【新作レビュー】『Rival Knights』でド迫力の馬上槍試合を体験

2014-06-28 13:00 投稿

みんなもジョスト始めようぜ

「いや、ジョストって何だよ」という疑問の声もあるだろう。まずは『Rival Knights』の題材でもあるジョストについて簡単に解説しておこう。

ジョストとは中世の騎士たちが嗜んだ馬上槍試合、とくに一騎打ちのことを指す。あなたも映画などで、騎兵がランスを構えて互いに突進をかける場面を見たことがあるのでは?

ジョストは当たりどころによっては死ぬこともある危険な競技だが、なんと現代でも行われている。折れやすい槍を使用するなど安全面も多少は考慮されているようだが、命知らずの猛者だけが嗜む危険な競技であることに変わりはない。

一瞬の交錯ですべてが決する故に、騎士自身はもちろん見守る観客も極限の緊張感を味わうことになる。今風に言えばエクストリームスポーツのさらに過激なヤツってところか。

サッカーや野球なら、その気になればすぐにでも実際に始めることができる。しかし、ジョストは始めようとして簡単に始められるものではない。おそらく、この世のあらゆるスポーツの中でも1~2を争うほどハードルの高い競技だろう。『Rival Knights』はそんなクレイジーな競技を疑似体験できる、何ともマニアックなゲームなのだ。


[関連記事]
【新作】ゲームロフトの『Rival Knights』Android版も配信開始
【新作】騎士道の名誉を勝ち取れ!『Rival Knights』ゲームロフトより配信
【動画あり】ゲームロフトの最新作『Rival Knights』は騎士どうしの3Dド突き合いバトル

『モダンコンバット』シリーズや『アスファルト』シリーズで遊んだことのあるゲーマーなら賛同してもらえると思うが、ゲームロフト社のゲームは実写と見紛う美しいグラフィックも魅力のひとつ。『Rival Knights』でも美麗グラフィックは健在だ。甲冑の照り返し、しなやかな馬体、モーションキャプチャーによる躍動感たっぷりのアクションが噛み合って、騎士たちの一騎打ちがリアルに再現されている。

甲冑、馬、槍を携え、迫力の一騎打ちに臨め

本作はジョストをくり返してストーリーを進めていく、ミッションクリアー形式となっている。クリアー条件の違うミッションなども用意されているが、基本的な戦闘システムは同じ。ジョスト自体を楽しめるかどうかで評価が分かれそう。

では、準備段階から試合までの流れをお見せしよう。

ショップではゲーム内通貨の“コイン”、または上位通貨の“ジェム”を使用して装備を調えることができる。装備はヘルム、アーマー、馬、ランスの4種類。試合では、ディフェンス力、スピード、パワーの3要素のうち、ふたつ以上で相手を上回れば勝ちとなるから、基本能力値を高めておくのは重要なポイントだ。装備にはコストの代わりに重量が設定されているので、馬に乗れる重さに抑えなければならない。

▲“ディフェンス力”はヘルムとアーマーの性能で決まる。
▲馬の能力によってトップスピードと許容荷重が決まる。どこまで加速できるかはプレイヤーの腕次第。
▲“パワー”はランスの性能に左右されるが、性能を完全に発揮できるかどうかはプレイヤーの実力による。

なお、ショップでは装備の購入とは別にアップグレードも可能。アップグレードは装備を新調するよりも安上がりだが、能力の上昇はゆるやかだ。また、装備はカメラ位置を変更して、さまざまな角度から眺めることができる。慣れてきたら見た目重視で選んでもいい。準備が済んだら、いよいよ試合の始まりだ。

▲位置に着いて呼吸を調える。このタイミングでブーストアイテムを使用することも可能だ。

試合中には3つのアクションポイントがあり、アクションの出来によって基本能力をどれだけ発揮できるかが決まる。

▲アクションその1:スタート時に「3、2、1、GO!」の合図がある。「GO!」のタイミングで画面をタップし、急発進“フルスタート”を狙え。
▲アクションその2:緑のエリアを狙ってタイミングよくタップをくり返し、どんどん加速せよ。
▲アクションその3:接敵するとスローモーションになる。時間内にドラッグで槍の先端をサークルに近づけ、強力な一撃を放て。

はじめにも書いたように、3つのアクションを終えたとき、ふたつ以上の能力値が相手を上回っていれば、ド迫力の演出とともに相手を落馬させて勝利となる。このシーンがとにかく爽快なのだ。

▲敗北した相手の身体は宙空へと放り出される。

なお、それぞれのアクションを完璧にこなすと“クリティカルヒット”が発生して、ディフェンス力、スピード、パワーの3要素が基本能力値を超えた数値となり、相手を圧倒できる。

▲クリティカルヒットを決めるとスカッとする。
▲しかし、基本能力値に大きな差があると、クリティカルヒットなのに負ける場合も……悔しい!

こちらのミッションモードをプレイするには“ロイヤルシール”が必要。“ロイヤルシール”は時間経過によって補充されるほか、“ジェム”と引き換えに入手することも可能だ。

ちなみに、ミッションモードでは要所にボスキャラが登場するのだが、かなり個性的なメンツが揃っていておもしろい。「お前、騎士じゃなくて武士だろ!」と突っ込みたくなるようなサムライ風のボスも登場するぞ。

▲サムライ・タカムラ……出てくるのはずっと先だが、ただならぬ気配を感じるぜ。
▲ガイド担当エポニーヌの親類もボスとして登場。当面はカニング卿の打倒が目的となる。

全国のライバルと腕を競い豪華賞品を獲得

“ロイヤルシール”とは別に“ソーシャルシール”もある。こちらは他プレイヤーと戦闘をするのに消費するシールで、“ロイヤルシール”と同じく時間経過、もしくは“ジェム”と引き換えに補充される。期間内の入手スコアを競うランキング戦で上位に入れば強力な装備が入手できるぞ。

▲ランキング戦ではアクションを成功させるとスコアにボーナスがつく。一戦一戦を堅実に戦っていこう。

また、トーナメントで結果を出せば貴重な“ジェム”を大量に獲得できる。ただし、トーナメントに参加するには参加費として“ジェム”を支払わなければならない。結果がふるわないと大損してしまうことも……。

▲最低でも3位までに食い込まないと“ジェム”が減る結果となる。何としてでも勝たねば!

ひとまずはミッションを進め、初期装備を卒業することができたら、ソーシャル戦に挑んでみるといいだろう。本作はどのモードでも1試合30秒程度の短期決戦となっている。端末によってアプリが立ち上がるまでの時間は異なるだろうが、たった1駅の電車移動中でもサクッと遊べるので、通勤通学のお供にもオススメだ。

[関連記事]
【新作】ゲームロフトの『Rival Knights』Android版も配信開始
【新作】騎士道の名誉を勝ち取れ!『Rival Knights』ゲームロフトより配信
【動画あり】ゲームロフトの最新作『Rival Knights』は騎士どうしの3Dド突き合いバトル

Rival Knights~最後の騎士~

メーカー
ゲームロフト
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 6.0 以降。iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPad、およびiPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み。Android 4.0 以上

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧