【注目アプリレビュー】新体験!? 敵の攻撃を予測&阻止する『ヴァルキリーブレイド』
2013-09-25 13:57 投稿
直感を信じて眼前の敵に挑む物語
ゲームはもちろん、生活に役立つアプリまで、さまざまなタイトルを開発するD2Cの最新作が『ヴァルキリーブレイド』。オーディンやフェンリルなどの神や悪魔を従え、世界を救うために強大な敵に挑むRPGだ。
物語の導入部分や、全国のプレイヤーどうしで競い合うカードバトルなどは、王道を行く遊びやすさを感じる者の、定番の内容といった印象。ちょっと厳しいかもしれないが、安心して遊べる半面で「またか」と感じてしまうユーザーも多いはずだ。
しかし、ですよ。
『ヴァルキリーブレイド』をそれだけで終わらせちゃいけないのです! 今回は実際にプレイしないとわからない、おそらく本作が初だと思われる独自のバトルシステムを中心に語ってみたい。
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広大な世界を描くクエストを巡る心眼バトル
各章ごとにさまざまな敵が襲ってくるクエストは、カードを集めるための重要なパート。スタミナを消費して画面上に並ぶ敵をタップしていく、一見すると定番の光景だけど……って、ちょっと待った!!
何も考えずにタップしちゃ駄目!
眼前には3体の敵。
じつは彼ら、すでに攻撃の順番を決めて待ちかまえている。なのに、こちらに先攻を譲ってくれている謙虚なやつらなのだ。
プレイヤーはまず最初に敵の攻撃順を予想。順番にタップし終えると戦闘が開始され、正解ならコンボが発生。カードの強化などに使う“ルーン”をたくさん獲得できる仕組みだ。
またステージを進行し、“心眼”が発動すると、最初に攻撃を仕掛けてくる敵を読み取ることが可能になる。さらに、オーロラが発生すると“超心眼覚醒”が発動。この状態になると3体の攻撃順が、すべて読み取れるようになるのだ。万が一、予想を外してしまっっとしても、ルーンの獲得数が減るだけで敗退することはない。最後まで進行することができる。
法則性のない敵の攻撃を予想してタップする緊張感と、成功したときの達成感は、これまでのカードゲームでは絶対に味わえない。まさにオンリーワンの試みといっていい。消費するのは時間で回復するスタミナだけ。敵の攻撃はランダムなので予想しようにも対策がないのに、どうしても勝ちたいという勝負心から真剣に向き合ってしまうのだ。
3属性の関係を学びデッキを編成
マイページのトップ画面を見ると大きく描かれているのが、これまでに解説したクエストと、いまから話題にするバトルだ。文字どおり、対プレイヤーとのカードバトルを指していて、最大3回まで連続で挑むことができる。
バトル自体はオートで進み、挑む相手の攻撃力と防御力は事前に開示されている。それを見るだけである程度の戦力は想定できるけれど、ここで注目したいのは、どんな属性のカードで構築されているかという点。火や水、風や土などの定番属性ではなく、神や悪魔を題材にした作品らしく、独自の関係性を熟知する必要がある。
【青】神属性→魔属性に強く、人属性に弱い
【緑】人属性→神属性に強く、魔属性に弱い
【赤】魔属性→人属性に強く、神属性に弱い
これが今作の3属性と関係性を示す三すくみ。ちょっと覚えにくいかも知れないけど、とっても重要なポイントだ。そしてもうひとつ、個々のカードが持つふたつのスキルに注目。
例えばこのカードの場合、スキルとサポートスキル、ふたつのスキルが備わっている。
スキルにあるCTとは、チャージタイムの略。横の数字はバトル時の発動ターンを示していて、バトル開始時に発動するパラメーターを変化させるものや、特定の属性に対して有利な効果を発動させるものなど、さまざまなスキルがある。
それに対してサポートスキルは同属性の攻撃力を強化するもの。バランスよく、いろんな属性カードでデッキを組むのもいいけれど、同属性のカードを多数使ったデッキにすれば、それだけ強化できるので手持ちのカードとコストを考えて構築するといい。
ロウ&カオスサイドに分かれてブレイドバトル
毎日3回開催されるブレイドバトルは、誰もが参加できる勢力対抗戦。バトルに勝利すると、レアガチャを回すことができる召喚メダルを獲得できるうれしいコンテンツだ。こちらはエントリーさえ済ませてしまえば結果を待つだけなので、とくに心がけることはないのだけれど、当然ながら強いカードやデッキで参加するほうが自軍を勝利に導く後押しになる。まずはクエストやバトルでルーンを稼いで、しっかりカードを強化してから参加するほうが無難だ。
先読みを征して敵を討つ快感
今回レビューした『ヴァルブレ』は、定番&王道のカードゲーム風。デッキ編成や強化などもなじみのある内容だと言わざるを得ない。しかし、これまでにないクエスト中のバトルシステムに触れることで、独自の世界観と楽しみを十分に感じることができた。ありふれたカードゲームだと決めつけずに、興味があったら遊んでもらいたい作品といえる。
もし、この先読みバトルをプレイヤーどうしでできるなら、もっと熱い心理戦を楽しめるんじゃないだろうかとも思うのですが……どうでしょうかね!?
P.N.深津庵
ヴァルキリーブレイド
- メーカー
- D2C
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料(アプリ内課金あり)
- 対応機種
- iOS 4.3 以降。iPhone、iPod touch および iPad 対応。 iPhone 5 用に最適化済み
- コピーライト
- (C)D2C Inc.
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