【独占レビュー】『クレタク』最新作(基本無料!)をプレイさせてもらったら衝撃すぎた

2014-07-31 12:12 投稿

スマホでもやっぱりクレイジー

往年の名作『クレイジータクシー』のシリーズ最新作『Crazy Taxi:City Rush』が、2014年8月1日(つまりは明日!)にiPhoneで登場予定との知らせが入ったのはつい2日ほど前。

あと3日でプレイできるようになるとはわかっていたが、いてもたってもいられない! ということで、いち早くプレイさせてもらった。本記事では、気になるゲーム内容を説明しつつ、やってみた感想をレポートするぞ。

[関連記事追記]
※【新作】何でもアリのタクシー再び! シリーズ最新作『Crazy Taxi:City Rush』配信開始 

▲配信開始となったので追加!

かつてゲームファンを虜にしたドライブアクションゲーム『クレタク』。“タクシー”を題材にした点もユニークだったが、何より客を目的地まで送り届けるためなら何でもアリな点にファンは注目。逆走、激突、大ジャンプ、道なき道を突き進み、仕舞いには海中も走るという、紛れもないクレイジーさに笑い転げながら「疾走感と爽快感がスゲェ!」と、最高の賛辞を送ったものだった。

そんな『クレタク』の最新作で、まず衝撃だったのが基本無料という点。シリーズに触れたことのない人も、気軽に触れるきっかけになることだろう。

 

▲縦画面でも横画面でも好きなほうで遊べるのがうれしい。ゲーム中にいつでも切り換えられる。ポップな配色もイカす。

気になる運転方法やあれこれ

本作は、完全なスマホ向けタイトルということで、タッチやフリックといった簡単操作でクレイジーなドライビングが堪能できる仕組み。タクシーはラン系ゲームよろしく、つねにフルスロットルで走り続けるので、プレイヤーはステアリング操作を担当して対向車などを回避する。また、任意に発動できるブーストで超加速し、対向車を弾き飛ばしたりすることも可能だ。

アクセルワークができないのはどうなのよ? と思うかもしれないが、基本的に『クレタク』はアクセルべた踏みで遊ぶもの(筆者はそうだったw)なので何ら問題ない。むしろ自然過ぎて気付かないかもしれない。

▲フリックで車線変更、長押しでコーナリング。目的地へは画面上部にある矢印のガイドに従って走ればオーケーだ。
▲ガイドを無視して自由に走ることも可能。道を間違った場合はターンして復帰できる。

客を目的地まで運んだら画面を連打してブレーキング。うまく停車して客を降ろしたら、新たな客を乗せてつぎの目的地を目指していく。客を運んでいる行程で制限時間がなくなると、ミッション失敗。基本的なゲームの進めかた自体は、過去のシリーズとあまり変わらない。

▲ゲージが最大になると停車し、客を降ろすとタイムが増加。また、ドリフトしたり、ギリギリで対向車を避けたりすると客が喜びチップが増える。

なお、本作はミッション形式になっており、チャレンジするごとにガソリンが減少。時間経過によってもガソリンは回復するが、課金して購入するダイヤモンドを使用すれば即時回復も可能だ。また、ダイヤモンドは後述するカスタマイズに利用するゲーム内通貨やニューマシンの購入、特別なボーナスが付与されたドライバーを雇ったりする際などにも使える。

▲5倍のボーナスが付与されるトリックスター。お金を稼ぎたいときに雇うとガッポリ稼げる。

多彩なエリアで待つ衝撃のミッションの数々

ダウンタウンやビーチ、アップタウンといったエリアごとに、さまざまな内容のミッションが用意されている。お金稼ぎに丁度いい通常営業のミッションのほか、1日1回しか受けられないデイリーラッシュや戦車を操作してクルマを破壊するミッション、徐々に難度が上がるRANKミッションなど、その内容は多種多様。

プレイヤーはこれらのミッションに挑戦しながら資金を調達し、マシンをパワーアップしながら活動範囲を広げていくことになる。別のエリアに移動するには、HQマークの付いたメインミッションをすべてクリアーすることが条件となる。

徐々に活動範囲が広がっていくのは大きなモチベーションになるので、非常にグッド。客のひとりひとりがリスト化されており、乗車させると報酬でダイヤモンドがもらえるのもいいやり込み要素だ。

▲最初に訪れるダウンタウン。ミッションの中には1度受けると、すぐに受けられないものもある。もちろん、ダイヤモンドで解決可能。
▲タクシーではなく戦車を操作! クレイジーなことに、主砲でクルマを撃破して渋滞を解消すれば資金の調達ができる。
▲ミッション中は、ノリノリのミュージックで気分を盛り上げてくれる。本作のBGMもすばらしい。また、自分で好きな音楽を流すこともできるのだとか。

ゲーム性にかかわるカスタマイズもイカしてる!

リアル世界でタクシーをカスタマイズなどトンデモナイ話だと思うが、本作にはそんなしがらみは一切なし。ド派手なカラーでデカールをべたべた。異形のマフラーを取り付けて街中を暴走できてしまう。パーツの種類は当然ながらバラエティーに富んでいるので、自分の個性をいかんなく発揮したマイタクシーを作ることができる。

まあ、プレイヤーの中にはあまりこういったカスタマイズが好きじゃない人もいるかもしれないが、本作においては絶対にやるべし。これらのデザイン変更は見た目の変化だけでなく、乗客にも影響を与えるからだ。すなわち、チップを弾むようになるのである。獲得資金が増えるとあれば、やらないのは大損。ぜひともこだわりのマイタクシーを目指してほしい。

▲お金が絡むと、デザインも本気で考えるようになる。しかもすごく楽しい(笑)。

もちろん、純粋に性能を高めることだってできる。タイヤ、ブースト、エンジン、ボディなどのパーツを強化することでミッション攻略がより容易になるだろう。また、より高額の資金が貯まれば高性能のマシンを購入できる。

となると、通常は格下のマシンは無用の長物になるところだが、本作ではそうはならない。タクシーの貸し出しが可能になり、長時間貸し出せば見返りとして運賃などの報酬が得られる仕組みだ。これはすばらしい!

▲お金をガンガン投入してパーツを強化。最初はやはり、ブースト回数やエンジンのパワーをアップするべきか。

まさしく正統進化

簡単操作でスマホ用でも、これはまさしく『クレイジータクシー』。シリーズの正統的なDNAをしっかりと受け継いでいると感じることができた。小難しいことを抜きにして、プレイするとスカッとする。ノリノリなBGMも秀逸で、聴いていると気分が高揚してくるから不思議だ。

リアルなハンドルを操作するアーケード版みたいな臨場感はさすがにないし、若干マイルドになっている気もするが、それでもスマホでこれだけ『クレタク』ができれば問題ないだろう。

筆者のようなおじさん世代は、懐かしさと新鮮さがない交ぜになって謎の感動を覚えた。やり込み要素も多く、非常に遊び甲斐があるのもいい。『クレタク』を知らない世代には、ぜひこのおバカなDNAに触れてみてほしいところだ。

[関連記事追記]
※【新作】何でもアリのタクシー再び! シリーズ最新作『Crazy Taxi:City Rush』配信開始 

Crazy Taxi:City Rush

メーカー
セガ
配信日
iPhone版は2014年8月1日予定、Android版は未定
価格
基本無料(アイテム課金制)
対応機種
iPhone

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