【超熱血パズドラ部】第1492回:ブライダルガチャの結果は
2024-07-16 11:25
2013-07-30 13:38 投稿
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パズル&ドラゴンズ
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激烈! オンナの戦い!(その1)
「ちょっと! 大塚さんが好き勝手に書くもんだから、最近知り合いに言われますよ!! “オマエ、ゲーム業界の人間だから、大塚角満のコラムに出てくる“R子”って誰か知ってるんじゃね? あいつ、アホだよなあww どんなヤツなんだろうwww”って!!!」
久しぶりに会うなり、R子さん本人にそう詰め寄られた。思わず「うぷぷ!!www」と笑う俺に、R子さんは憤慨する。
「だから言っちゃいましたよ!! “ここだけの話、あの大塚角満てのはファミ通が作り上げた架空の人物だから。よってR子ってのも、じつは存在しないのよ”って!!」
おいコラ!!! なんてこと言いやがる!!! 営業妨害すんじゃねえええ!!!
……と、ふたりで漫才をしているうちに、到着しました都内某所のパズドラバー。この日は、業界のパズドラーが集うfacebookのコミュニティー“パズドラ部”の仲良しさんたちと“暑気払い”と称して集まることになっていたのだ。R子さんが「今日あたしは、ヘラに初挑戦する!!」と息巻いており、その見届け人としてクリエイターのTさん、ハイネ鳥居、イラストレーターのコザキ ユースケさん、そしてコザキさんが連行してきた某ゲームメーカーの名物女性広報・Mさんが集まったのだ。
……と、いまわざと思わせぶりな表現をしたが、“某ゲームメーカーの名物女性広報のMさん”と言っても、ムラコじゃないからな!w 何度も書くが、俺はムラコに関しては一度も会ったことも見たこともないので、想像するのが精一杯なのだ。そんな俺が描いたムラコ想像図が見たい人は、単行本『熱血パズドラ部』を参照のこと。たぶん、まだ買えると思うので……。
話が逸れた。
そんな6人でパズドラ談義に花を咲かせながらワイワイキャアキャアと酒を飲むことになったのだが、メンバーの中で唯一、初対面なのが女性広報・Mさんである。コザキさんがこの集まりに連れてきたのだから、当然のことながら彼女もパズドラーであろう。まずは、どの程度の知識と実力を持っているのかをはからなければならない。我が熱血パズドラ部は、ベテランと達人による武闘派集団だからな。入部審査が厳しいのだ。俺は尋ねた。
「Mさんも、パズドラをやられているわけですよね? ランクはどんなもんですか?」
これに対してMさんは、「やってるんですけど……まったく皆さんの足元にも及ばないと思います……! 恥ずかしい……」と身をくねらせる。これを聞いた俺とR子さん、ニンマリと口の端をゆがめて追及した。
「あははー^^ そうなんスかー^^ いやでも気にせずに! 初心者だろうがヘタクソだろうが大歓迎ですよ! ……で、ランクは?^^」
この言葉のバックにあるのは、(パズドラ部の最底辺で蠢く我らふたりよりも、さらに下の人が入ってきてくれたかも!!)という期待である。
「いくつ? ねぇ、いくつなのぉ??」
と、女子にからむ酔っ払いのおっさんのように(……実際そうじゃねえか!)シツコク問いただすと、Mさんはモジモジしながらつぎのように告白した。
「えっと……168です!>< パズルが超ヘタクソで、なかなか成長しないんです><><」
とたんに、俺とR子さんのふたりはザワザワとざわめきだした。
(オ、オイちょっと!! ひゃ、168だって!!! ……俺、1年3ヵ月も遊んでて161なんですけど!!!)と俺。
(なに言ってんのよ!! あたしなんか120だよ!! しかも、まもなくログイン日数500日達成!! 超ベテラン!!!)とR子さん。
俺とR子さんは目を見合わせながら、ヤケクソ気味につぶやいた。
「ナ、ナルホド。まぁまぁっすね。つってもまあ、ラララ、ランクなんてどうでもいいんですけどね」
震え声だったけどな。
そんな、心穏やかでない人間がいたにはいたが、飲み会はじつに和やかに進行した。自身が描かれた“麒麟の化身・サクヤ”が欲しいがために、フライングゴッドフェス(第199回の記事参照)を敢行して地味タマゴを量産したコザキさんの武勇伝、「天狗のときの、大塚さんの立ち回りはありえない!!」というTさんの糾弾、ピザを頬張る鳥居(※この店のBAR飯はメチャクチャうまいのだ)、底辺会話で自虐的に笑う俺とR子さん……と、平常運転な飲み会の風景が展開する。そんな中、この日が初参加のMさんがこんな宣言をした。
「今日って、ヘラが来ているんですよね? 私、まだ一度も挑んだことがないんですよー」
これに、自称ベテラン、自称達人の面々が食いついた。
「おお!! だったらパーティー作って挑戦しようぜ!!」とコザキさん。
「いいね!! 必勝の体勢で臨もう!!」とTさん。
「我々の知恵があれば大丈夫っす!!」と鳥居。
これに、R子さんが食いつく。
「ちょいと!! それ、あたしもやるんだって!! 今日の数少ないイベントごとのひとつが“R子のヘラ初挑戦”だったでしょ!? ……なのになんで、そっちにパズドラ部の頭脳がすべて集結してんのよ!!!」
このとき、席の並びはこんな感じになっていました。
・Tさん ・コザキさん
・鳥居 ・Mさん
~テーブルの谷間~
・角満 ・R子さん
これには俺が憤激した。
「オイちょっと待てや!!! “頭脳がすべてそっちに”ってどういうことやねん!! 俺がいるでしょ俺が!! 俺がなんでも教えてやるって!!!」
R子さんが泣き声を出した。
「もうダメだぁぁぁあああ~~~!!! こんな人、まったく頼りにならねええええ!!!>< 鳥居さんのモンスター図鑑を見て、“……なんだコレ、知らねえモンスターがたくさんいるぞ”ってボソっと言ってるような人、ヤダぁぁぁぁあああ!!」
R子さんの失礼な叫びに、俺はさらに激昂する。
「ふざけんな!! R子さんこそさっき、“ヘラって進化したら、ヘラ・イースになるんすよね……? で、究極進化するとヘラ・ウルズ?”って言ってたろ!!! そんなわけねえだろ!! ちょっとは勉強しろ!!」
俺たちの底辺なやり取りを聞いて、頭脳派軍団が呆れ笑いをする。「まさに目くそ鼻くそwwww」。
けっきょく席替えが行われることはなく、女性パズドラーふたりによるヘラ初挑戦がスタートすることになったが……。
次回に続く~。
大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman
大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中 ※ゲームを“読む!”はこちら ※大塚角満のブログ (Ameba) |
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