家電との融合で少女は本当に可愛くなるのか!?　”リアル家電少女”で検証してみた

擬人化の波は家電製品にまで！

ゲームやアニメなどでは親しみ深い“擬人化”。その歴史をさかのぼると、古くは古代ギリシャの擬人法からはじまる（らしい）。

昨今のゲーム業界で言えば、『艦隊これくしょん～艦これ～』の“艦艇”や『刀剣乱舞』の“刀”といったマニアックな領域に踏み込まないとヒットが難しいほど、ある種飽和状態になっているといっても過言ではない。

マニアックな道を突き進むあまり、大腸菌の擬人化作品が出ることを知った日には、日本もようやく始まったなとも思っていた。

そんな擬人化ブーム真っ只中のいま、誰しもが考えそうで思いつかなかった、まさに隙間中の隙間を突いたゲームが配信される。その名も『家電少女』。ご存知のかたもおおいことだろうが、その名の通り“家電擬人化”ゲームである。

『家電少女』は登場するキャラクターたちの見た目から、イロモノの様相を感じる人も多いことだろう。だが、世界観の構築やゲームシステムなど、いたって堅実なつくりになっている。

一見すると身体の大部分を占める家電に違和感を覚えるかもしれないが、彼女たちはそうした違和感もひっくるめて、愛らしさで満ち溢れている。

そんな家電少女たちを眺めていて、記者はひとつの真理にたどり着いた。

一見アンバランスな風体に見せかけて、相対性理論か何かわかんないような超凄い感じの力によって成立させられている“家電との融合”。

それによって彼女たちの魅力が倍増しているのではないか、と。

え、言っていることがよく分からない？

つまり……女の子に家電が融合されるだけで、その子の魅力が2倍、いや3倍……10べぇかめはめ波！（孫悟空風）になるはずなのだ。

そう思った記者は、手近な女子で“家電+女の子で可愛さが倍増するのか”実験をしてみた。

残念ガールも家電の力でモテモテに

今回編集部を、いや日本を代表して家電との融合を果たすのは、ファミ通App編集部のアイドル（笑）的存在の“みぃこ”嬢（20・♀）。

入社当初こそは、そのハイクオリティなルックスに多くの男性陣がノックアウトされていたが、最近では隣の席に座る編集部員の岩田ジュビ漏から「顔がデカイ」とFUJIWARAのフジモン氏のような扱いを受ける始末だ。

そんな彼女も家電との融合を果たせば、もしかしたら顔が小さくなる……ではなく、あの遠い夏の日に忘れてしまった”何か”を取り戻せるかもしれない！

見よっ！　これがリアル家電少女だ！

まずはリアル家電を手に撮影。この表情を見れば分かるように、全身の毛穴という毛穴から「私かわいいでしょ（ドヤッ」感が伝わってくる。なんともいらっとする写真の数々だ。

■みぃこ.feat 一眼レフ

■みぃこ.feat 体温計

■みぃこ.feat ドライヤー

■みぃこ.feat 乾電池

ここまで写真を撮影してみて気づいたのだが……家電を持っただけでは可愛さがいまいち伝わってこない！

はっきり言って「かわいくない！」（被写体のせいではない）。

そんな折に、偶然横を通りかかった編集部の小宮元年。撮影風景を見るやいなや

この表情。

みぃこには申し訳ないが、記者にもその気持ちはよく分かる。

ちょうど一眼レフを手に持った状態の写真を撮影していたところだったのだが、「自由が丘の駅前とかで、不審者まがいの様子でカフェの看板を撮影したり、青空を撮影したりして悦に浸ってるサブカル女子みたいだー！」（小宮）とひと言。

小宮氏よ！　みぃこは悪くない！　この状態では“家電と少女の黄金比”が成立していないからなのだ！

見よっ！　これが家電少女だ！

家電少女誕生に向けて撮影し終わった写真と『家電少女』のイラストを照らし合わせつつ、ついにその黄金比を見つけ出すことに成功！

これがリアル家電少女だーーー！

先ほどの“家電を持ったみぃこ”に比べたら、その魅力は億千万の胸騒ぎ状態。

エキゾチックな出会いに期待をしちゃうくらい小粋な写真ではあるが、正直もうワンポイントほしいところ。

そこでクソコラ写真の上にクソキャッチを載せてみた。

ノーマルみぃこの頃とは比べ物にならないほどのキュートさが、そこにはあった。

撮影のときに爆笑していた小宮氏に、Newみぃこの写真を見せたところ。

どうやら心が疲れているようだったので、その後温かいミルクティーを差し入れてあげたのは言うまでもない。

さらなる魅力を求めて

みぃこの写真で満足しかけた記者ではあったが、ここからさらなる冒険を試みる。

それは“故障”の再現である。

故障とは、『家電少女』内で敵キャラクターを倒した際に、家電少女の衣服が破れて大胆な様子になること。

家電との融合に加えて、衣服までボロボロになった日には……（はぁはぁ）

さっそくこのことをみぃこに相談したところ

秒速5センチメートルのスピードでビンタされた。

みぃこには断られてしまったが、この程度で諦めるほど記者もやわではない。企画を実現するため、この男に協力を仰いだのであった。

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