低迷中だったDeNAの放置系ゲームが起死回生のアップデートで劇的に変わった……って本当!?

2015-02-19 18:01 投稿

合成&進化に疲れたユーザーのための放置系ゲームを目指して

原始人のような不思議ないきもの“ガブリン”をワラワラと探検に出発させて、未開の大地を開拓していく放置系シミュレーションゲーム『ガブ×2 アドベンチャー』(以下、『ガブアド』)。

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2014年10月に配信された本作は、ややニッチな世界観とゲーム性ながら、ファンに愛されるゲームを目指して地道にイベントとアップデートを重ねてきた。

そして、2015年2月19日(木)、『ガブアド』で実施された大型アップデート。大量の新キャラクターと、まったく新しい放置系ミニゲーム“モグモグの森”が追加された。今回、『ガブアド』の開発経緯やアップデートの狙いについて、本作を手掛けるディー・エヌ・エーのエグゼクティブ・プロデューサー、馬場保仁氏を直撃した。

馬場保仁氏

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▲ディー・エヌ・エーのエグゼクティブ・プロデューサーである馬場氏……ではなく、馬場氏に似たガブリン!?

『ガブアド』のコンセプト、ガブリンの誕生秘話に迫る

――まずは、『ガブアド』を作ろうと思ったキッカケや開発の経緯について聞かせてください。

馬場氏(以下、馬場) 大前提として、“いろいろなタイプの遊びを体感するゲームを作らなければいけない”という使命感みたいなものを持ってまして。僕自身、かつて家庭用ゲームを作ってきて、ソーシャルゲームの世界にやってきました。ソーシャルゲームのガチャを否定するつもりはないし、同じようなタイプのカードゲームを作ることがダメとは言いません。ただ、僕は家庭用ゲーム畑から来た者として、ずっとソーシャルゲームの世界でやってきていない人間だからこそ作ることができるゲームを作りたい。毎回、ゲームを作るごとに違ったチャレンジや新しい遊びを入れていかなければならないと考えているんです。

――『ガブアド』もそういった思いから誕生したわけですか?

馬場 そうですね。自分でも感じることですが、ひとりが同時に遊べるゲームって3本くらいが限界じゃないですか? 昔、弊社の小林賢治が「ソーシャルゲームは隙間時間で遊ぶ」と言ってましたけど、ほかのゲームを遊ぶサイクルの中に食い込んでいけるスタイルのゲームを作りたくて生まれたのが『ガブアド』なんです。ある程度セットしたらあとは放置しておけば、その間にガブリンたちがモンスターと戦ったりアイテムを収集してくれる。そしてまた次の作戦を立てたら開拓に向かわせるという、プレイヤーが何かをやりながらも遊ぶ時間のマネジメントをしやすくできるようにしているんです。ライフスタイルというか、その人の生活サイクルの中に新たな立ち位置として『ガブアド』を置けないかなと思ったわけです。

――なるほど~。ちなみになぜ原始の世界が舞台なのでしょうか?

馬場 昔、原始人たちがワラワラとマンモスに向かっていく食品のCMが放送されていたのを覚えてますか? あのCMの原始人たちのワラワラ感をゲームで表現してみたいよね、というところが発端ですね(笑)。

――今回のアップデートでは、原始人を離れたキャラクターもたくさん登場するようですが。

馬場 “ファミキング”のような原始人っぽくないキャラも早い段階から登場しましたからね(笑)。その懐が深くユルい世界観も、本作の魅力のひとつとしてとらえていただければと。

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大型アップデートを実施した真意とは?

--2015年2月19日に実施された大型アップデートの内容について教えてください。

馬場 『ガブアド』は“ガブリン”といういきものに指示を出し、放置している間にモンスターと戦い、原始の世界を開拓するという放置系シミュレーションゲームですが、放置している待ち時間にも遊びの要素を入れてみようと思いました。今回のアップデートでは、放置している間にいろいろないきものが集まってきて、それらを捕まえることができるミニゲーム“モグモグの森”という遊びが追加されました。これまでの『ガブアド』は遠くの探検になると、どうしても待っている時間も長かったですが、その待ち時間を利用して“モグモグの森”でガブリンたちと戯れていただければと。

モグモグの森
▲これが“モグモグの森”!

--見たことがないキャラクターがたくさんいますね。

馬場 “ガブガブ族”に加え、新たに“モグモグ族”という一族を登場させました。幕末志士ようなモグモグ、かしわもちのようなモグモグなどなど……とにかく大量にキャラクターを増やしたんです。

新登場のモグモグ
▲新登場したモグモグ族のガブリンたち。その見た目もバラエティ豊か。

――どのような経緯でこの“モグモグの森”を入れることが決まったのでしょうか。

馬場 探検を待っている間の楽しみを提供することと、“ガブリン”の人気に応える形です。『ガブアド』はキャラクターたちがワラワラと探検している様子がかわいいという声を多くいただきました。探検は放置とはいえ、リアルな時間をひきかえに使うシミュレーションですので、ゲーム性としては硬派で考える重みがある内容です。それとは対照的に、待っている間にとにかく気軽に、ガブリンたちのにぎやかさとかわいらしさを味わえる遊びがあると、よりゲームを楽しんでいただけるのではと考えました。

リリース当初は少しわかりにくかった『ガブアド』の変化

――冒頭で馬場さんがおっしゃったとおり、たしかに『ガブアド』は隙間時間に遊べるゲームですが、リリース当初はやや目的や遊びかたがわかりにくかったかなと感じます。

馬場 2014年10月のリリース当初は、そのような意見も多くいただきました。ガブリンたちが未知なる世界を目指す。つまりマップを開拓していくこと。その目的をより明確にするために、アップデートも重ねてきました。リリース当初は、マップを進めると新たな洞窟が開き、つぎに進めるだけというだけでした。ユーザからすれば「そうですね」で終わってしまっていたと思います。現在は、各マップにボスモンスターが登場し、その強敵を倒す必要があります。画面の情報量やUI(ユーザーインターフェース)なども、改修を重ねています。

――『ガブアド』の本編、“探検”のほうもパワーアップを重ねてきたのですね。

馬場 今回のアップデート内容はもちろん、リリース当初にはなかった、さきのマップももちろん増えています。以前プレイしていて止めてしまったという方も、このアップデートの機会に、またぜひ『ガブアド』の世界をお楽しみください。

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▲そう言って最後にユーザのみなさんに向けて頭を下げた馬場氏……のようなガブリン。

※『ガブ×2 アドベンチャー』公式サイトはこちら

ガブ×2 アドベンチャー

ジャンル
放置型開拓ゲーム
メーカー
ディー・エヌ・エー
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 5.1以上対応、Android OS 2.3以上対応

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