『ファンタジスタドール』かわいらしいドールたちと絆を深めて戦うための基礎の書

俺のカードマスター人生がはじまる

ご存じのとおり『ファンタジスタドール』は、2013年7月より放映中のテレビアニメ。ちょっぴり引っ込み思案な女子中学生の主人公・鵜野うずめが、とあるきっかけで5人のドールと契約してドタバタな日常を送ったり、はたまたバトルをしたりと、かわいらしい女の子やライバルが多数登場する”絆と希望”の物語なのだ。

▲『ファンタジスタドール』の作品と聞いて胸が躍る筆者。ゲーム開始早々うずめの姿と声にテンションMAX

このアニメ『ファンタジスタドール』を原作としたスマートフォン向けソーシャルゲームが『ファンタジスタドール ガールズロワイヤル』。プレイヤーはアニメにも登場するさまざまなドールと契約して最強の“カードマスター”を目指すことに。愛らしいドールと会話したりしながら、いっしょに生活を楽しめるのだ。配信ホヤホヤの本作のレビューをさっそくお届けしていこう。

5人のドールからまずはひとりを選択しよう

“ドール”とは、マスターと契約することでカードから実体化する不思議な女の子。普段はマニホールド空間と呼ばれるデータ上の空間で生活しているのだ。ゲームがスタートすると主人公はアニメ本編の主人公・鵜野うずめと出会い、カードマスターとしてカードから飛び出す不思議な女の子、”ファンタジスタドール”と契約をすることになる。最初に契約できるのはささら、カティア、しめじ、小明、マドレーヌというアニメ本編でうずめと契約している5人のドールの中からひとりだけ。お気に入りのドールを選択すると、ゲームオリジナルのストーリーが展開する“おでかけ”モードにチャレンジできるようになる。

▲ささら（CV：津田美波）。フェンシングで戦う万能型のリーダータイプドール。好奇心が強く負けず嫌い。

▲カティア（CV：徳井青空）。いつも元気いっぱいでちょっとわがままなお姫様タイプ。“無自覚ラッキー”により幸運に恵まれることが多い。

▲しめじ（CV：赤﨑千夏）。おっとりした妹タイプのドールで、料理とイラストが得意。キレるともの凄い力を発揮する女の子。

▲小明（CV：長谷川明子）。ゴスロリファッションが特徴的なクールで無口な女の子。ヨーヨーを使って戦うミリタリーマニア。

▲マドレーヌ（CV：大原さやか）。世話好きで天然なお姉さまタイプのドール。バトル時はナギナタを武器に戦う頼れる存在だ。

▲選択した子のHRをゲット！ ボイスアイコンのついているドールはタッチすると専用のボイスを聞くことができる。なお、同じキャラクターでもイラストなどによって収録されているボイスが異なるのは本作の特徴のひとつと言えるだろう。

ゲームオリジナルのストーリーが展開する”おでかけ“を進めよう

メインとなる“おでかけ”は契約したドールたちといっしょに街を散策して、ドールやアイテムを収集していくモード。各ステージではうずめやさまざまなドールたちとのストーリーが展開する。うずめ、ドールたちとの会話シーンを堪能しながらマップを攻略していこう。このマップ攻略中もドールのカワイイ声を耳で堪能することが可能だ。

▲序盤は各ステージごとにひとりのドールがフィーチャーされるストーリーが展開。うずめとともにドールたちを追いかけるのだ。

すごろくのマス目のようなフィールドを歩いて進み、ゴールへ到達するとステージクリアとなる。途中、分岐点でどちらの方向へ進むか選択したり、アイテムやドールをゲットしたり、ライバルとエンカウントしてバトルがスタートしたりとさまざまなイベントがプレイヤーを待ちうける。各ステージの最後のマップでは、ボスがゴール地点でプレイヤーの行く手を阻む。この敵を撃破すると新しいステージへと進めるようになるぞ。

▲おでかけでマップを選択するとステージごとに設定された体力を消費し、おでかけがスタート。体力は3分ごとに1ずつ回復していく。また、まれにマップ移動中に体力回復アイテムを入手することができるぞ。

▲各マップにあるマスを踏むごとにマップの踏破率が上昇していく。ステージにあるマップすべての踏破率を100％にすると、新たに裏ステージが出現するぞ。

バトルはデッキの作成と属性が重要！

マップを進んでいるとまれにライバルマスターとエンカウントし、バトルがスタートすることがある。このバトルでは自分が構築した9枚のドールを組み合わせたデッキで戦うことになる。デッキは所持しているドールの中から最大9人を選択して作成。このデッキはLINEと呼ばれる3つのチームによって形成されており、それぞれLINEは3体のドールを組み合わせて作成する。攻撃力やHP、そして下記に箇条書きで記載した属性属性などに注意して強力なLINEを組み、バトルを有利に進めることが勝利への近道だ。

【属性は下記3種類、それぞれの有効属性についてもここで紹介】
・スピード（カード全体が青色）→パワー属性に強い
・パワー（カード全体が赤色）→テクニック属性に強い
・テクニック（カード全体が緑色）→スピード属性に強い

▲バトルは3回の攻撃で1フェイズ。1回のフェイズ中に各LINEは一度しか攻撃できないため、相手のLINEの属性を考えて攻撃対象を選択していこう。写真のように”矢印が太い”と相性が良く、逆に”矢印が細い”ときは相性が悪いことを表しているぞ。

▲LINEはリーダーひとりとサポートふたりの組み合わせで作成。バトルではリーダーの属性、秘技が大きく影響するので、強力なドールをセットしよう。また、ひとつの属性に偏ったデッキは危険。3属性のLINEでデッキを組むのが理想だが、それが難しい場合でも最低2属性は用意しよう。

▲さきほど紹介した属性の３すくみを合わせると上記画像のような大ダメージが狙えるぞ。攻撃相手は自分で決めることが可能なので、できる限り３すくみを意識して攻撃を仕掛けていこう。

▲レアリティの高いドールには”秘技”と呼ばれる必殺技が存在している。この”秘技”はバトルで一定ターン経過すると使用できるようになり、相手にダメージを与えたり、自軍の攻撃力をアップさせたりとさまざまな効果がある。タイミングよく発動して勝率を上げよう。 

ライバルたちに勝利して強くなれ！“バトルアリーナ”

“バトルアリーナ”はほかのプレイヤーとのPVPで腕を競い合える場所。基本的なバトルルールは“おでかけ”で発生するものと変わらないが、ここでは勝利すればするほど、”アリーナランク”と呼ばれる強さの階級が上昇していく。逆に敗北するとランクが下がっていくので、如何に高い勝率を維持するかがポイントとなる。上位ランクにいくほど報酬が豪華になるので、バランスのいいLINEを構成して強力なデッキを組み上げよう。なお、バトルに勝利すると”Vチップ”と呼ばれるメモリーカードをゲット可能。連勝すればするほどこのVチップを大量に獲得できる。このVチップを集めることでアイテムやドールと交換できるので、気力が続く限り何度でもバトルにチャレンジしよう。

▲バトルアリーナにエントリーするには気力が必要。1回のバトルにチャレンジするのに気力が20必要となるが、1日3回までは気力消費なし。バトルを仕掛ける相手は3回までチェンジできるので、有利な相手を選択するのも勝利への近道だ。

▲Vチップ交換では、ラフレシアの君が貴重なアイテム・ドール（エルフィ）を規定枚数のVチップと交換してくれるぞ。

▲敵から攻撃を仕掛けられた場合は自動的に戦闘が発生。自分がバトルを仕掛けるときに利用する攻撃力に優れたデッキと、攻撃を仕掛けられたときに自動的に使用される防御力が優れたデッキのふたつを作成するのが上位ランクへ進むコツだ。

戦いに勝つためには強化も必須

おでかけやバトルアリーナで戦い続けると、強力なプレイヤーとぶつかり負けてしまうことも。そんなときは”ドール強化”を利用しよう。“ドール強化”でほかのドールからエネルギーを受け取ることでメインに選んだドールはEXPを獲得できる。強化の素材として使用したドールは消失してしまうので、よく考えて選択しよう。また、Vチップのところで軽く紹介したエルフィと呼ばれる強化に適したドールを使用すると、通常のドールたちより多くのEXPを入手できる。また、同じ名前のドールを組み合わせることで”限界突破”が可能。限界突破するとドールの上限レベルがアップする。お気に入りのドールをさらに強化したいときに活用しよう。

▲強化したいドールと同じ属性のドールを組み合わせれば、通常よりEXPを獲得できる量が多くなる。この点は一般的なソーシャルゲームと同じスタイルだ。

ドールたちの可愛い私生活が見られる”ドールのお部屋“がたまらない

“ドールのお部屋”とはマニホールド空間上にある、ドールたちの生活空間のこと。ドールの部屋には時間が経過するごとにデータが溜まっていき、このデータを使用することで模様替えやルームに設置できるアイテムと交換できる。また、データを一定量溜めるごとに部屋Lv.がアップ。部屋Lv.が上がれば上がるほどデータがたまりやすくなるので、よりよいアイテムと交換できるようになる。模様替えやインテリアを設置して、お気に入りのドールの生活を眺めたり、ときに触れて彼女たちの愛くるしい声を耳で感じて癒やされよう。

▲画面上半分がドールたちの部屋、下半分がデータの蓄積スペースとなっている。データが蓄積するとブロックの色が変化するので、定期的にタッチして所持データを増加させよう。

▲データを溜めることで部屋のイメージをチェンジできる。自分のお気に入りのドールにあった環境を整えてあげよう。

ドールたちとの絆の強さが勝利の秘訣！

ドールは最初に選べる5人だけでなく、アニメでライバルとして登場したキャラクター、さらにはゲームオリジナルの少女など多数存在する。アニメを視聴しているならば気に入ったドールを中心にデッキを作成して愛でるのもよし、もしアニメをまだ未見の人はこの『ガルロワ』でキャラクターの魅力を感じてアニメを見てみるのもいいだろう。アニメを視聴している方はもちろんわかっていると思うが、バトルに勝利するにはドールの女の子との絆がカギ。“おでかけ”や“バトルアリーナ”で戦いに興じるだけでなく、“ドールの部屋”でコミュニケーションを取ることでその愛は深まること間違いなし。もし、ドールたちに対してあまりにも愛の無い振る舞いをしすぎると、愛想を尽かされて伝説の”不採用通知”を下されてしまうかも……。

▲筆者がいまもっとも愛を注いでいるドールはこの2体。このふたりとの絆はどこまで深くすることができるのか？　筆者の今後の頑張り次第かと思われる。