LINE、3Qの売上高は191億円 ゲーム課金好調
2013-11-07 13:21 投稿
前四半期比48.0%増となる191億円
LINEは、2013年 7-9月期の業績を発表した。売上額は子会社のLINE PLUS、LINE Business Partners、データホテルとの連結業績で、前四半期比48.0%増となる191億円。基幹事業であるLINE事業の売上高はグロス計上(総額表示)からネット計上に変更され、99億円となる。従来のグロス計上の場合だと156億円(前四半期比58.3%増)となる。売上計方式変更による損益へ影響はないとしている。
ネット計上とは、LINE GAMEとLINE マンガを対象に、GoogleやAppleなどのアプリストアに支払う決済手数料30%を除いた金額のうち、開発会社との契約に基づいてLINEが受け取る金額だけを計上したもの。ネット計上ベースのLINE事業における売上構成比は、ゲーム課金(約60%)、スタンプ課金(約20%)のほか、公式アカウント・スポンサードスタンプなどになる。なお、公開された資料は外部監査人による監査が完了しておらず、社内で集計したものであるため、監査の結果によって変更される可能性があるとのこと。
現在、『LINE』は、世界で2億8000万人ユーザーが利用しており、日本、タイ、台湾ではメッセージングアプリとしてトップシェアを誇る。インドでのプロモーション強化も行っており、インド国内の利用者数は1000万人を突破。ほか、中南米、トルコ、イタリアなどでも新たなユーザーを開拓している。
LINE GAMEは、現在39タイトルをリリース。今秋には『LINE ドングリっス』を提供するフィンランドのBoomlagoonなど、欧州のディベロッパーとも連携。言語対応を含め、グローバルなラインナップの強化を図っている。
スタンプ事業では、すでに300体を超える有名キャラクターを起用。アニメやマンガ作品のみならず、実在のスポーツ選手をキャラクター化し、グローバルで配信するなど、幅広く展開している。
以下、リリースより抜粋
LINE株式会社 代表取締役社長 森川亮のコメント
『発表の通り、売上については、ゲームやスタンプなどのユーザー課金を中心に堅調に伸びています。加えて、広告事業においても「LINE Free Coin」などの新サービスが高い評価を得ており、ユーザー課金と広告収入の双方がバランス良く成長しています。
一方で、LINEはまだ投資フェーズにあり、収益性よりも既存ユーザーの更なる満足度向上に向けたサービス品質の改善に注力しながら、新サービス・新機能の開発や、新規ユーザー拡大に向けたマーケティング活動への投資などを積極的に行っていきます。
LINEは、目標としていた世界3億ユーザーの獲得を、年内に無理なく達成できる見込みですが、グローバルプラットフォームとしての更なる成長を目指し、今後も様々な取り組みに挑戦し続けていきます。』
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