレイヤーは新入り勇者を操り、堕落した女神たちを救いながら、宿敵である使徒の復活を目論む闇の勢力と戦っていく。

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▲シナリオ展開のほかに、村の中でクエストを受けることもできる。

勇者には6つのクラスが存在し、その中から任意の3人でパーティーを編成し、戦闘に挑むことになる。勇者自体はもちろん、使用する武器、スキルにもレベルやランクの概念がある。

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▲キャラクターのクラスはウォーリアー・パラディン・アーチャー・ハンター・ウィザード・プリーストの6つ。
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▲レベルを最大にしたうえ、条件を満たすとランクを上げることができる。

そのほか、勇者をランクアップのためには名誉が必要だったり、勇者を訓練するためにはパンが必要だったり、何をするにもお金が必要だったりと、まあ、いろいろ細かい要素がある。勇者に設定されているパラメーター関連もかなり細かい。それらをすべて文章で説明しようとすれば、かなりの分量になってしまうほどのボリュームである。

そう聞くと煩雑なように感じるかもしれないが、実際にプレイしてみるとまったくそんな印象は受けない。これは序盤のシナリオがそのまま、チュートリアルの役割を果たしてくれているためだ。プレイを進める中で、膨大な情報をひとつずつ身につけていくことができる。ゲームの基本中の基本ではあるが、そういった重要な部分を丁寧に作っているところがこの作品の人気を確かなものにしているのであろうし、好感が持てる。

楽しさの核となる戦闘

『クルセイダークエスト』の戦闘は横スクロールアクション。迫ってくる敵に対し、オートで行われる攻撃を加えながら、画面下にランダムで流れてくるスキルブロックをタイミングよく使用しながら敵を倒す。スキルブロックは最大3つまで横につなげることができ、それによって威力も上がるため、使用する順番も大事になってくる。

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▲強敵に備えて任意のスキルをあえて溜めておくなど、シンプルなわかりやすさの中にも確固たる戦略性が存在する。
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▲画面をタップすることで、パーティーに同行している女神のスキルを使用することができる。

勇者のクラスにはそれぞれ、MMORPGにおけるタンク、ヒーラー、アタッカーとしての役割があるので、どのようなパーティー構成にするのかを考えるのも楽しい。また逆に、理想のパーティー構成を念頭に置いたうえで、狙いのクラスの獲得、育成を目指すなど、ゲームの世界にのめり込む度合いは相乗的に高まっていく。

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▲いくつかあるスキルから使いたいスキルを覚えさせる。仲間にしたキャラクターが多いほど覚えられるスキルも増えていく。

戦闘のエフェクトはかなり派手。だが、それよりも特筆すべきは戦闘の展開がとにかく速いということ。敵の位置を見極め、パーティーのHPを確認し、使用スキルを瞬時に判断しつつ、女神のスキル使用のタイミングを伺う、といった具合に、なかなか忙しい。だが、その忙しさが全体的なテンポのよさにつながっており、プレイの中毒性を高めている。シナリオにおける演出も必要以上に過剰にならず、いい意味であっさりしていることも、そういった事実に拍車をかけているように思う。

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▲正直、プレイ中はエフェクトを楽しんでいる余裕はない。わりと必死。

豊富なエンドコンテンツ

今回は期間限定のクローズドベータということで、戦闘し、勇者のレベルを上げ、パーティを試すという、育成を楽しむ段階で終わってしまったため、その先にあるエンドコンテンツには触れられなかった。サービス開始後は、PvPを楽しめる決闘場、莫大な報酬が期待できる古代のダンジョン、ほかのプレイヤーと協力して巨大な強敵に挑むワールドボスといった要素も用意されているという。

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▲手塩にかけて育成したパーティーの強さを試すための場もきちんと用意されている。

古い世代が涙するノスタルジックなグラフィック

基本グラフィックはどこか懐かしさを感じさせるドット絵。そのため、画面の大きいタブレットでプレイすると少々ぼやけてしまうが、スマートフォンサイズなら古きよき時代の雰囲気がつぶさに感じられるはずだ。また、先にも述べたように戦闘がスピーディーであるがゆえに、素早く状況を把握するためにも、視認範囲が狭いスマホのほうが遊びやすいような気がする。

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▲ゲームってこれくらいでいいんだよなあ、と、遠い目をしたくなる。
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▲勇者の紹介の中、ところどころで見られる少々の毒がなかなかおもしろい。

サービス開始は6月中旬予定とのこと。とにもかくにも1度プレイしてみることをおすすめする。抜群のテンポとスピード感の中に共存する、新しさと懐かしさをぜひ体感してほしい。

【事前登録はこちら】

クルセイダークエスト

ジャンル
アクションRPG
メーカー
NHN エンターテインメント
配信日
2015年6月予定
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、Android

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