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【注目アプリレビュー】鉄っちゃんも納得のデキ! 電車の運行を司る『掌内鉄道 掌内駅』

2013-02-19 13:25 投稿

●駅を通過する電車の運行を、手のうちで操作できる喜び

 

 

各駅停車を急行が追い越したり、単線の駅で列車がすれ違ったりという風景は、鉄道ファンならずとも興味深い。駅にたくさんある線路の中で、どこに進入するかを決める役割は、電車の運転士さんではなく、駅の係員が担当している。到着する列車のためにポイントを操作し、あらかじめ決められた線路に列車を誘導する。発車時刻になったら進路を確保して信号を青にする。ミスをすると列車が衝突したり、ダイヤが大幅に乱れるから、その責任は重大なのだ。

この駅の係員さんの仕事を、楽しいパズル風シミュレーションにしたゲームが『掌内鉄道(しょうないてつどう) 掌内駅』だ。ゲームを起動すると、そこには駅がひとつ。線路は左右に伸びている。プレイヤーはこの駅のポイントと信号の操作をすべて任される。スマートホンを持つ“手のひらの中の鉄道”だから掌内鉄道とは、なかなかステキなネーミングではないか。

▲画面の下半分の操作盤で列車をコントロールする。

 

●難しそうだけど、コツをつかめばヤミツキの操作感!

掌内駅は“A駅”と“B駅”にはさまれた中間駅。ホームはふたつ。線路は3本。この路線は単線で、隣の駅とつながる線路は1本。だから、到着する列車を3つの線路のどこかに振り分ける必要がある。また、隣の駅とのあいだに列車がいる場合は、掌内駅に停車中の列車は発車できない。

▲画面上部を長押しするとダイヤグラムを表示。列車のスケジュールを図示する。

ステージが始まると、まず、隣の駅から出発の合図がある。これは線路のそばの矢印ランプで示される。そのランプが付いたら“到着”ボタンをタップ。これで隣の駅から列車が発車し、掌内駅にやってくる。画面右下の時刻表メモを見て、指示された線路に到着できるように信号を切り換えよう。青になった信号のほうにポイントが切り換わる。

▲左から到着する列車を2番ホームに受け入れたところ。

列車が到着したら発車の準備だ。列車が向かう方向の“出発”ボタンをタップ。隣の駅へ受け入れ可能か問い合わせよう。受け入れ可能な場合は進路の矢印ランプが着くので、時刻表メモの出発時刻に合わせて、出発信号を青にする。これで列車が走り出し、隣の駅へと消えていく。これがキホンの流れだ。

▲進路を確保して列車を出発させよう。

ステージが進むと、両側から列車が到着してすれ違う、とか、片側から着た列車が折り返していく、とか、各駅停車を急行が追い越す、などという場面が出てくる。忙しくなってくるけど、落ち着いて列車を処理していこう。到着線路を間違えたり、もたもたして2分以上も列車が遅れたら1発でゲームオーバーだ。

▲貨物列車(2番線)が待機中。右からくる電車は1番線に到着してすれ違う。

心地よい緊張感の中で、実際の駅でくり広げられる風景が、まさに掌の中で再現される。コツをつかむと楽しくなってくる。もっと難しいステージをやりたい! と思うはずだ。

 

●まずは無料体験版のチュートリアルで遊んでみよう

『掌内鉄道』には、鉄道模型風の列車運転シミュレーター『掌内鉄道 セカンド』と、今回紹介する『掌内鉄道 駅シリーズ』の2系統がある。駅シリーズのほうが面クリアー型でゲーム性は高い。駅シリーズは現在、『掌内鉄道 掌内駅』のほか、第2弾『狐坂駅』など4つの駅が用意されている。すべて有料だけど、第1弾の『掌内鉄道 掌内駅』には体験版がある。体験版は、全24ステージのうちチュートリアルの0面と1面を遊べるから、まずはこちらを試してみよう。

▲チュートリアルで基本操作を練習できる。

第2弾の『狐坂駅』はスイッチバック型の駅。第3弾の『猫俣駅』は単線の本線と単線の支線の分岐駅。第4弾の『鹿子駅』は複線の本線と単線の支線の分岐駅。そして番外編『高熊駅』は50年前の駅を再現している。

▲【狐坂駅】山岳路線にあるスイッチバック式の駅。勾配の途中の本線には駅を作れない場合に、線路を分岐して、水平な場所に駅を作る。折り返し式の中間駅だ。操作が複雑になるが、どの駅もステージ00がチュートリアルになっているので、新しい手順を覚えよう。

この駅では、左下からやってきた列車はポイントで分岐して駅に進入する。発車するときはバックしてもうひとつの分岐線に入り、また前後方向を入れ替えて前向きに発車していく。右上からやってきた列車は、いったん左の分岐線に入り、バックして駅に到着。発車するときはそのまま前向きに出発して左下に向かう。駅を通過する列車はどのポイントも曲がらないで、そのまままっすぐ進んでいく。

▲【猫俣駅】上の1番線が支線のホーム。左右の両方に出発できるが、通過はできない。その下の2番線と3番線が本線用。2番線は下り列車専用で、左から右へ向かう列車の一方通行だ。3番線は上り列車専用で、右から左へ向かう列車の一方通行となる。

1番線は支線の列車が折り返すだけではなく、本線の列車の折り返しにも使われる。また、本線から支線へ、支線から本線へと乗り入れる列車もある。2番線は本線の列車どうしのすれ違いや急行の通過が発生する。列車の行き先を間違えないように気をつけよう。

▲【鹿子駅】複線の本線から単線の支線が分岐する駅。ホームの配置は上から、本線下り専用の1番線、支線折り返し用の2番線、本線上り専用の3番線となっている。1番線と3番線は特急や急行が通過できる。その場合、本線の各駅停車は2番線に待機する場合がある。。

複線の線路は進行方向が決まっているため、隣の駅との到着/出発確認の連携は不要。決められた時間になると、列車は自動的にやってくる。ただし放置は厳禁。支線に直通する列車は2番先に誘導しなくてはいけない。メモを見てどのホームに入れるか判断しよう。支線は単線なので、到着と出発について隣の駅との連携が必要になる。

▲【高熊駅】昔の駅を再現した番外編。隣の駅との連携にタブレットを操作する。タブレットとは、隣の駅との区間にひとつだけ存在する金属製の通行手形だ。タブレットを持っている列車しか駅間を運行できないので、同時にふたつの列車が線路に入れない。だから衝突を防止できるというわけだ。信号機も腕木式という懐かしさ。

隣の駅からチン、チン、チンとベルで合図が来る。これは「そちらの駅に列車を出していいか」という意味。こちらも赤い閉塞機をタップして合図を出し……というやり取りをして、ポイントと信号を操作して列車を受け入れる状態にする。反対側の列車も同様だ。列車が到着するとタブレットを受け取れるから、双方の列車に渡し、ポイントを切り換えて出発の指示を出す。

列車が出発したあと、隣の駅から到着の合図が来たら、閉塞機をタップしてリセットする。この流れは慣れるまでかなり難しい。そのためか、この駅だけはステージクリアータイプではなく、くり返し何度も列車交換を楽しめる仕組みになっている。

制作したFoxWorksによると、現在は第5弾の『田牛(たんご)駅』を準備中とのこと。新たな要素としてポイント故障などのイベントが発生するという。臨機応変の対応が求められる。

鉄道ゲームには、列車を運転したり、線路を敷いて模型を再現したりと、誰もが楽しめるわかりやすい分野が多い。その意味で本作は、鉄道の仕組みを知らない人には難しいかもしれない。でもそれでいい。本作は鉄道ファンにターゲットを絞り、しっかり満足させてくれる。鉄道に興味を持った人に、信号やポイントの仕組みを教えてくれるゲームでもある。万人受けではないとしても、このゲームのファンは末永く新作を待ち続けるだろう。筆者もそのひとり。今後の展開がとても楽しみだ。

掌内鉄道 掌内駅

メーカー
FOXWORKS
配信日
配信中
価格
230円[税込](無料体験版あり)
対応機種
Android 2.1〜4.1
備考
『狐坂駅』『猫俣駅』『鹿子駅』『高熊駅』各230円[税込]

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