【プレゼントあり】ジーコ氏が語り尽くす！ 『Zico the official game』配信記念インタビュー

●全面監修だからこそ話せる『Zico the official game』の魅力！

ブラジルはもとより、全世界のサッカー選手やファンたちに夢と感動、そして興奮を与えた元プロサッカー選手のジーコ氏。そんなスーパースターであるジーコ氏が全面監修をしたゲームアプリ『Zico the official game』がAndroid版で配信中（※iOS版は2013年5月26日以降配信予定）だ。

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そこで今回、『Zico the official game』の配信を記念して、ジーコ氏へのインタビュー記事を掲載！　本アプリの魅力について、さまざまなエピソードを交えながら語ってもらったぞ。なお、聞き手は元週刊ファミ通編集者の経歴を持つフリーライターの忍者増田だ（※自分のことを忍者だと思い込んでいるフリーライター。茨城県出身で、実際に数多くの試合を生観戦する熱心なアントラーズファンとして知られる。ジーコになら“サッカーボールのように”蹴り飛ばされてもいいと語るジーコ信者）。

――5月18日の鹿島アントラーズ対名古屋グランパス戦では、第1号ハットトリック賞の受賞、おめでとうございました。カシマスタジアムで試合を観戦されるのは久しぶりだったのではないでしょうか。

ジーコ　本当に久しぶりですね。今回のように、ゆっくりと試合を観させてもらったのは何年ぶりでしょうか。最後にカシマスタジアムで試合を観戦したのは、日本代表監督時代ですので、2005年か2006年だったと思います。

――試合は3対1でアントラーズの勝利でした。率直な感想をお聞かせください。

ジーコ　今回は、ピッチにブラジル人選手がひとりもいなかった。日本人選手のみで、グランパスという手強い相手にあのような勝ちかたをしたのはとても価値のあることです。とくに、若い選手たちが活躍したというのは、絶対に今後につながるはず。そういう意味でも、大事な1勝だったと思います。

――しかも、見事な逆転勝利でした。

ジーコ　先制されたにも関わらず、あせらず、バランスを崩さず、試合をしっかりと展開できていたのが素晴らしい。そして、3点とも見ていて気持ちのいいゴールで、非常に満足してスタジアムを後にできました。私はラッキーボーイです（笑）。

――今回のアプリ、『Zico the official game』は、ジーコさんがガッツリ制作にかかわっていると聞いています。まずは制作することになった経緯を教えてください。

ジーコ　サッカーファンの間では、「ジーコと言えば“フリーキックの名手”」というイメージが浸透しています。その中で、「ジーコのフリーキックを題材にしたゲームを作りたい」と、メーカーさんから発案をいただきました。実際のフリーキックやその練習方法というものを、いろんな方々に知ってもらおうと言うところからこの企画が始まりました。

――ゲームのメインは、“フリーキック”であるわけですね。その内容について教えてください。

ジーコ　画面を指でなぞってサッカーボールを蹴り、的に当てていくわけですが、脚で蹴るのと同じで、巧みさが必要になります。カーブ、スピード、角度など、さまざまな要素が絡んできます。

――実際のフリーキックを蹴る感覚に近いということですね。

ジーコ　はい。現実に近いものを描くことになりますので、実際にピッチでフリーキックを蹴るときにも役立つという、そんなゲームに仕上がっています。

――そしてゲームが進むと、難度も上がっていくと……？

ジーコ　そうですね。カベができたり、ゴールキーパーがいたり、障害物はいろんなパターンがあります。的が動くこともありますし、時間制限があるモードもあります。

――フリーキック以外の要素はどういうものがありますか？

ジーコ　このゲームでは、私のサッカー人生もつづられています。ゲームは物語となって進められていくのですが、私が活躍したブラジルやその他の国で、自分が住んだところなどもしっかりと紹介されています。

――ジーコファンにはたまらない内容ですね。

ジーコ　ほかにも、ゲームの合い間に私のトリビアクイズが出題され、正解するとボーナスを得ることができたりします。ゲームの内容自体が、自分のサッカー人生をしっかりと物語ってくれているんです。みなさんに楽しみながら、自分のことも知っていただけると幸いです。

――ジーコさんの実際のキャリアと同じく、ブラジル、イタリア、日本の3ステージがあるそうですが、“鹿島アントラーズ”という名前も登場したりするんでしょうか？

ジーコ　はい。鹿島アントラーズという名前は出てきますよ。日本のステージは、実際の私の歩みどおり、まずは住友金属時代から始まります。住金のグラウンドでプレイするステージがあって、そこからゲームが進んでいきます。

――（軽く興奮しながら）なんと住金まで……。正直、そこまで細かく作られているとは思いませんでした。アントラーズファンにもぜひプレイしてほしいですね。

ジーコ　そしてゲーム内では、ブラジル代表のユニフォーム以外にも、鹿島アントラーズのユニフォームを購入して着せることもできるんです。

――そういった、アイテム的なものを購入する要素もあると。

ジーコ　フリーキックに使うボール自体を購入することもできます。質のいいボールを購入すれば、より正確にボールが飛んでいくようになるわけです。

――リアルですね。フリーキックといえば、ジーコさんがアントラーズでテクニカルディレクターをしていた時代、小笠原選手のフリーキック練習を見てアドバイスをしたところ、それまで決まらなかったフリーキックがずばずば決まるようになったというエピソードが思い出されます。

ジーコ　そういうことがありましたね。小笠原は練習熱心ですし、アントラーズでは今まで、彼のフリーキックから数多くの得点が生まれていますよね。2001年のチャンピオンシップでも、彼のフリーキックでアントラーズが優勝を決めました。

――懐かしいですね。当時のアントラーズの監督も、盟友トニーニョ・セレーゾ監督でした。

ジーコ　先日の試合を見ると、セレーゾも、前よりずっと落ち着いた采配をしているように感じます（笑）。

――なるほど（笑）。このアプリ『Zico the official game』をプレイする日本のゲーマーや、ジーコファンなどに、メッセージをお願いします。

ジーコ　このアプリを単なるゲームと捉えずに、遊んだことを実際のサッカーにも活かしてほしいと思います。もちろん、このゲーム自体も真剣にプレイしてほしいのですが、ただ単に遊ぶというよりも、学んでほしい。実戦に活かせるのは、フリーキックだけじゃないんですよね。サッカーにおいてすべての基本となる、ボールを正確に蹴ることを学べます。また、単なる的当てじゃなく、カベがあったり、キーパーが動いたりする部分なども、実際にとっさの判断に役立てられると思うんです。

――最後に、これは少し職権乱用なのですが、ゲームから離れて、アントラーズファンとしてお礼を言わせてください。ジーコさんが現役時代に伝えたファイティングスピリットは、いまだアントラーズ選手にも、アントラーズファンにもずっと受け継がれています。自分は茨城県出身ですし、茨城が好きなのであえてこういう言い方をさせてもらいますが、あんな田舎に、色々と夢をありがとうございました。ムイト・オブリガード（どうもありがとうございました）。

ジーコ　ドウイタシマシテ（日本語で）。今度は、このゲームでジーコスピリッツを注入してください。お願いします（笑）。

●ジーコ氏直筆サイン入りユニホームを抽選で3名様に！

今回、ファミ通Appに登場してくれたジーコ氏から読者に超豪華プレゼント！　ジーコ氏直筆サイン入りユニホームを、ファミ通App読者の中から抽選で3名様（各種類につき1名ずつ）にプレゼントしちゃいます。

欲しい人は、下記の応募フォームに必要事項を明記して、欲しいユニホームの種類を選択し応募してください。応募の締切は、2013年6月2日（日）23時59分送信分まで。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。なお、賞品は2013年7月上旬の発送を予定しております。