女子高生がゲームをプロデュース!?おやじを捕まえる『おやじGirly(狩)』
2015-04-02 17:48 投稿
JK GAME CONTESTとは?
原宿、代々木体育館で行われている、女子高生のためのイベント“シンデレラフェス”。職業体験やライブイベントが行われる中、スマートフォンアプリメーカー、ガルボアが出展。“JK GAME CONTEST”と称し、女子高生の、女子高生によるゲーム開発を執り行うということでの出展だったようだが、まだ謎が多かったので、さっそく取材に行ってきた。
開発タイトルが決定! はたしてその内容とは?
取材の結果、今回の女子高生による女子高生のゲーム開発という企画は“シンデレラフェス”側からの企画提案だということが判明。ガルボア 専務執行役員の中村文彦氏曰く「意外かもしれませんが、女子高生の進路希望の中にゲーム開発という声が一定数あったらしく、それでお話をいただきました。しかし、ただそれでブースを出展するだけというのもつまらないので、女子高生のみなさんにイチからゲーム開発の流れをすべて体験してもらおうと思いました」とのこと。
さらに詳しく話を聞いたところ、プログラミング全般から、UIデザイン、キャラクターデザインのブラッシュアップを除く「企画立案、ゲームシステム発案、マーケティング、PR、テスト」を女子高生に任せてプロジェクトを進めるようだ。
中村氏は今回の企画に関して「話をもらったときに、すごく面白そうだと思ったので、すぐ引き受けさせていただきました。ところどころで私たちプロが助言をしたりサポートしたりする面も出てきますが、基本的には女子高生のみなさん主体で進めてもらいます。ただ、Twitterを使ったPRや情報の発信力は女子高生たちもスゴイものを持っているので、そこは期待したいです」と述べている。
なお、今回のプロジェクトで開発されるアプリは、アプリ内課金のシステムを使い、そこで出た利益はすべて寄付に回すとのこと。なお、どういった方面に寄付をするかも、何らかの方法を使って女子高生たちに決めてもらうという。
ガルボアブースでは、そんな女子高生たちが作ったゲーム企画が3本を展示。ゲーム作りの常識に縛られない、自由な発想から生まれた企画はどれもエッジが効いたものとなっており、新鮮さが感じられるものとなっていた。なお、イベントステージでは、それら3本のプレゼンと、実際に開発を進める1本をきめるアンケートが実施され、会場を沸かしていた。
会場アンケートの結果、見事開発にこぎつけたのは、チームHAM工場の『おやじGirly(狩)』。本作は、弱き(女性)を助け、強き(男性)を挫くというコンセプトのもと生まれた作品。罠を張ったりなど戦略を練り、おやじを捕まえるカジュアルゲームとなるようだ。
これからは4月に開催されるニコニコ超会議に向けて企画を煮詰めていくという。また、開発は東京ゲームショウでのリリースを目指して進んでいくそうだ。
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