ノマドワーカー&ゲーマーに朗報! iPad mini用キーボード”Bookey Light”で楽々タイピング
2014-03-12 16:00 投稿
ノマド、してますか?
近年急増中のノマドワーカーをご存知だろうか。そう、おもにスタバなどのオシャレなカフェに出没し、コーヒー片手にノートPCを操作している連中のことである。ドヤ顔率が高いのは気のせいではない。彼らは自分に酔っている(はず)。
無理もないだろう。オフィスに縛られず、自分の好きな場所で仕事をするなんて、かっこいいじゃないか。最新のIT機器を使いこなし、会社の外側から社会を動かすなんて、かっこいいじゃないか。大事なことなので2回書いたが、ノマドワーカー=社会の最先端にいるかっこいい人の図式は、現代人の共通認識と言って間違いない。
懸命な読者諸君はお察しだろうが、かくいう筆者もノマドワーカーだ(オイ!)。しかし、筆者の場合はへっぽこもいいところ。そもそも、行きつけはオシャレなカフェではなく格安のファミレスですから……。
さて、本題に入ろう。筆者愛用のノートPCはMacBook Air(13インチ)である。そんじょそこらのノートPCと比べれば空気のように軽い代物だ。しかし、軽さの魔法は解けてしまった。相対評価ではなく絶対評価で見ると、やっぱり重いんだよね。持ち運ぶと肩や腰に結構な負担がかかるのだ。腰痛持ちの筆者にとって、重いものを持ち歩くことは魂を削るに等しい。カフェに出社した段階でグロッキーだ。
そこで目を付けたのが、流行りのタブレットiPad mini。500mlのペットボトル飲料よりも軽いから腰に優しいし、iOS向けのゲームまで遊べる。スマホゲームのレビューなども担当する身としては、かゆいところに手が届く夢の端末である。しかし、ひとつ問題があった。原稿を書くにしろ、メールを打つにしろ、タッチパネルでは入力に時間がかかる。入力するとき画面がキーで占領されてしまうのもストレスだし、何とかならないものか。
“Bookey Light”でiPad miniが生まれ変わる!?
“Bookey Light”と出会ったのはそんなときだった。筆者がお世話になっている編集さんが、「iPad miniを持っているなら使ってみて」と用意してくれたのだ。なんだか深夜の通販番組的な流れで申し訳ない限りだが、概ね事実に即しているので悪しからず。
閑話休題。”Bookey Light”はiPad mini向けのワイヤレスキーボード。この手の製品が出回っているのは知っていたが、実際に使うのは初めてである。結論から言えば、こいつがあれば重たいノートPCを持ち歩く生活とおさらばできるくらい便利だった。ちょっと感想をまとめてみよう。
魅力1:無駄を省いたデザインと取り回しの良さ
Apple製品に共通するキーワードと言えば”洗練”である。”Bookey Light”には余計な装飾がないので、iPad mini本来のデザイン性を損なわない。一見するとAppleの純正品なのではと思ってしまうくらいだ。
マグネットは引っ張れば簡単に外れるが、キーボード側を持ってぶら下げても落ちないくらいには強い。iPad miniと同色を選ぶのが基本だが、上の写真のように敢えてずらした配色もかっこいいので、お好みでどうぞ。
カバーを開くと自動的にiPad miniのスリープが解除される仕組みなので、キーボードへのスムーズな切り替えが可能。肝心のiPad miniとのデータ接続は、Bluetooth 3.0を採用している。一度端末と紐付けてしまえば、以降は”Bookey Light”のスイッチを入れるだけでOK。
角度は固定されているが、テーブルにそのまま置いて扱うのと比べれば、タイピングのしやすさには大きな差が出る。また、スリットは動画を鑑賞するときにも役立つだろう。このスリットはiPhone 5、iPhone 5sともぴったりと噛み合うので、フリック入力が苦手なら活用してみるのもアリ。もちろんiPad mini、iPhone 5、iPhone 5sともに、縦に置いても大丈夫だ。
ソーシャル機能を備えたゲームが増えたことで、テキストを打ち込んでコミュニケーションをとる機会も多くなってきた。とくにリアルタイムのチャットを多用するなら、キーボードの恩恵は大きい。便利なのはキーボードのショートカット機能だ。
コピー=command+c、ペースト=command+vのような、Macユーザーが慣れ親しんだものが一通り使えるので、サクサクとタイピングをすることができるぞ。
ただ、エンターキーのサイズには困ってしまった。”Bookey Light”はおもに英語圏で使われるUS配列キーボードなので、日本人が親しんだJIS配列と同じ感覚でタイピングしていると、打ち間違えることもある。とくにエンターキーが小さくてうまく押せない……。こればっかりは慣れが必要かもしれない。
魅力2:暗闇で美しく光る!
“Bookey Light”最大のウリは名前の通り”光”である。電球マークのライトキーを押すだけでキーが発光するので、暗い部屋などでも問題なくタイピングができる。光の強さは2段階あって、カラーは7色から好きな色に設定することが可能。ちょっと雰囲気のある薄暗いカフェやバーでも仕事ができるというのは、ノマドワーカーにとって嬉しいポイントと言えよう。
ちなみに、”Bookey Light”のバッテリーはUSB経由、もしくは別売りのACアダプターを用いた充電式になっている。公式サイトによると連続動作なら約100時間、待機状態なら約1000時間は保つそうなので、iPad miniより先にバッテリーが尽きる心配はなさそう。
“Bookey Light”が翼をくれた
「レッド○ル。翼をさずける……」という有名な飲料CMがあるが、”Bookey Light”が筆者にくれたのも、まさに翼だった。荷物が軽くなると心まで軽くなり、ちょっと若返った気分になる。行きつけのカフェで仕事をするのもいいけれど、今日はもうちょっとだけ歩いて、新しいお店を探してみようかな、なんて思えてくるのだ。ノートPCの重さから解放されたいノマドワーカー、及びノマドゲーマーの皆さん、一度はお試しあれ!
最後に”Bookey Light”のちょっとした裏ワザを紹介して、本記事の幕としよう。裏ワザと言っても実用性を無視した小ネタ程度のものなので、あらかじめご了承いただきたい。
【1台のiPad miniに複数台の”Bookey Light”を紐付け可能】
2台の”Bookey Light”を同時に紐づけてiPad miniを操作することができた。「だから何だ」と言われればそれまでだが……。最早イタズラくらいしか用途が思いつかない。
【Android端末でも一応使える】
“Bookey Light”はiPhone 5、iPhone 5sにも対応しているが、Android端末については公式サイトでも言及されていない。そこでAndroid端末との紐付けを試みたところ……大成功! どうやら、Android端末でも”Bookey Light”でのタイピングは可能なようだ。
ただし、コピペなどのショートカットが機能しなかったので、機種やOSのバージョンごとに相性があるのかもしれない。また、”Bookey Light”のスリットとサイズが合わない機種も多いと思われる。基本的にはiOSの端末で活用するのが無難だろう。
Bookey Light ブラック/Bookey Light ホワイト
- メーカー
- 日本トラストテクノロジー
- 配信日
- 発売中
- 価格
- 4980円[税込]
- 対応機種
- iPad mini&mini Retina、iPhone 5、iPhone 5s
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