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【大塚角満の熱血パズドラ部!】第113回『去り際の美学』

2012-12-21 12:27 投稿

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●去り際の美学

ネタがいくつも溜まっていて、ちょっと書くスピードが追いついていない後厄男です。放置しておくと簡単にネタの“ツボ”を忘れてしまう性質なので(単に頭が悪いだけ……という噂もある)、急いで書かなければいけない。

と言うわけで、少々短いお話しながら、「こういうの、いいな」と思った出来事があったので、ササッとまとめたいと思う。

第104回“進め! クラーケン捜索隊”という記事で、しばらく『パズドラ』をサボっていた中目黒目黒がフレンドに見限られてしまい、フレンドリストがスッカスカになってしまった……という話を書いた。その惨状を見た俺は「ぎゃははははは!!! 怠けていた天罰だ!! ザマミロ!!!」とのた打ち回って笑っていたんだけど、じつは内心、穏やかではなかった。

(おおお俺も何日かサボることがあるから、じつは密かに、フレンドに切られているのでは!!!?)

とビビったのである。

そこでさっそくリストを開き、上から順番にフレンドの名前を確認していった。リアルの知り合いはお気に入り登録してあるので、リストの上のほうに来ている。

さてさて、俺を切っている不届き者は………………うん、ダイジョブだ! 全員残っているぞ!! どうやら俺はリアルフレたちに「うむ、まだこいつは現役だナ」と認められているらしい。

「よかったよかった……。こういうのは地味にうれしいなぁ><」

そんなことをつぶやきながら、フレンドリストを下にスクロールさせてゆく。リアルフレ以外は、当たり前だが顔も本名も知らないここだけの友だちだが、ほとんどの人が半年以上前からお世話になっている“戦友”である。『パズドラ』の驚異的なところは、それほど前から遊んでいる人ですら“最終プレイ”が“2時間前”とか“5分前”とかとかやたらと直近の時間になっていることで、改めてプレイヤーのモチベーションの上げかた、刺激のしかたがうまいんだなと思い知らされる。ルーキーはもちろん、遊びつくしているベテランですら惹きつけて離さないゲーム性と運営は、ちょっと他の追随を許さないなと心から思った。

しかし、それほど普遍だった俺のフレンドリストに“ある異変”が起こっていた。ランク153のベテランパズドラーの最終プレイが“8日前”になっており、プレイヤー名も変更されていたのである。

 引退

というものに……。

おそらくこのプレイヤーは、名前の通りパズドラ世界から身を引き、引退してしまったのだろう。リアルフレではないから引退の理由など知る由もないが、8日も前からログインしていないということは、断固とした決意でこの場から去っていったに違いない。でも、フレンドたちに何も告げずに去るのは忍びなく、かと言ってメールを送るのも気が引けて、名前欄をメッセージ代わりにして「もうここに、自分はいないよ」と端的に告げたのではなかろうか--。

「目黒、見てよコレ。フレンドのひとりが、『パズドラ』を引退しちゃったっぽいんだ」

昼飯の豚肉マスタード焼き定食を食いながら、件のフレンドリストを目黒に見せた。すると目黒は、あまりにもストレートな引退を告げるメッセージを見て、「これほどわかりやすい引退の告げかたもないですねえ……」とひとしきり感心し、ついでこんなことをつぶやいた。

「……へぇ~。この人、かなりやり込んでいたんですね。リーダーにしているアマテラスオオカミ、レベルがMAXですもん」

言われてみると確かに、サムネイルに映る彼(彼女かもしれんが)のアマテラスオオカミはレベルがMAXで、加えてプラスポイントが31も付いていた。

「これ、いいなあ。大塚さんのアルラウネとは、天と地ほども実力が違いますよw こういうモンスターを、助っ人に連れて行きたいものですねえ」

目黒が続ける。若干トゲのある部分はあるものの目黒の言うことはその通りで、こういうモンスターであれば安心して、危険なダンジョンでも背中を預けられるというものだ。

そんなモンスターの所有者が、引退しちゃうなんて……。

そう考えたところで、俺は「あ……!」と思った。もしかして、この人は……。

俺がその考えを口に出そうとしたとき、目黒も気付いたのだろう。ちょっと嬉しそうな顔をしてこんなことを言ってきた。

「……大塚さん、もしかしてこの人、あえてアマテラスオオカミをリーダーにして去っていったんじゃないですかね?」

俺、我が意を得たりとばかりに「うんうん!」と頷く。

「俺も、そう思った。自分は引退しちゃうけど、手塩にかけて育てたアマテラスオオカミをずっとリーダーにしておくから思う存分使ってください……って言いたかったんじゃないかなー」

愉快そうに、目黒が笑った。

「きっとそうですよ。アマテラスオオカミは、最強の回復モンスターですからね。しかもこれだけ育っていれば、どれほど使えることやら……。……誰かさんのアルラウネと違ってwww」

「うっせ!!w 黙れ!!w」と怒る俺も、破顔していたに違いない。

去り際の美学……か。

この人が引退しちゃったのは残念だけど、それ以上に心がホンワカした昼下がりだった。

 

大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中
※ゲームを“読む!”はこちら
※大塚角満のブログ (Ameba)

 


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■発売:2012年12月19日
■価格:998円[税込]
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