『Reckless Racing』最新作が発表! シリーズの歴史を振り返り

2014-07-09 21:24 投稿

ノーブレーキ、それが掟

スマートフォン黎明期から続く人気レースアプリ『Reckless Racing』シリーズの最新作が発表された。本シリーズタイトルを直訳すると「無謀なレース」。ゲーム本編はその何恥じぬ、まさに無謀なレースを体験できるものとなっている。では、具体的にはどのように無謀なのかを、シリーズのゲーム説明とともに紹介していこう。

Reckless Racing

当然だが、初代の『Reckless Racing』となるタイトル。エレクトロニック・アーツによるパブリッシングで世に出された本作の売りは、なんと言っても大量のヘアピンカーブが含まれたダートコースをノーブレーキのまま攻める気持ちよさ。カーブの外側が断崖絶壁であろうと、コース中に激流が走っていようととにかくノーブレーキ! どんなにキツく危険なカーブであっても、ケツをフリフリ土をえぐって撒き散らしながらドリフトを決めて走り抜くのだ。気持ちよくないわけがない!

オンライン対戦も搭載されており、国外で凄まじく熱い戦いが繰り広げられた名作。ただ、オンライン対戦のためのバランス調整か、利用できる車種は限られており、コースの数もさほど多くはなかった。だからこそ、コースのパターンを頭に細かく叩き込むことができ、熱いレースが展開できたのだが、少なからずそこに不満を漏らす声もあったとか。

▲土煙を巻き上げながら、前方車両とデッドヒート! どのタイミングでケツを滑らせ、インにもぐりこむかが勝敗を握る。
▲車種とドライバーは、どれも個性あふれるものばかり。横転したり崖から落ちなければなんでもアリという、ぶっ飛んだルールのせいか?

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※男の本能を呼び覚ます何でもアリの超過激レースゲーム『Reckless Racing』

Reckless Racing2

そんな前作からの要望を受け、車種とコースを大幅に増やしリリースされたのが2作目。要素を追加しただけでなく、グラフィックもよりリアルになって登場し、ファンを沸かせた。このグラフィックの進化の背景には「端末の進化」というファクターもあり、ここ数年での技術革新の勢いも再確認できる。

▲グラフィックは進化しても、ドライバーたちのムダに強い個性は健在。このイラッとさせる顔がイイネ!

また、2作目からは車のカスタマイズ要素も追加。前作は車のスペックが車種によって固定されていたため、自分が思い描く最高のマシンというのを手にすることはできなかったが、これにより「俺的最強マシン」を作れるように。といっても、ノーブレーキ&アクセルベタ踏みでコーナーに突っ込んでいくという仕様はそのままなので、カスタマイズにより干渉できる要素は最高速度、加速、操作性の3点のみだった。ブレーキなんかはただの飾りなのだから、それも当然だ。

▲レースの賞金を集めれば、車の購入からカスタマイズまで自由自在。もちろん、車のカラーリングもできる。

ユーザーの声を聞き、それをしっかりと再現した2作目は、当然のことながら世界的に高評価を得ている。しかし、デザインに凝りすぎたためか、タブレットでの利用を主眼に置いたためかは不明だが、UIが若干使いづらくなってしまったという声もあげられていた。しかしそれでも、ケツをフリフリ、コーナーに突っ込んでズビッとドリフトを決める快感は損なわれておらず、十分に興奮と脳汁が出る感覚を味わえる作りになっている。

▲土ぼこりを上げてコーナーを攻める快感はそのまま。コースにナビゲートも表示され、遊びやすくなっているような気もするが、ボタンが小さく、スマートフォンで遊ぶには若干の不自由があった。ただ、タブレットで遊ぶには最高!

そんなこんなで世界的にも待望される『Reckless Racing』の新作『Reckless Racing3』がいよいよ(?)公開されるというのだから、否応にも期待は高まる。今度はどのような新要素を取り入れ、どんなマシンで無謀なレースができるのか。非常に楽しみだ。

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