【大塚角満の熱血パズドラ部!】第173回『成長が違う理由』

2013-05-09 17:25 投稿

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●成長が違う理由

仕事でテンパりすぎて錯乱し、わけのわからない記事を書いてしまったアラフォー男はアカシヤの雨に打たれて死にました。今日からまた、のんびり好き勝手に『パズドラ』のプレイ日記を書いていこうと思います。

さて。

年明け早々、「私もソレやる!!」と叫んでスマホに『パズドラ』をダウンロードし、ちくちくとプレイを始めた我が身内のH。プレイし始めのころこそ「パズルの仕組みが理解できなくて、連鎖を作れない……」と嘆いていたものの、もともと俺以上のゲーム好きなので克服するのも早かった。……いやパズル操作を極めたわけではなく、“育てゲー”の部分に大いなる喜びを見出して、

“育成>>>パズル=超楽しい!”

という公式でオノレを洗脳し、どっぷりとのめり込んでいったのである。「きっとハマるだろうな」と思ってはいたのだが、いまや生活サイクルのすべてを『パズドラ』に乗っ取られてしまうほどなので、恐れ入ったもいいところなのでありますよ。

激烈な“パズドラ熱”に罹患した彼女の1日は、なかなかにして壮絶である。

まず朝は、前日に使い果たしたスタミナが全快するタイミングで目を覚ます。それが午前6時だろうが5時だろうが、寝る前に「えーっと、スタミナが回復する時間は……うん、6時ね。了解」とブツブツ言い、目覚ましもセットせずに就寝してホントに6時に目覚めるのである(驚愕)。そしてすぐにスマホを手に取り、スペシャルダンジョンをチェックしてから、必ずこうつぶやくのだ。

 「今日は水曜日。神秘の仮面2体と、神化の碧面1体はマストね」

これは水曜日の場合であり、当然火曜日なら「虹の番人1体は必ず」、木曜日だったら「ドラゴンプラントは最低でも10匹」ってな感じになる。

早朝の一戦が終わったら身支度を整え、会社に向かうわけだが、ここから1時間ごとに必ず、ゲリラダンジョンのチェックを行う。そして、比較的自由に昼食時間を決められる職業柄、よっぽどのことがない限りゲリラダンジョンの襲来に合せてランチに出発。そこで存分に狩りを楽しみ、ゲリラダンジョンに満足したら“巨人の塔”に潜るのだと言う。

「巨人の塔に潜るのは、ドラゴンプラントを集めるためよ。そんなの、あたりまえじゃない

理由を尋ねたとき、怒ったような口調でそう言われたのだが、Hはヒマさえあれば本当に、「ドラゴンプラント、ドラゴンプラント……!と言って巨人の塔にくり出している。

そして仕事が終わり、帰宅してからも、スタミナが許す限りひたすら『パズドラ』だ。酒のツマミにパズルを動かし、育成方針を試案して「うーんうーん」と唸っている。そして遊びつくしたところでようやく満足し、スタミナ回復時間を計算してから安心して床に就く……という生活サイクルが完全に確立されてしまった。

そんな努力(?)の甲斐あって、Hのランクはアッと言う間に100を突破「え……! ちょ、早くね……?」と驚いているあいだにもみるみると成長し、いま確認したらランクは116になっている。無課金プレイでコレは、なかなかのスピードではあるまいか。だって俺が100を突破したのなんて、プレイ開始から余裕で半年は経っていたと思うもの……。

しかも、育てゲーが大好きなHはモンスターの育成にひたすら熱心で、無駄を最小限に抑えた育成方法でつぎつぎとモンスターを進化させているようなのである。無駄を省く……というのはどういうことかと言うと、単純にメタドラ系は闇属性に、ゴルドラ系は光属性に、そしてカラーメタドラはそれぞれ合致した属性にしか混ぜない。もう、とにかく徹底的に絶対的に同じ色にしか混ぜない。

「……つってもメタドラなんてしょっちゅう来るんだから、火だろうが水だろうが何にでも混ぜればいいじゃーん」

俺が軽薄にそう言うと烈火のごとく怒って、「そんなことできるわけないでしょ!! どれだけ経験値が無駄になると思ってんのよ!! だいたい、違う色のメタドラなんかを混ぜられたらモンスターがお腹壊すかもしれないじゃない!!」などと言い、トドメとばかりにこんなセリフまでぶっ放すのだ。

 「そんなだから、あんたのモンスターはあまり育たないのよ

俺が返せる言葉は何もなかった。

実際、Hのモンスターは成長が早かった。この間、彼女がイチから育てたモンスターをざっと列挙すると、

・天空の騎士ヴァ―チェ
・幸運の女神ラクシュミー
・金色の女神パールヴァティー
・覚醒オーディン
・慈愛神カオスヴィーナス
・冥界神インフェルノハーデス
・終焉の狡知神ロキ

神タイプだけでもこれだけおり、ほかにもリリスエキドナセイレーンプランなどは当然の如く最終進化。ドラゴンタイプも、御三家カオスデビルドラゴンカオスドラゴンナイトメテオボルケーノドラゴンクリスタルオーロラドラゴンなどなど枚挙にいとまがないほどだ。

……いやしかし、書いてて思ったけど、これは圧倒的に俺のモンスターたちよりも豪華で強力ではないか……。俺のほうが9ヵ月も早く遊んでいたのに、どうしてこうなった……!

 「どうしてこうなった……。どうして抜かれた……」

自宅の居間で呆然としながら念仏を唱えていると、ふいにHがこんなことを言った。

「そういえばあんた、小さいメタドラとかルビドラとかってどうしてる? もしかして、そのままモンスターに混ぜちゃってるの?」

俺はコクンと頷いた。「もちろん。邪魔なので、手に入れた端から食わせてるね」

これを聞いたHは「カッ!」と目を見開き、続けてこんなことを訊いてきた。「……じゃあ、ペンドラ系はどうしてる?」。俺は即答した。

「んなの、速攻で食わせるよ。……ああ、知ってる知ってる。ペンドラって、ちょっと多めに経験値を持ってるんでしょ?でも進化させるのメンド臭いし、ボックスも圧迫するから、迷わず食わせ」

すべてを聞かないうちに、Hが爆発した。

もったいなさすぎる!! だからダメなんだよ!! ペンドラ、経験値2500くらいでレベルMAXになるし、進化もカラーメタドラとドラゴンプラントがいればできちゃうのに!!」

ああ、なるほど。それでHはいつもドラゴンプラントを追い求めていたのか。俺は気のない返事をする。

「へぇ~。そうなんだ」

Hが呆れ声を出した。

 「進化したペンドラを混ぜれば、同じ属性だったら45000も経験値が入るんだよ?」

え……! よ、よんまんごせん……!? そ、そういえば以前からハイネ鳥居に「しっかりペンドラを活用しないとダメですよ!」と言われてはいたが、まさかそんなにバブリーなトリだったとは知らなんだ……。

 「ヤバい……。俺はなんてことをしてきたんだ……」

そううなだれる俺に、Hがこの日のトドメを刺した。

「単純に、これまであんたが無駄にしてきたペンドラが100匹だったとすると、100×45000で経験値450万。神タイプでも、レベルMAXまで育ってお釣りがくるねwww

以来、俺は“ドラゴンプラント至上主義”となりました。おしまい……。

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大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman

大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中
※ゲームを“読む!”はこちら
※大塚角満のブログ (Ameba)

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