｢おもしろければいいじゃん！｣の見本、『ソリティ馬』に夢中！

ゲームって、これでいいんだな！

大塚角満です。

先日、ニンテンドー3DS版の『ソリティ馬』について書いた記事をこちらにアップしてもらいましたが……それだけではまったく足りず、アプリ版の『ソリティ馬』についても書いちゃった！！！ｗ　どうぞ読んでやってください。

『ソリティ馬』がスマホアプリとなって配信された

1年ほど前に超絶ハマっていたニンテンドー3DS用のダウンロード専用タイトル『ソリティ馬』が、ついにスマホアプリとなって配信された。

“競走馬育成ゲーム”と“競馬レースゲーム”に、何をどう考えてたどり着いたのか知らないがトランプの“ソリティア”をくっつけてしまったという前代未聞の設定に、1年前に初めて触ったときには｢！！！！！！！？？！？！！｣と大いに驚いたものだ。でも、ナンセンスな世界観ながらゲームとしての完成度がひたすら高く、改めて｢ゲームはおもしろければいいのだ！！！｣の思いを再認識させられたりした。

そんな、ある種の“事件”だった『ソリティ馬』だけに、ニンテンドー3DS版をさんざん遊んだ俺ではあるがスマホ版も迷わずダウンロードした。そして会社の自席に座りながら、

（愛馬のつぎのレースは、G1のマイルチャンピオンシップ……。いかにソリティアに集中できるかにかかっているな……）

と、仕事に集中しなきゃいけない場面でソリティアに集中する算段ばかりをしている。そんな“のめり込まざるを得ない魔力”を『ソリティ馬』というゲームは秘めているのだ。

ゲームの内容は、改めて書く必要はないかもしれない。というのも前出の、

競走馬育成ゲーム＋競馬レースゲーム＋ソリティア＝ソリティ馬

という足し算ですべてが言い表せてしまっているから。それでも、｢トランプゲームのソリティアが、どう競馬にからむんだよ！｣と気色ばむ人がいるかもしれないので説明すると、ソリティアは自分の愛馬がレースで走っているときにプレイする。いろいろと細かな要素はあるのだが、ソリティアの内容がどう反映されるのかと言えば、

・ソリティアがうまくいく＝愛馬が気分よく走る
・ソリティアで失敗する＝結果はお察し……

と言った感じ。ソリティアの良し悪しは愛馬の“脚”、“気分”、“折り合い”なんて部分に影響を及ぼし、馬が持っているポテンシャル（スピード、スタミナ、脚質、特性など）、レース中のコース取り、最後の直線のムチの入れどころ……などといった要素と複雑に絡み合って、勝敗の天秤をガタガタと揺らす。能力の高い馬を育てることができ、G1で1番人気になったとしても、ソリティアで致命的なミスを犯したらビリになることもあるし（しょっちゅうです）、逆に、｢こいつは紛れもない駄馬だ……｣と思って捨て鉢にレースに臨んでも、あれよあれよとソリティアでパーフェクトを連発してG1で勝ってしまう……なんてこともあり得る。能力だけでは決して勝てない、競馬で言うところの“勝負のあや”のようなものが、ソリティアという外的な要素を組み合わせることで見事に表現されている……と、レースをするたびに思わされる。本当に、よく考えたものだなあ。

スマホ版の『ソリティ馬』を始めて早々に、俺はふたつのG1を獲った。どちらも、能力的には大したことのない馬で（ゲーム開始から2頭目だったしｗ）、いわゆる“大穴”を開けての勝利だった。

この話を、昼飯を食いながら中目黒目黒に話して聞かせた。｢駄馬だと思っていても、ソリティアしだいでどうにかなっちゃったりするのが超楽しい！！｣と言って。すると、競馬のケの字も知らない目黒だったが、｢なんだか、おもしろそうっすね｣とつぶやき、その場で『ソリティ馬』をダウンロードしたではないか。

｢ためしに週末、ちょっと触ってみます｣

と目黒。俺は（しめた！）と思った。ふつうの競走馬育成ゲームだと、ダービーすらも知らない目黒がハマることは絶対にないと断言できるが、『ソリティ馬』だったら可能性があるんじゃないかと思ったのだ。

そして数日後、思った通り、目黒から以下のようなメッセージが届いた。

｢『ソリティ馬』ヤバい！！ｗｗｗ　週末、夢中になって遊びすぎて、家族に怒られましたよ！！！ｗｗｗ｣

ヨシ！！　1匹釣れた！！！ｗ

その日から、俺と目黒のランチタイムは『ソリティ馬』の話題で埋め尽くされている。……いや『ソリティ馬』以前に、｢競走馬の脚質とは……｣、｢レースのグレードとは……｣、｢血統とは……｣という、競馬の基礎知識を教える授業みたいになっているんだが（苦笑）。もちろんその間に、｢いかにソリティアを成功させるか｣という共通目標に向けた情報交換もしているけどね。それほど熱中してプレイしているので目黒のスキルもグングンと上がり、あとちょっとでG1勝利に手が届く……という馬が育ち始めてきた。

いま俺たちは、勝負の真っ只中にいる。それは、

“どちらが先に日本ダービーを制するか！？”

というものだ。

競馬の祭典・日本ダービー制覇の称号は、すべての競馬人の憧れ。『ソリティ馬』という、ちょっと変わった競馬世界だが、ダービーのブランドは現実世界と変わらないのだ。

どちらかがダービーを制したら、つぎは有馬記念か？　おつぎは全クラシック制覇？？　そして最後はG1コンプリート！？

どうか皆さんも、この勝負に参戦を！ｗ　競馬を知らない人でも、きっと楽しめると思いますよ！！

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