【注目アプリレビュー】街を作り、列車を走らせ、その列車に乗れるシアワセ……『トレインシティ!』

2013-02-01 14:18 投稿

●鉄道ファンの夢が実現! 列車を走らせて街づくりに挑戦だ!

コロプラが提供する『トレインシティ!』は、列車と駅を中心に街を作るゲーム。運賃収入と建物からの収入を、建設と開発に振り分けて、街を発展させたり、新しい電車や建物をコレクションできる。つくる→もうかる→開発→つくる……というシンプルなシステムだから手軽に遊べる。でも奥が深く、やみつきになるゲームだ。

▲iOS版のタイトル画面(左)と、Android版で実際に列車を走らせたところ(右)。



●まずは駅をふたつ作って、線路で結んでみよう

ゲームはチュートリアルからスタート。駅をふたつ作って、線路で結ぶことからはじまる。最初から作れる駅は田舎風で、ホームひとつに線路が1本だけ。ゲームを進めることで貯まるポイントを使って”研究”すると、グレードアップした駅が作れるようになる。設置できる駅の数もはじめは限られているけれど、ゲームのレベルが上がるに従って増えていくぞ。

とはいえ、まずは駅ふたつの線路1本からスタートだ。チュートリアルにしたがって列車を配置すると……おお、動き出した! 列車が走り、駅に到着することでポイントをゲットできる。つまり運賃収入だ。このポイントをもとに路線を作ったり、建物を増やしていこう。新たな建物や列車の開発費用にも使えるぞ。

▲左がiOS版、右がAndroid版の画面。両者ではチュートリアルの内容が少しだけ違う。有料アイテムはiOSのほうがちょっとだけ安い。

●”研究”を重ねると新しい建物がどんどん登場

運賃収入を増やすには乗客を増やさなくちゃ、乗客を増やすには駅周辺に人を集めなくちゃ! というわけで、駅の周りに建物を作ろう。建物の種類は”住まい”、”商店”、”オフィス”、”生産施設”の4種類がある。”住まい”を作ると人口が増え、”オフィス”ではビジネス収入があがる。”商店”は人口とビジネス収入の両方をすこしずつバランスよく増やせ、”生産施設”は貨物列車の収入を増やせるといった具合。

▲左はiOS版の建物選択画面。右はAndroid版で建物を配置したところ。

建物は駅の規模に応じてもともと設定されている、影響範囲と呼ばれるエリア内に建てられる。範囲内に建てられる建物数には上限があるから、大きな街を作りたいなら、新しい駅を”研究”して建て替えよう。建物の種類は最初は少ないけれど、”研究”することで次第に増えていく。つぎにどんな建物が作れるようになるかは、”研究”してのお楽しみ。どんどん”研究”を続けて、新しい建物をコレクションしていこう。

●テンポよくクエストをクリアーしちゃえ

ゲームプレイ中はつぎつぎにクエストが現れる。”駅を◯個作ろう”、”列車を◯本走らせよう”、”人口を◯◯人にしよう”、”ビジネス(値)を◯◯にしよう”など、その内容もさまざま。ひとつをクリアーすると、すぐにつぎのクエストが発生する。最初のうちはハードルは低めだから、すぐに達成できて、ご褒美としてポイントがもらえる。クエストクリアーのテンポが速くて、嬉しくて、とっても気持ちがいい。やりがいたっぷり。

しかも、クエストの条件をクリアーするために建物を増やしていると、いつの間にか街が大きく発展しているという結果に。時間の経過とともにゲーム中でも昼と夜が移り変わるから、素敵な夜景も楽しめる。画面を拡大したり、駅をタップして駅周辺をじっくり眺めてみよう。そして、電車をタップすると画面は車窓モードに! 自分で作った街を、自分が作った路線の電車で旅ができる。ステキ。遠くに山が見えたり、鉄橋を渡ったり。眺めていると飽きることはない。

▲左はクエストをクリアーしたところ。右は車窓モード。鉄道ファンなら感涙もののシーンだ。どちらもAndroid版。

建設や開発に必要なポイントは、列車の運賃収入とビジネス建物の売上からゲットできる。列車の収入はゲームをプレイしているときだけだけど、ビジネス建物の売上は時間の経過とともに蓄積されていくから、つぎにゲームを起動したときにまとめてもらえる。だから、つねにゲームをプレイしていれば運賃収入で儲かるし、忙しくてあまり遊べなくても、ビジネス収入は確保されている。自分のペースで楽しめるところもこのゲームのいいところだ。

●鉄道要素の進化は発展途上。お楽しみはこれからだ!?

『トレインシティ!』はアイテム課金型だけど、ほとんどの要素は無料で遊べる。有料アイテムは、開発や建物建設の時間を短縮する”ゴールド切符”と、基本性能の高い”コロプラトレイン”、”フラワートレイン”、そして”広告表示解除”となっている。”ゴールド切符”はクエストのご褒美でもらえることがあるので、有料アイテムなしでも残念な気持ちにならないのもいいところ。

街づくりゲームとして『トレインシティ!』はとってもおもしろい。でも、鉄道好きから見ると、ちょっとだけ残念なところもある。線路が分岐できないから、列車の運行が単純になってしまうことだ。1本の線路にひとつの列車しか入れられないから、長距離路線を作るっても収入が増えない。川を渡る鉄橋は作れるけど、トンネルはできない。立体交差も不可。

▲駅をタップして駅前の様子を表示(左・Android版)。マップを見ると山らしきものが。これはトンネルも作れるようになるってこと?(右・Android版)。

だけど、ゲームのメニューを見ると、線路は”No.1線路”という名前になっている。ということは、今後は”No.2″として、新しい線路を研究できるかもしれない。マップの地形を見ていても、トンネルを作らせてくれそうなところがある。今後のアップデートで登場する新要素に期待できそうだ。現バージョンの建物や列車を研究しながら、楽しみに待つことにしよう。

 

トレインシティ!

メーカー
コロプラ
配信日
配信中
価格
無料(一部有料/アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 5.0以降が必要。iPhone 5用に最適化済み、Android 2.3以上
備考
[Android]ゴールド切符3枚 104円[税込]〜 コロプラトレイン 473円[税込] 広告解除 263円[税込]

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