ブシモ戦略発表会をレポート ブシロードはスマホに超本気!
2012-12-07 13:24 投稿
●見逃せない情報が続々!
2012年12月6日、ブシロード本社スタジオにてブシモ戦略発表会の2日目が行われた。初日である5日には『カードファイト!! ヴァンガード』テレビアニメ第3期の発表などが行われたが、2日目は新たに立ち上げたスマートフォンゲーム向けプラットフォーム“ブシモ”の今後の展開についての発表が中心となった。発表会には『ミルキィホームズ』の声優陣のほかAppBankの村井智建氏、プロゲーム実況者の”えどふみ”こと、えどさん”&ふみいちの両氏らが駆けつけた。
▲司会を務めた、声優の徳井青空(そら)(左)とAppBankの村井智建氏(右) |
村井氏は発表会の司会として登場。「半分司会者、半分はみなさんと同じ視聴者の立場で楽しみたいと思います」とコメント。続いて社長の木谷高明氏と執行役員の広瀬和彦氏が登場。「昨日からこの発表会が始まって、今日まできましたけど、正直私はアナログな人間なので、何がおこっているのかよくわかっていません(笑)」(木谷)
▲木谷高明社長 |
「最初にひと言ご挨拶させてもらうと、ブシロードが創業して5年経ちました。そのなかで、最初に“コケたらやばいぞ”というくらい懸けたプロジェクトが『ヴァイスシュバルツ』、つぎが『ヴァンガード』、そしていちばん近いところで”新日本プロレスの子会社化などプロレスに関わる新事業”ですね。いずれもまわりからは「ダメなんじゃないの?」と言われてきたものですが、見事に成功を収めました。そして4つ目がこの”ブシモ”です。これがコケたらヤバイですよ(笑)」と笑いながら話す木谷氏だったが、その目には強い自信が伺えた。
▲ブシモ全体のマネージメントを行う広瀬和彦氏 |
広瀬氏からは、ブシモが手がける新たなコミュニティー機能の紹介が行われた。「コミュニティーと言っても、既存のSNSよりはゲームを中心に作っているので、ゲームが遊びやすいような作りになっています」。ここで木谷氏が、デモとして紹介されている広瀬氏のアバターキャラに「あ、このアバター、サバゲーの格好してるね。広瀬くんハマってるんだよね」とプライベートな趣味を暴露される場面も。また、タイムラインページの紹介では、実際に本発表会をニコニコ生放送でチェックしているユーザーからの書き込みがリアルタイムで反映されており、ユーザー間で感想などを共有するという楽しみ方もできそうだ。
■恋愛リプレイ
▲左からプロデューサーの海内裕輔氏、及川優奈役の三森すずこ、八雲志乃役の橘田いずみ |
ここからは配信ゲーム個別の紹介へ。まずは恋愛シミュレーションの『恋愛リプレイ』。ゲストとして及川優奈役の三森すず子、八雲志乃役の橘田いずみ、プロデューサーの海内裕輔氏が登場。ゲームの紹介に先駆けて流された主題歌付きのプロモーションビデオは、「アニメのオープニング?」というくらいのハイクオリティーなもの。本作の主題歌『リプレイ』は、数々の恋愛シミュレーションゲームの主題歌を歌ってきたKOTOKOが担当しており、ハイクオリティーなアニメーションとあいまって司会の村井氏も「終始ニヤニヤが止まらない」と感想を述べた。
本作は、現在の記憶を持ったまま過去の恋愛をやり直す(リプレイ)ことができるというもの。会話やデートなどはもちろん、キャラにタッチしてリアクションを楽しむこともできる。「どこを触れるんですか?」と興奮気味に村井氏が質問すると「どこでも♪」と答えてさらに興奮させる三森。
それぞれが演じるキャラについては、「及川優奈ちゃんは、内気な感じに見えるんですけど、おとなしそうに見えてグイグイくる子なんですよ。だから、内気な男子でも大丈夫ですよ」(三森)、「志乃ちゃんは、いとこ特権で主人公の家の合鍵を持っているので、起きたらそばにいるとか、ちょっと振り回しちゃう小悪魔なとこがあるんです」(橘田)
▲及川優奈役の三森すず子 |
▲八雲志乃役の橘田いずみ |
主人公に対して積極的にアプローチをするキャラ設定に、村井氏は「この見た目でぐいぐいこられたら両手を広げてダイブですよ!」と世の男性たちの心の声を代弁。また、声優陣から村井氏に「どの女の子とやり直したいですか?」という質問が飛ぶと、「いやー、いま振り返ってみても、当時の私の高校にこれほどハイクオリティーな女の子はいなかったですよ」と返答。すかさず「じゃあ当時好きだった子に似てるのは誰?」と返されると「マジ回答すると……優奈ですね。ああ、顔が赤くなってきた」とひたすら照れる村井氏であった。
トークを終えてゲームの内容の紹介に入ると、画面に表示されたキャラクターの表情に報道陣全員が驚きを隠せずにいた。村井氏がスクリーンに接続されているiPadをタッチすると、キャラクターがボイスとともに、今まで見たことがないほどのリアルな動きと多彩な表情を見せた。それもそのはず、本作には本格立体技術”Live2D”が採用されており、2Dイラストの美しさをそのままにキャラクターの細かな仕草まで表現しているとのこと。さらに、画面タッチによって女の子たちとコミュニケーションができるほか、本体を傾けるとキャラクターの向きなども変化するようになっている。メインとなるストーリーのプレイには、時間経過で回復する”体力”を消費する必要があり、「男だったら体力の続く限りデートしたいですよ!」と意気込む村井氏だったが、実際に体力が減ってしまうと行動できなくなってしまう。そこで、スタートダッシュキャンペーンとして、年内に4つの雑誌媒体に回復力が2倍になるアイテムを特典としてつけるとのこと。そのなかのひとつに、ファミ通App iPhone&Android No005も含まれているので、ぜひゲットして欲しい。さらに、12月14日から限定キャラ”鳥羽みやこ”が登場することが決定している。
■大疾走ミルキィホームズターボ
ここで徳井はゲスト側へ移動し、続くタイトル『大疾走ミルキィホームズターボ』の紹介へ。ここからは、統括プロデューサー中村伸行氏と、エルキュール・バートン役の佐々木未来(みこい)も加わり、ステージにはミルキィホームズが勢揃いした。
▲エルキュール・バートン役の佐々木未来(左)も登場し、ミルキィメンバーが全員集合する形となった。 |
▲終始、息の合ったトークを繰り広げたプロデューサーの中村氏(左)と村井氏(右)。 |
中村氏は、開口一番「村井さんの笑顔がキモくて、友達になれると思いました(笑)」とコメント。こちらもiPhone版は配信されており、Android版も近日中に配信されるようだ。
ゲームの内容は、カードとなったミルキィホームズの面々をパーティーに組み込んで、横スクロールで展開するソーシャルアクションゲーム。文字通りミルキィホームズが“大疾走”する様子や、描き下ろしを含めた多数のカードイラストを楽しむことができる。
スキルカードのイラストに関しては「キャラクターデザインにはこだわっています。とにかくかわいいでしょ」と中村氏は自信の笑み。レアなカードの中には、キャラクター原案のたにはらなつき氏描きおろしのものをはじめ、多数の絵師によるものが用意されているとのこと。全画面表示もできるので、ファンは絵を見ているだけでも楽しめそうだ。
また、ゲームのリリースを記念したイベントも開催される。2012年12月8日~12月13日まで、コトブキヤ秋葉原店5Fにて開催されるイベントでは、佐々木、橘田両名が参加者のケータイやiPadにシールを貼ってくれるとのこと。ミルキィホームズ好きはぜひ参加しよう。
ここで声優陣から「さっき恋愛リプレイではアイテムがあるって言ってましたけど、ミルキィホームズはないんですか?」との質問が。中村氏はドヤ顔で「もちろんあります」と返答。こちらも3つの雑誌媒体にシリアルコードが封入されることになっており、もちろん、ファミ通Appにもお得なアイテムが付いている。そのほかにも、『探偵オペラミルキィホームズ Alternative TWO』のブルーレイの先行販売品と初回特典にもアイテムチケットが封入されているとのこと。さらに、ゲーム自体のスタートダッシュキャンペーンとして、年内はチュートリアルを早くクリアーすることで、アイテムがもらえるなどのキャンペーンも実施中だ。ゲーム以外にも、12月29日~31日に開催されるコミックマーケット、ならびに1月2日に開催されるミルキィホームズライブ2013の物販ブースにて3000円[税込]以上、商品を購入するとポストカードがもらえるといったさまざまな連動企画が用意されている。
■禁断召喚!サモンマスター
徳井が司会に戻り、続いては『禁断召喚!サモンマスター』の紹介が始まった。ゲーム内でプレイヤーのガイドを担当する、ルル役の寺川愛美と開発を担当したインタラクティブブレインズの渡辺氏が登場。開口一番に寺川から「発表があります」とのひと言から、主題歌を寺川が担当することが発表された。Elements Gardenによって制作された楽曲は『Brave Master』。ゲームの世界観にぴったりの楽曲に仕上がっている。
▲ルル役と主題歌を担当したの寺川愛美 |
▲インタラクティブブレインズの渡辺氏(左)によってゲームの紹介が行われた |
『禁断召喚!サモンマスター』はストラテジータイプのカードRPG。アーバニア大陸をふたつに分けるふたつの国の物語が描かれている。プレイヤーはふたつの国のどちらかに所属する召喚士として、召喚士の最高位、サモンマスターを目指すことに。ふたつの国にはそれぞれ魅力的なヒロインが存在し、フェラルド王国の女王”リーネ”(CV:内田真礼)と”シャル”(CV:釘宮理恵)のどちらかをゲーム開始後に選ぶことになる。渡辺氏から「村井さんは、リーネとシャルのどちらの下僕になりたいですか?」との質問に、村井氏は「……シャルで」と、渡辺氏の無茶振りにも真摯な対応でツンデレ好きを暴露してくれた。
世界観の説明が終わると、史上初のプロ実況プレイヤーの”えどさん&ふみいち”のふたりによってゲームの実況プレイが行われた。えどさん”が簡単なモードを、ふみいちが難度の高いモードに挑戦したが、ふたりとも慣れた手つきでステージをクリアー。バトル中はフリック操作によって、フィールド上にカードを投げ込むことでキャラクターを召喚していく。召喚には魔力を消費するので、連続での召喚はできな いようだ。カードには近接・遠距離・回復などの属性があり、攻撃ができる範囲に制限がある。つねに変化していく戦況に合わせたキャラクターの配置変更が勝敗を分けるようだ。えどさん”はプレイベートではフィーチャーフォンを使っているそうで、タッチスクリーンには慣れていないようだったが、「テンポがすごくいい」と感想を述べた。
▲”えどさん&ふみいち”のふみいち(左)とえどさん(右) |
さらに、渡辺氏の口から「このゲームにも、先ほどと同じようにプロモーションコードを用意してあります」と発表があった。ファミ通Appにはもちろんアイテムがついている。
■今後の配信予定タイトル情報も
広瀬氏が再度登場し、東京ゲームショウ2012でも紹介されたものも含め、今後配信予定の6タイトルが発表された。これらの情報はブシモの公式サイトからもチェックできる。
『バウンドモンスターズ』
年末配信予定の本作。広瀬氏の説明では、「かわいいモンスターを弾いて戦う、誰でも気軽にプレイができる、わかりやすいタイトルになっています」とのこと。発表されたゲーム画面と村上氏の口から「”ブロック崩し+RPG+なにか”といったような、非常に秀逸な作品」とあるように、RPGのような育成要素を含む、アクション性の高いゲームになりそうな予感。さらに、「CMも作ってるので、年末からはガンガン出てくると思います」(広瀬)とのことで、年末以降に目にする機会が増えそうだ。
『神狩デモンズトリガー』
こちらは1月配信予定のスロット型RPG。公式サイトでは、黒崎真音の楽曲に併せたOPムービーもPVも公開されている。「世界観が魅力なので、カッコイイ世界を楽しんでください」(広瀬)とのこと。徳井、佐々木の両名も声優として参加している。
『ChaosTCG』
1月配信予定の本格カードゲームがこちら。「ブシロードなのにTCGを楽しめないの?という声に応えました」(広瀬)とあるように、大人気カードゲーム『ChaosTCG』のルールをそのままでプレイができる仕様になるようだ。「ChaosTCGをプレイしたことない人には、これでルールをおぼえてアナログのほうもやってほしい」と、広瀬氏は熱くコメントした。
『ラブライブ』
美少女総合エンタテインメントマガジンの『電撃G’s magazine』、音楽会社ランティス、アニメーション制作会社サンライズによる合同プロジェクトからスタートした『ラブライブ』のスマートフォンゲームが2月に配信される予定だ。本作には、徳井と三森が声優として参加しており、ゲームの内容は”リズムアクションゲーム”になるとのこと。徳井は「ラブライブがそのままケータイで遊べるのはすごい!」と、実際にゲームをプレイした感想を述べていた。
『カードファイト!! ヴァンガード 惑星大戦(仮)』
「私的には大本命だと思います」(村井)ともあるように、ブシロードを代表する人気カードゲーム『カードファイト!! ヴァンガード』のスマートフォンゲームも2月に配信予定となっている。惑星大戦というサブタイトルにもあるように、 ヴァンガードに登場する仮想惑星”惑星クレイ”を舞台に、各国(ユナイテッドサンクチュアリ、ドラゴンエンパイア、ダークゾーン、スターゲート など)に所属してクランを味方につけることで敵と戦う。
「せっかくなので、途中の段階なんですけど…」とiPhoneを取り出した広瀬氏。その手には2月配信予定ででありながら、開発途中のゲーム画面を披露した。手元のiPhoneで操作していたため、はっきりとは確認できなかったが、ヴァンガードの世界を自由に探索できるようだ。今後は、最大20人を予定する大人数でのユーザー対戦も目指しているとのこと。
『ローカルヒーローバトル』
全国のご当地ヒーローが20人以上参戦予定のカードバトルゲーム。カードバトル以外の要素も今後開発時に追加していくとのこと。まだ、プロジェクトがスタートしたばかりとのことなので、今後の情報に期待したい。
■そのほかにも、お知らせは盛りだくさん
ブシロードが運営する響ラジオステーションで12月4日から配信スタートしたラジオ番組『ブシモ通信』。番組内では、ブシモの最新ゲーム情報や開発者裏話などのほかに、ゲームとの連動企画も行われる予定だ。さらに、『禁断召喚!サモンマスター』のラジオドラマも1月に放送予定。「ゲームを楽しんでもらうだけでなく、きちんと作りこんだ世界観があるので、サイドストーリーとかも楽しんでほしい」(広瀬)
12月8日から来年1月4日にかけて、都内各所で『大疾走!ミルキィホームズ ターボ』のSDキャラクターが描かれたプロモーションバスが走る予定。秋葉原やコミックマーケット開催時は会場周辺にも出没するとのことなので、まちなかで見かけたら写真を撮って残しておこう。
再び、中村プロデューサーとミルキィホームズが登場。大晦日から年始にかけてのミルキィホームズ関連の情報が発表された。発表の内容は、”ブシモ大みそかアニメ祭り”と題して、12月31日19:00より TOKYO MX・BS11にて『D.C.III(ダカーポIII)』、『リトルバスターズ』、『ラブライブ』、『ミルキィホームズ』が放送される。また、1月2日にはミルキィホームズ全12話が6時間ぶっ通しで一挙放送することが決定。さらに、同日18時からは、『お正月だよ!ミルキィホームズライブ2013』が開催。深夜には、ニコニコ生放送にて『探偵オペラミルキィホームズ Alternative ONE/TWO』が放送される。
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