【超熱血パズドラ部】第1492回:ブライダルガチャの結果は
2024-07-16 11:25
2013-08-02 16:08 投稿
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神秘龍のことと、くだらない小ネタ
一昨日は、たいへんお騒がせいたしました。
そう、酒席の会話より生まれしドラゴン、“神秘龍”のことです。
「話題になったらいいですね……」と、山本プロデューサーとコソコソやり取りをしていたのですが、実際に多くのパズドラーに喜んでいただけたようで本当によかった!! ムラコや広報さんに怒られるのを覚悟で、極秘裏に進めていた甲斐がありました。
ちょっと手前味噌ですけど、こういった物語性のあるモンスターっていいですよね。プラン、覚醒プランを考えたときもそうでしたけど、イラストの向こう側に“意味”とか“ストーリー”が透けて見えるモンスターっていいよなぁ……ってずっと思っていたのです。今回のオーパーツシリーズはまさにソレで、公開させてもらった1体目、“神秘の巨石龍・バールベック”も、遺跡を守るために巨石に命が宿り、ドラゴンに姿を変えて侵入者を排除する……なんていう厨二な妄想が膨らむと思うのです。いやあ最高。
しかも、評判が気になってネットサーフィンをしていたら、「ほかにはどんなオーパーツが?」とか「きっとこのあたりを選択しているに違いない」なんていう予測の記事がたくさんあってうれしかったなあ。ぜひぜひ妄想力を発揮して、いろいろ想像しちゃってくださいね。
さて。
“ヘラ討伐を目指す美しきオンナの戦い”が途中でしたが、いまから続きを書いても中途半端になってしまうので、今日は小ネタを投下して終わりにしようと思います。
昨日(8月1日)のことである。
いつものように中目黒目黒とふたりで殿堂(社員食堂)に行き、俺は“豚ばら肉のミルフィーユ仕立てコーンフレーク揚げ”というやたらと長い名前の定食を、ひどい二日酔いの目黒はションボリしながらかけうどんを注文し、端っこの席に腰を掛けた。そして、流れるような手つきでスマホを取り出してボソボソとしゃべり始める。
「やっとアーチャーがレベル4になったわ」、「夜中に20万ゴールド持っていかれましたよ……」という『クラッシュ・オブ・クラン』の近況報告のあとは、いつものようにパズドラ談義だ。俺は言った。
「そういや、月曜日のパズドラバーでの会合、おもしろかったわーw R子さんのヘラ討伐の旅がとくにwww」
目黒、二日酔いの青い顔で応える。
「あー、俺も行きたかった……。もうちょっと早く会食が終わっていれば、合流できたんですけどねえ」
その日、目黒は別の場所で会食をしていて、パズドラ部の飲み会に参加することができなかったのだ。「残念残念」と痛恨の表情で言う目黒を、俺が睨みつける。
「つーか目黒、その日もしこたま酒を飲んで、何通もメッセージ送ってきただろ。“いまどこっすか!?”、“渋谷まで来てください!!”じゃねーよ。俺はもうとっくに埼玉の家にいて、布団にもぐってたっつーの」
すると目黒は「はっ!」とした表情を作り、慌ててスマホに目を落とした。そして、こんなことをつぶやく。
「それで思い出しましたけど、俺、あの日からずっと二日酔いで気持ち悪くて、アプリをほとんど触れていないんですよ。思えばパズドラも、しばらく起動していませんでした」
「ほー」と言ってから俺が返す。
「ああ、そうなんだ。この間、いくつも降臨ダンジョンがあったのに。もったいないな」
これを聞いた目黒はニヤリと笑って、「……まあ、降臨が来たところで倒せないと意味ないんですけどね」と言ったあと、パズドラのアイコンをポンとクリックした。ほぼ3日ぶりの、アプリ起動である。そして、現れた画面をしばらく凝視したのち、なぜか知らぬが
(・_・; ←こんな顔になってしまった。
「どしたの?」
と尋ねる俺に、目黒が無言でスマホを突き出す。そこにはこんな映像が映っていた。
「コレ、どこですか???」
と目黒。やった本人が覚えてねーのに、俺が知ってるわけないだろ。呆れながら、俺は答えた。
「知らんわw ……でも、なんか見たことあるような。しかも、ごく最近に……」
目黒がゴクリとツバを飲み込んだ。
「あまりよく覚えていないのですが、最後の俺のパズドラの記憶は、“いまの俺だったらノーコンでいける!w”ってものなんです。昔はノーコンなんて夢だったけど、成長したいまだったら、という……」
俺の頬を、冷たい汗が伝った。
「その記憶とダンジョンのグラフィック、そして出ているモンスターを総合すると、ここは、まさか……!!」
そこで、目黒の記憶がすべて蘇った。
「お、思い出した!! ここ、ヘラのダンジョンだああああああ!!!www」
盛大にズッコケて味噌汁を巻き散らしながら、俺が叫んだ。
「ヘラ、3日も前に帰ってるぞ!!! いまヘラダンジョンをやってる人間、1600万ユーザー中、目黒だけだろ!!!w」
そう、なんと目黒はヘラのダンジョンに入った瞬間に酒で記憶を飛ばし、そのまま3日も放置してこの日に至ったのである。しかも、パーティーメンバーに毒のスキルを持つモンスターはおらず、HPも10000程度で、とてもじゃないけどヘラまで到達できるとは思えない。そのことを指摘すると、目黒は憤慨した口調でこう返してきた。
「いやいや! そんなの、やってみなきゃわからないじゃないですか! 俺は成長したんですよ! じゃあ、いきまっせ~!」
意気揚々と“世界最強のザコ”、序盤のチビデビルどもにちょっかいを出し始める。しかし、2秒後。
ズガンズガンッ!!!!!
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……
なんと一瞬でゲームオーバー(苦笑)。3日も溜めてたのにわずか2秒で終了してしまった現実を受け止められず、目黒は、
「あ、あの、ちょっと気分が悪いので、トイレに行ってきます……」
と言って消え、そのまま帰ってこなかった。
おしまい。
大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman
大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中 ※ゲームを“読む!”はこちら ※大塚角満のブログ (Ameba) |
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