【動画あり】触ってきちゃった、『グルーヴコースター』アーケード版

2013-02-16 03:29 投稿

●こいつはご機嫌な音楽体感アトラクションだ

2013年2月15~16日に幕張メッセで開催されている、アーケードゲーム&プライズゲームの大型イベント“ジャパン アミューズメント エキスポ 2013(JAEPO2013)”。初日となる15日(ビジネスデイ)、タイトーブースにて、iPhone、iPod touch/iPad向け音楽体感アトラクションゲームアプリ『GROOVE COASTER(グルーヴコースター)』シリーズのアーケード版製品発表会が行われた。ちなみに、速報(※関連記事はこちら)でも触れているように、本作の筐体がその全貌を現わすのは、JAEPO2013が初だ。

発表会が始まると、『GROOVE COASTER(グルーヴコースター)』シリーズを手掛けている同社ゲームデザイナー、石田礼輔氏がステージに。集まった報道陣を前に、“ジェットコースターのように音楽に乗る楽しさ”、“直感的な操作”、“洗練されたビジュアルと無駄のない引き算をしたデザイン”、そして“楽曲ごとに異なるステージ構成”が、アーケード版のポイントであると説明。これらのポイントをミックスさせつつ、ファンがどういったゲームを求めているのかを突き詰めた結果、「誰でもすぐに音楽に“ノる”楽しさが味わえる」(石田)という、“カンタン×ノリノリ×テンションMAX”(アーケード版のキャッチコピー)な本作が誕生したとのこと。

▲本作のポイントについて語る石田氏。

つぎに登壇したのは、石田氏同様『GROOVE COASTER(グルーヴコースター)』シリーズの開発を担っている、白石雅也プロデューサー。もともとiPhone、iPod touch/iPad向けのゲームであることから、「iPhoneからアーケードにそのまま移植してもおもしろくない。アプリ版の楽しさを、アーケード版でどう表現すればいいのか考えました」と白石氏。そのひとつの答えが筐体だ。まず液晶モニターについては、「55インチの液晶モニターを縦置きにして、のめり込むような没入感が味わえる」(白石)とのことで、iPhone版とは異なるプレイ体験を表現。加えて、専用コントローラー“BOOSTER(ブースター)”は、白石氏が「iPhoneでは指1本で簡単で爽快な操作でしたが、アーケード版では手触り感にこだわりたい」という考えのもと生まれた。また、音楽体感ゲームということで筐体に4つのスピーカーやヘッドフォンジャックなどが搭載されているなど、“音”へのこだわりも相当なものだ。そのほか、NESiCAに対応していることから、プレイヤーのテクニックいかんで隠し曲が登場したり、ネットワーク経由で毎月追加楽曲が配信される予定であることなどの情報も明らかにされた。

▲白石氏は専用コントローラーを始め、筐体について説明。

また、白石プロデューサーの口から稼働時期が「2013年冬予定です」とアナウンス。ファンにとっては、改めて『GROOVE COASTER(グルーヴコースター)』アーケード版の稼働日が待ち遠しく感じられることだろう。

▲白石氏、石田氏のプレゼンののち、タイトーのDJ花形氏による実機のデモンストレーションが。

▲発表会の最後には、登壇者全員で「カンタン×ノリノリ×テンションマーックス!」と叫びながらこのポージング! 音楽ゲームだけに最後までノリノリだった。

●乗るしかない! このグルーヴコースターに

ここからは、タイトーブースに出展されていた『GROOVE COASTER(グルーヴコースター)』アーケード版をプレイした筆者の感想を書いていこう。まず、この日お披露目された筐体、実際に目の前に立って見てみると、まぁ大きい! 筐体の脇にゲームの説明をしてくれるお姉さんが立っていたんだけど、彼女と比較すると余計そう感じてしまう。筆者はふと、先の白石プロデューサーの「55インチの液晶モニターを縦にした」という言葉を思い出し、仮に自宅にある32インチのテレビが突然倒立して縦置きになったら、たしかに迫力満点(むしろ怖いか)と妄想してしまった次第だ。脱線したので軌道修正するが、『GROOVE COASTER(グルーヴコースター)』特有の、あのジェットコースターに乗っているような感覚は、アーケード版ではより研ぎ澄まされているように思え、プレイ中にゲームの中に吸い込まれてしまいそうな気分に(逆・貞子的な現象)。このあたりは音楽体感アトラクションゲームというジャンルに偽りはなし!

▲こちらが実際に体験している様子。ただ、筆者がプレイして筆者が撮影するのは現実的ではないので、アーケードゲームに精通した週刊ファミ通編集部の先輩にモデルになってもらいました。

▲大画面に映し出される洗練されたビジュアルが臨場感を誘い、無意識に体全体でリズムを刻んでしまうよ。

筐体の見た目に興奮しつつ、いざプレイ開始。今回はソロプレイのみ体験となった。まず最初に、プレイヤーアバター(インベーダー、鳥、イルカの3種類の中から)と、プレイする楽曲、難易度を選択することになる。アーケード版に初めて触れるという緊張と、後方から複数の業者の方々に自分のおぼつかないプレイが見られるというダブルの緊張のため、楽曲選択は操作方法などを説明してくれるコンパニオンのお姉さんに委ねた。「ぼ、ぼく(アーケード版は)初めてなんです!」と言うと、お姉さんはいちばんやさしいモードを選んでくれた。そしていよいよスタート。画面上のアバターとコースター上のアイコンが重なるタイミングに合わせて専用コントローラーを押したり、長押ししたり、連打したりと、アプリ版でもおなじみの操作もあるので、違和感なくプレイできたし、アーケード版の専用コントローラーは筐体の左右に設置されているので、連打はむしろやりやすい印象。ただ、コントローラーが左右にあるので、モードが難しくなると同時押しをしないといけないときもあれば、360度ぐりぐりとスライドさせられるコントローラーの特性を活かし、まさにグリグリ回転させないといけない場面も出てくる。ただでさえ、難しい楽曲はテンポが速いのに、アーケード版ならではの操作を要求されるので、最初はあたふたしてしまった。ただ、しばらくプレイしていくうちに、自分の体が自然にリズムを刻み出したり、1曲終わったときの「つぎはもっと上手に演奏してやろう」という気持ちが湧いてきたりする、この『GROOVE COASTER(グルーヴコースター)』らしさは、アプリ版同様アーケード版でも健在だった。

▲専用コントローラーの手元。これも筆者ではなく、先輩編集者のものです。

最後に。写真だけでは伝わらないかもしれないので、先輩編集者がプレイしている模様を、ビデオカメラでも収めてみた。興味のある方はご覧あれ。(※カメラワークが残念な点はご了承ください)

【GROOVE COASTER(グルーヴコースター)アーケード版】
メーカー:タイトー
ジャンル:音楽体感アトラクション
操作方法:専用演奏コントローラー
稼働日:2013年冬予定

(C)TAITO CORPORATION 1978,2013 ALL RIGHTS RESERVED.
VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です。

GROOVE COASTER ZERO

メーカー
タイトー
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone / iPod touch / iPad、iOS4.2以降

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