【超熱血パズドラ部】第1492回:ブライダルガチャの結果は
2024-07-16 11:25
2015-06-04 19:14 投稿
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「大塚さん…………勝負ッ!!!」
「望むところ!! うりゃあああ!!!」
薄暗いバーの片隅に轟く男女ふたりの怒声--。サーベルのように研ぎ澄まされたふたりの人差し指が、恒星のように輝くスマホの画面を滑って……!!
「あっ!!!!!?」
「えっ!!!!!?」
いったい何が行われたのか--? ここで時計の針を、2週間ほど巻き戻す。
いつものように馴染みのバーの扉をくぐると、目ざとく俺の姿を認めたバーテンのAちゃんが声を掛けてきた。“女角満”として一部(俺の仲間界隈だがw)で話題の、木属性使いの女の子だ。
「あ! 大塚さん!! グリーンドラゴンフルーツ集め、調子はどう??」
パズドラーとして成長著しいAちゃんのライフサイクルはいまや完全に“パズドラ基準”となっており、「ご注文は??」とオーダーを取るよりも先に「ご……ッドフェスだけどさー」とパズドラトークが飛び出してくる始末である(若干オーバーだな)。
そんなAちゃんと俺の最近のトレンドは1も2もなく“グリーンドラゴンフルーツを利用してのヴェルダンディのスキル上げ”。5月26日よりグリーンドラゴンフルーツが“時空調律陣・木火”を纏うのに合わせて、1匹でも多くコイツをキープすることに躍起になっていたのであった。
俺もAちゃんも、所持しているヴェルダンディは“完成まであと1歩”のところまできていた。レベルはMAXで、+値も最高の+297。スキルレベルは、俺のヴェルダンディが“2”、Aちゃんのソレが“4”という状況で、夢の“ハイパーヴェルダンディ”に片手が届きかけていたのである。この日、我々は互いのスマホ画面を覗き込みながら口々に「グリーンドラゴンフルーツを混ぜるときは、いっしょにやろう!」、「抜け駆けは許さん!!」と言い合い、近日中の再会を約束して俺は店を出たのであった。
そして、今週の火曜日。ついに勝負のときがやってきた。
覚悟を決めた俺が店の扉をくぐるなり、Aちゃんの声が響く。
「あ!! 大塚さん!! ヴェルダンディのスキル上げ勝負しようよ!!!」
彼女も、約束を忘れていなかったようだ。俺はカウンター席に腰を下ろすなり「ジョニーウォーカーのブルーラベル」とレオン的な注文をし、続けてスマホを取り出してその画面をAちゃんに見せつけた。
そして、ドスの効いた声を出す。
「こちとらいつでもたぎってる……!! さあ来いやぁ!!!」
花山薫ばりの鋭い啖呵。しかし、Aちゃんも負けていない。
「おっしゃああ!! この日を待っていた!!!」
で、話は冒頭に戻る。合成素材にグリーンドラゴンフルーツを5匹セットした我々ふたりは、
「大塚さん…………勝負ッ!!!」
「望むところ!! うりゃあああ!!!」
と鬨の声を上げ、“合成開始”のボタンをタップしたのである。ちなみに、俺がこの日までに集められたグリーンドラゴンフルーツは、この5匹のみだった。何度やっても赤か青の果実が落ちてしまい、2週間前から1匹たりとも増やすことができなかったのだ。
なので、勝負はこの1回のみ。でも、5匹中4匹が当たりを引いてくれたなら、この1回でヴェルダンディをスキルマにすることができるじゃないか!!!
「頼む!!!>< スキルマになっちゃってくれ!!><」
すると……!!
なんとなんと! スキルマこそ無理だったが、5匹中2匹が当たりとなり、我がヴェルダンディのスキルが“2”から“4”にジャンプアップしたではないか!!
「うおおおおお!!! やったやった!!! あと2でスキルマだ!!!!」
喜びのあまり高価なジョニーウォーカーブルーラベルを頭からかぶっていると、Aちゃんも「きゃーーーーー!」と嬌声を上げた。見れば彼女も当たりをひとつ引き、ヴェルダンディのスキルレベルは“5”に。完成にリーチをかけたのだった。俺たちは互いの健闘を称え合い、
「なんとか今週中に、ヴェルダンディのエンディングを迎えよう!!!」
と誓ったのであった。
そして迎えた6月4日の木曜日。
俺は曜日が木曜日に切り替わるや「フンガーフンガー!!!」と鼻血を噴き出さんばかりの勢いで木曜ダンジョンの超地獄級に飛び込み、グリーンドラゴンフルーツ狩りに突入。すると何かを察したのか、ここ2週間まったく落ちなかったグリーンドラゴンフルーツがおもしろいように手に入り、スキルレベルアップのチャンスを俺に提供してくれたではないか。
こらえ性のない俺は、「片っ端から混ぜる!!!」と言い切り、グリーンドラゴンフルーツをゲットするたびに1匹ずつヴェルダンディに食わせていった。が、
1回目は、失敗。まあ、こんなことは想定内すぎて怒りも込み上げてこないわ。さあ、つぎだつぎ。
お! また落ちた!! さあ喰え!! いますぐ喰えよヴェルダンディ!!!
すると……!!
うおおおおおおお!!!! スキルレベル上がったぁぁぁぁああ!!! こ、これでAちゃんに並んだぞ!!! あとひとつ!!! あとひとーつでヴェルダンディが完成するぞおおおおお!!!
「おしっ!!!! この勢いで、一気にいくぞ!!!!」
俺はひたすら、夢見洞に潜り続けた。
ボトッ!
はぁはぁ
シーーーン
ボットン!!
はぁはぁはぁ!
シーーーーーン
ボトンはぁはぁシーン……が永遠にくり返される無間地獄に堕ちてしまったのでは……と思いかけたころ、ついに、本当についに、歓喜の瞬間が訪れる。……そう、やったのだ! パズドラを遊び始めて早3年。ついにモンスターを“完成形”にすることができたのである!!
↓その証拠写真。
ボトン!!
はぁはぁはぁはぁ!!
シーーーーーーーン…………って、ええええええ!!?? ス、ス、ス、スルメが!!! じゃなくってスメルが!!! ……でもなくって、えええええ!!? ス、スキルレベルがついに!! ついについにマックスになったよぉぉぉおおおお!!!><
できたのだ!! こんな俺にも!! 大好きなヴェルダンディを、遥か先で霞んでいたゴールに連れていってあげることができたんだあああああ!!!!
パズドラとともにした3年1ヵ月の時の中で、間違いなくもっとも大きな達成感と喜びが俺の身体を包んでいる。木属性を愛し続けてよかった……! ヴェルダンディと出会えて、本当によかった!!!
「おっしゃあああああああ!!! ハイパーヴェルダンディ、完成~~~~~!!!!」
俺が歓喜の雄叫びを上げたころ、奇しくもAちゃんもヴェルダンディを完成させたようだった。最初こそどちらが早いかを競い合っていたけど、煮詰まるほどに一蓮托生の想いが強くなり、最後は互いにエールを送りあうようになっていた。
まあそれでも……。
俺のほうが、タッチの差で早かったけどな!!!!www
というわけで、つぎはヴィシュヌか?? それともオシリスか!? プラントアーミーズの快進撃は、まだまだこれからだ!!
おしまい。
大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman
大塚角満(おおつか・かどまん)…… 週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モ ンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。ファミ通Appでは、“熱血パズドラ部!”を始めとするスマホゲームの執筆活動も行っている。 |
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