【BitSummit】『パンツァードラグーン』の二木幸生氏が手がける『街コロ』ってどんなゲーム?
2014-03-08 15:02 投稿
現在、事前登録を受付中のコアゲームスから2014年3月にリリースされるiPhone向け新作アプリ『街コロ』。本作は、グランディングから発売中のボードゲーム『街コロ』に“街作り”の要素を追加してスマートフォン向けにアレンジしたもの。『Crimson Dragon』や『パンツァードラグーン』を手がけた二木幸生氏がディレクターを務める。
BitSummitでは、配信に先駆けてプレイアブル出展。さっそく、どんなゲームなのかを紹介していこう。
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本作はいわゆる街作りシミュレーションとは、大きく文法が異なる。通常の街作りゲームの場合、立てたい施設を選択して設置するのがふつうだが、本作では、何を立てられるかは完全にサイコロ次第。街コロバトルに勝利することで、ランダムに建物を入手でき、それを街に設置することになる。
街コロバトルで施設をゲット
街コロバトルでは、サイコロを使ってCPUと対戦。出た目によって、所持している事業から収入を得ることができる。事業は、“その目を出せば誰でも収入が発生するもの”、”自分だけに収入が発生するもの”、”相手から収入を奪えるもの”の3種類。それぞれの事業には収入が発生する出目が設定されており、ターンごとに事業を増やすことができる。
また、6が出た場合はイベントが発生。「ボードゲーム版のイベントは決まったものできなかったが、スマホ版では数多く用意している」(二木氏)と述べるとおり、基本ルールはボードゲーム版は同じながらも、デジタルなスマホ版だからこそ、実装できた部分もあるようだ。
最終的に事業で獲得した収入をもとに、大事業を買い占めれば勝利となり、ランダムに街に建設できる施設を入手できる。どの目でも収入が発生するようにすべての出目の事業を集めるか、ひとつの目に特化してその目がでたときの一発逆転を狙うか、運と戦略性が入り組んだ手軽ながらも奥深いバトルを味わうことができる。
飛び出す絵本のような街並みにワクワク
スマホ版独自との要素が街作りのパート。「人に見せたくなるデザインにこだわった」という二木氏の言葉通り、飛び出す絵本のようなカラフルで立体的なデザインは、眺めているだけで楽しい気分にさせてくれる。また、視点がウォータービューではなく、クルクルと上下に街を回転できるロール型を採用している点もオリジナリティが光る。「次のアップデートでは友だちの街に行く機能も実装する」(二木氏)とのことなので、こちらも期待したい。
街コロバトルで獲得した建物を設置すると、人口とコロパワが上昇し、街コロバトルでの収入がアップ。より強力な相手を対戦できるようになる。建設したらすぐに建物が完成するのもうれしいところだ。建物は約150個が用意されており、住宅系、自然系、販売系、飲食系、公共系の6系統の分類される。
どんな街を作るかはプレイヤー次第だが、住宅の入居率や就職率、住みやすさを表す指標も確認できる。見た目の楽しさを重視するもよし、数字を見ながら理想の街を目指すもよし、カジュアルにもコアにも遊べる懐深い作品だ。
当初「人を集めずに遊べるものにしたかった」(二木氏)という構想でスタートし、その言葉通り、ひとりでコツコツと楽しめるスマホ版『街コロ』。しかし、氏にはつぎの構想がすでにあるようで、「今度は通信対戦の要素も入れていきたい」とよくばりなコメントも(笑)。配信後の動向にも注目だ。
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