アニメ『探検ドリランド』のDVDが発売決定! 出演声優の宮本佳那子さんと日笠陽子さんに見どころを聞く
2012-11-18 00:00 投稿
●子どもたちに絶対に観てもらいたい大冒険活劇
2012年7月より、テレビ東京系列6局ネットにて放送が開始されたアニメ『探検ドリランド』。そのDVDの第1巻が、同年12月19日にポニーキャニオンより発売される。本作は、GREEで大人気のソーシャルゲーム『探検ドリランド』を原作に、オリジナルストーリーが展開されるテレビアニメ。小国エルアの姫ミコトを主人公に、世話係のウォーレンスと夢見る狩人ポロン、放浪の騎士パーンという個性的な仲間たちとの冒険が描かれていく。ここでは、DVDの発売を記念して、主人公のミコトを演じる宮本佳那子さんとナビゲーターのハルカ役を演じる日笠陽子さんにインタビューを実施。アニメ『探検ドリランド』の魅力について聞いた。
■「これから始まる大冒険への前触れが、1話には詰まっている」宮本佳那子(ミコト役)
――まず始めに、宮本さんが演じられているミコトの第一印象を教えてください。
宮本 初めてミコトの絵を見たときは「うわぁ!! 三頭身、かわいい!」って思いました(笑)。ミコトはお姫様という設定なのですが、あまり着飾ったりせず、剣や鎧を身につけていたので、「おしとやかないわゆるお姫様らしいお姫様ではないのかな?」と思いましたね。
――ミコトのイメージ自体はオーディションのときからつかめていたのですか?
宮本 私のなかではそうでしたね。どちらかというと“おてんば”とか“やんちゃ”っていうイメージなので、そのあたりを意識するように明るいキャラクターとしてミコトを演じています。
――そんなミコトを演じて、5ヵ月目に突入しましたが、ミコトを演じることに慣れてきましたか? ミコトとの距離感に変化はあります?
宮本 最近は、1話のころよりも地に近い感じでミコトを演じられているかな、とは思います。1話のときから「いつもの宮本さんでいいですよ」とは言われていたのですが、ミコトというキャラクターを意識して演じている節があったんですね。でも、いまは「ミコトだからこうしなきゃ」っていうのはなくなってきて、自然とミコトに入っていけるようになりました。
――ミコトというキャラがより理解できている感じですか?
宮本 はい、とてもやりやすいキャラクターになりました。でも、アクションシーンなどで思いっきり叫んだりすると、うっかり男前になってしまって、「もっとかわいくやっていただけますか?」って注意されちゃうんですけどね(笑)。
――(笑)。手応えもバッチリですか?
宮本 そうだといいんですけどね。なんといっても初の主役なのでプレッシャーはいつも感じています。ただ、出演しているのがベテランの方ばかりなので、いっしょにお芝居できるのがうれしいし、みなさんに助けられながらがんばっています。
――まさに仲間と助け合いながら冒険をしていく『探検ドリランド』の世界と同じじゃないですか。
宮本 そうなんですよ! とてもいい現場になっていまして、たくさんアドバイスもいただりしています。
――その中でもとくに勉強になったアドバイスなどはありますか?
宮本 どれも日々勉強の私にとっては大切なアドバイスばかりですが、そうですね~、とくに印象的だったのは、ポロン役のくまいもとこさんからいただいたアドバイスで「全部を100%の力を入れてやっちゃいけないよ」ですね。ここからは私の解釈になるのですが、どんなときでも100%で演じていたらおかしい部分って、きっと出てきてしまうんですね。極端なたとえになりますが、「うん」という返事を毎回100%の力をこめて演じていたらおかしいですよね。ときと場合によって演技も変えていかないと表情豊かなキャラクターたちが台なしになってしまいます。いまもアフレコのときに気をつけながら演じています。
――収録現場も相当和気あいあいとしていそうですね?
宮本 そうなんです。私の誕生日は11月4日だったんです。収録後にひと息ついていたら、スタッフの方から「ちょっと集合、会議するから」って言われたんです。「どんな会議なのかな?」って思いながら部屋に入ると、ウォーレンス役の野島健児さんからお花を渡されて、みなさんから「ハッピーバースデー!」って祝っていただいたんです。
――それは、心温まるエピソードですね。
宮本 ホントにすごくうれしかったんですよ。1年前まではアフレコ現場でお誕生日をお祝いしていただけるなんて、夢にも思っていませんでしたから。
――みなさんの仲のよさをうかがわせるエピソードですね。ちなみに、『探検ドリランド』の話のなかで印象的なエピソードはありますか?
宮本 6話の“闇からの侵入者 キングモンスター!”ですね。初めてキングモンスターが登場した話なんですけど、この話でもうひとつの“初めて”があったんです。それは、4人の仲間が集結し、力を合わせて戦うということです。ようやく旅の仲間たちが集まれたことがうれしくてたまらなかったですね。
――では、これから発売されるDVDのセールスポイントや見どころなどを教えてください。
宮本 この間、1話を見直したんですが、これから大冒険が始まる前触れといいますか、まっすぐ爽快で、とてもいいなぁって思いました。何度見直しても楽しめますね。ぜひ、DVDで何度も観ていただきたいです。そして、放送時刻が遅い作品なので、本放送を観られていないお子さんにも、ぜひ観ていただきたいです。
――それでは、最後にファンに向けてメッセージをお願いします。
宮本 探検も進んでて、いよいよ秘石をめぐっての魔族との闘いも増えていくことになると思います。ミコトはもちろん、仲間たちもこれからどんどん活躍していくので、楽しみにしていただきつつ、最後までミコトのことを応援よろしくお願いします。
■「ちょっとドジだけど、ハンターとして強いことに驚かされた」日笠陽子(ハルカ役)
――まず始めに、日笠さんが演じているハルカの第一印象を教えてください。
日笠 最初にイラストを見たときは、どこかで見たことある顔だなって思いました。それで少し考えたら、ゲーム中でよくみる顔だったんですよ(笑)。見た目から明るく元気な子なんだろうなっていうのは、第一印象のときから変わらないです。
――実際に深くハルカを知るようになって、イメージ通りでしたか?
日笠 根本的な部分はあっていたかと思いますが、私が考える以上に現代っ子なのかなというのは、演じている中で思いました。ゲーム内でのハルカのセリフには、ギャルっぽいというか砕けた調子のところもありますので、第一印象から一転二転している感じです。
――ハルカを演じる際に、心掛けている点はどこですか?
日笠 ゲームを遊んでいる方のハルカのイメージも壊してはいけないし、アニメでのナビゲーションをするハルカのイメージも崩してはいけない。ですので、いろいろな人の中間点にいて、どこにも寄らないように演じることを心掛けてきました。アニメに感情移入しすぎると、ゲームを遊んでいる方のハルカのイメージを崩しかねないですし。アニメの主役はあくまでミコトですので、そこを意識してつねにニュートラルでいることを心掛けました。
――ハルカを演じて5ヵ月以上経ちますが、慣れてきましたか?
日笠 はい。最近は、ハルカはちょっとドジなのかなっていう要素がチラホラ見え隠れしてきました。案外ギャグ担当なのかも……と思い始めているところです(笑)。BSでの放送では、“ドリナビ”というハルカが担当しているコーナーがあるんですよ。そこで一発ギャグを披露しなければならないとき話とかがあるんですが、そんなときもハルカは「しょうがないなぁ」っていう雰囲気から一発ギャグを披露するんです。もちろん滑るんですが(笑)、最後までドヤ顔を貫いて終わる……みたいな感じて、意外な一面を見せるんです。
――けっこうお茶目ですね(笑)。
日笠 あとは、ハンターとしても強いということがわかったことでしょうか。あくまでハンターになるまで初心者を案内するキャラクターだと思っていたのですが、案内役にもかかわらずミコトたちより強いハンターなんだなと。この2点には驚きましたね。
――けっこう奥が深いキャラクターですね。
日笠 あとは、どのキャラクターでも同じだと思うのですが、収録時のリテイクの数が減りました。私の思っているハルカ像と、スタッフの方が思っているハルカ像がどんどん合致していくんですね。現場も生き物なので、その都度変化を加えて行き、長い作品であればあるほどキャラクターが緻密に形になっていく。そこまで作られたキャラクターだからこそ、私もすぐにキャラクターに入ることができて、収録もよりスムーズに運ぶんです。そういった意味では、理想的な収録現場なんだろうなって思います。もちろん、まだまだ高みを目指してがんばっていきたいです。
――なるほど。ちなみに、『探検ドリランド』でもっとも好きなキャラクターは誰ですか?
日笠 ミコトが目を引くというか、気になっていますね。それは演じている宮本佳那子ちゃんの存在が大きくて、声質やお芝居の感覚というか手段などが、私では出せない何かを持っているんですよ。収録ではあまり宮本さんとの絡みはないのですが、それでもアニメを見ているだけで、すごくミコトに合う演技をしているのがわかります。ブレスの使いかたも独特で、ナチュラルな雰囲気を作り出していると思います。すごく耳に残るんですよ。一度聞いたら忘れられないような……。とにかく印象に残る演技です。
――今回、DVD『探検ドリランド』の1巻目がリリースされますが、セールスポイントや見どころをお教えてください。
日笠 アニメ本編の放送時刻が遅いこともあり、なかなか小さいお子さんが見る機会はないかもしれませんが、これを機にお子さんにも『探検ドリランド』の世界を満喫していただきたいですね。冒険をくり返すことで主人公が成長していくという、いまでは珍しい王道ストーリーなので、お子さんたちが成長していくうえでのステップのひとつにしていただければと思います。あとは、“ドリナビ”が収録されているらしいので、ぜひ観ていただきたいです。“ドリナビ”はBSのみの放送なので、日ごろ地上波をご覧になっている方は必見なのではないかと……。ハルカの大活躍が余すところなく収録されているので、見どころ満載ですよ(笑)。せひ観てください!
――最後にファンの方々へのメッセージをお願いします。
日笠 『探検ドリランド』は私が関わっている作品の中でも、長い期間演じさせていただいている作品になっています。それぞれのキャラクターが成長し、活躍していく作品になっていますので、お子さんにはぜひ観てもらいたいです。そして、『探検ドリランド』を観て育ったお子さんがお父さんやお母さんになったときに、自分のお子さんといっしょに観てもらいたいなあ……と。『探検ドリランド』は、そんな魅力的な作品です。
【商品概要】
タイトル名:『探検ドリランド』 1
発売日:2012年12月19日
発売元:ポニーキャニオン
価格:5775円[税込]
初回特典:GREE『探検ドリランド』で使用できるDLコード“ミコト(剣撃Ver.)”を封入
映像特典:キャラクター紹介コーナー 2分半×4本を収録
(C)グリー・東映アニメーション・テレビ東京
★『探検ドリランド』公式サイトはこちら
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