【注目アプリレビュー】超絶美麗グラフィックに圧倒! 『DEAD TRIGGER2』で極上のFPS体験
2013-11-15 11:32 投稿
人類の存亡を賭けたゾンビとの死闘が始まる
本作はゾンビ撃退FPS(ファーストパーソンシューティング)ゲーム、『DEAD TRIGGER』シリーズの最新作。内容はシンプルで、スパナやナイフなどの近接武器、ハンドガンやショットガンなどの遠距離武器を駆使して、つぎつぎと現れるゾンビどもを駆逐。ステージごとに設定された目的を達成するというもの。目的には施設からの脱出や生存者の救出など、さまざまなものが用意されている。見どころは多いが、とくにピックアップしたいのは、以下の3点だろう。
1)リアルに描かれた街はまさにゾンビ映画の世界
質感まで伝わってくるような美麗グラフィックに注目。金属の光沢などもリアルに再現された。
2)ゾンビ×FPSの相性を活かした演出が怖い
主観だから再現できた怖さがある。死角から迫り来るゾンビは恐怖そのもの。
3)強力な武器で敵を一掃する快感
ときにはヘリからの機銃掃射やライフルで脅威に挑む。圧倒的な破壊力でゾンビを駆逐せよ。
では、『DEAD TRIGGER2』の内容を、上記の3つの魅力とともに紹介していこう。
リアルに描かれた街はまさにゾンビ映画の世界
操作方法は非常にシンプル。画面の左半分をスワイプすればキャラクターが移動し、画面の右半分をスワイプすれば視点を動かせる。ゾンビたちに占領された街を見渡してみれば、そこはさながらゾンビ映画の世界。『ドーン・オブ・ザ・デッド』や『28日後…』、『バイオハザード』シリーズのファンならば、歩いているだけでも気分はワクワクである。細部まで丁寧に作り込まれているので、観察してみるのもおもしろい。
攻撃はオートになっていて、近接武器を装備しているときは攻撃可能な距離まで近づけばOK。遠距離武器を装備しているときには画面の中央に照準が現れるので、視点を操作して攻撃を加えたい敵に合わせよう。照準が赤くなって、自動的に弾丸が発射される。近接武器と遠距離武器は画面中央下部のアイコンで瞬時に切り替えが可能。右上の銃のアイコンをスワイプすると、装備しているほかの銃に切り替えることができる。残弾数も同アイコンで確認可能となっている。
もし自動的に攻撃するのが気に入らないのであれば、オプション画面で手動に切り替えることもできる。手動にすると射撃アイコンのほかに、銃のサイトを使って狙いを絞ることができるアイコンやリロードのアイコンも現れる。FPSに慣れているなら、試してみるのもいいだろう。
弾薬には限りがあるので、何も考えずに撃ちまくっていると弾丸切れになってしまうこともある。敵を倒すと弾丸を落とすことがあるので、必ず拾うようにしよう。また、ステージには弾薬の補充ポイントが設置されているので、発見したら位置を覚えておくといい。所持しているすべての遠距離武器の弾丸が補充できる。ただし、有限なので、使い過ぎは禁物。
ステージにはギミックもある。例えば、ステージにはゾンビの侵入してくるポイントが多数存在するが、そこにバリケードを張れば破壊されるまで侵入を阻むことができる。安全な位置から一方的に攻撃を加えることも可能だ。また、ドラム缶を撃ち抜けば爆風で敵を一網打尽にすることができる。新しい場所で戦うときは、何か利用できるものがないか見回すクセをつけるといいだろう。環境を最大限に利用することが、地獄と化した街で生き残るコツ。
ゾンビ×FPSの相性を活かした演出が怖い
ゾンビものとFPSは相性が抜群にいい。視野が主観のため、俯瞰で全体を見渡せるゲームよりも死角が圧倒的に多くなるからだ。目の前の敵に対処しているうちに、真後ろにゾンビが迫っているかもしれない恐怖は筆舌に尽くし難い。しかし、本作はどちらかと言えばワラワラ系のゾンビゲームなので、「恐怖の要素が足りないのでは?」と思われてしまうかもしれない。
確かに、FPSゾンビゲームの代表『バイオハザード ガンサバイバー』シリーズに見られるような、暗闇のなかからゆっくりとこちらに近づいてくるタイラント……というような種類の恐怖には欠けるだろう。しかし、独自の恐怖演出がかなり怖い。今作には通常のゾンビ以外にも、強靭な体力と特殊な能力を持った強敵が出現する。この強敵が登場するときに入るカットイン演出が恐怖を煽ってくる。とくに怖いのが、カットインが表示されたのに、なかなか強敵と対面しないという状況。恐ろしい敵が確実に存在するのに、位置を把握できないのはかなりのプレッシャーといえる。
なかには遠距離攻撃をしてくる強敵も存在するので、距離があったとしても油断は禁物。緊張感のあるバトルを楽しめるぞ。強敵を倒すことが目的になっている場合は別だが、無理に倒さなくても進行することは可能。しかし、勝つ自信があるなら倒しておいたほうがいい。通常のゾンビが落とすのは弾薬か“$”(ゲーム内通貨)だが、強敵は新たな武器やアイテムを生産するのに必要な設計図を落とすことがあるからだ。また、生存者の救出が目的になっているようなステージでは、強敵との戦闘を避けられない場面も出てくるだろう。自分がおかれている状況を冷静に分析しながら、戦うのか、退くのかを見極めたい。
強力な武器で敵を一掃する快感!
ステージからアジトに帰還するとミッション中の行動が評価されて、“$”や経験値が手に入る。レベルが上がると体力が上昇するので、戦闘を有利に進めることができる。“$”はアジトで武器やアイテムの生産をするときに使用する。また、装備や施設のアップグレードにも“$”が必要。“$”以外に主に課金で手に入る“G”(ゴールド)も存在する。“G”を消費すれば設計図を集めなくても強力な装備をアンロックできるほか、“$”に変換することも可能。
アジトには最初は回復アイテムの生産を担当する軍医しかいないが、ストーリーを進めるうちに人が増えて、生産できるものが増えていく仕組み。それぞれの生産担当者に“$”を支払えば、施設をアップグレードできる。生産できるものが増えたり、一度に複数のアイテムを生産できるようになったりと、段々と便利になっていくのだ。生産できるアイテムには、FPS定番の“グレネード”から、爆発する鶏“ブームチキン”までさまざま。アンロックしたら早速生産してみよう。
武器やアイテムは生産してステージに持ち込むのが基本だが、ステージによっては特殊な武器が支給されることもある。例えば、ライフルやヘリの機銃だ。どちらも安全圏から一方的に攻撃できるので気分は爽快。ちょっとしたミニゲームのような感覚でプレイできる。
アフリカにはソーシャル要素もあり
ゲーム中には大きく分けて2種類のマップがあり、最初はアメリカしか選べない。アメリカではストーリーミッションのほか、ゲームの進行とは関係のないサブミッションで遊ぶことができる。ストーリーを進めていくと、やがて舞台はアフリカへ。アフリカにはストーリーミッションのほか、グローバルキャンペーンという期間限定ステージがあり、ソーシャル機能を使ってランキングに参加することが可能。キャンペーンごとに特典も用意されているようなので、積極的に参加したい。
本作はとても無料とは思えない良質なゲーム。しかし、ひとつだけ気になった点がある。言語を日本語に切り替えると、長文が最後まで表示されずに消えてしまうのだ。これではミッションを始める際のメッセージや、生存者との会話内容がまったくわからない。ストーリーに浸りたいのであれば、英語で遊ぶというのも選択肢のひとつである。ゾンビものが好きなプレーヤーにとっては、危機的状況下での人間たちの行動も気になるところだろうし、こればかりは今後の修正に期待したいところである。
DEAD TRIGGER 2
- メーカー
- MADFINGER Games, a.s.
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料(アプリ内課金あり)
- 対応機種
- iOS 7.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み。Android 4.0 以上
- コピーライト
- (C)2013, MADFINGER Games, a.s.
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