【東京インディーフェス】NEXONが語るインディーズへの支援と取り組み
2015-05-08 22:39 投稿
ネクソンは支援に熱心
ネクソンは本日(2015年5月8日)秋葉原UDXにて行われた東京インディーフェス2015において、インディーズメーカーへの支援や取り組みについて講演を行った。
韓国では2010年からNPC(NEXON & Partners Center)という取り組みを行っている。これはネクソンとパートナーシップを結んだ企業を入居させ、オフィスを貸し出す仕組み。
この制度は、ゲーム業界に貢献したいという目的から、開発力はあるが企業として力が無かったり、予算が無かったりする企業が困るものはオフィスではないか、という発想から生まれた。
日本では同様の制度は行っていないが、ネクソンがアメリカやヨーロッパで行っているように、株式投資やプロジェクトへの投資、IPライセンスの貸し出しなどによる支援を考えているとのこと。
数字よりも品質を重視
ネクソンがインディーズのメーカーとパートナーシップを組むときの条件は”クオリティが高いゲームを作る”ことと”チームワークがあること”のふたつ。ファイナンスやプランについても見はするものの、そういった”数字”よりも、クオリティと情熱のほうが高い比重を持つとのこと。
ここでいうクオリティとは、単純に”ゲームがどれだけ面白いか”のただ一点。ゲームは面白いけどマネタイズが不十分といったタイトルは、むしろネクソンからノウハウやアイディアが出せるので考慮しないとのことだ。
モバイルにもヒットを
日本ではPCゲームのイメージが強く、モバイルは大型ヒットがないというイメージのネクソンだが、今年3月にはスクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXI』のモバイル版を作る契約をするなど、今後の動向が楽しみだ。インディーズのメーカーともパートナーシップを組み、世界で戦えるものを作っていきたいとのこと。
講演では、最後にメッセージとして「品質とチームワークがあり、ユニークなゲームを配信したいという人がいればぜひいっしょにやりましょう」と締めくくった。
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