『コンボキマール』が完成形に近づく! リニューアルの真実をクラフト&マイスターの船水紀孝氏に直撃
2012-11-12 11:00 投稿
●iOS版のリリースとリニューアルを経て、『コンボキマール』が本格始動!
家庭用ゲームの第一人者たちがソーシャルゲームに挑戦する”スーパークリエイターズ”。同プロジェクトの1作として、クラフト&マイスターの船水紀孝氏がお届けするのがMobage向け『コンボキマール』だ(発売元はマーベラスAQL)。『ストリートファイター』シリーズや『ヴァンパイア』シリーズなど、家庭用ゲームで数々の名作を送り出してきた船水氏がお届けするのは、格闘技をモチーフにしたソーシャルゲーム。プレイヤーは、クエストなどで入手した”ワザ”を組み合わせて、コンボを決めていくことになる。ソーシャルゲームとしては極めて斬新なゲームシステムを持つ本作が配信されてから約2ヵ月。つい先日はiOS版もリリースされ、ますます注目が集まる同作だが、その手応えのほどをクラフト&マイスター 取締役の船水紀孝氏と、プロデューサーの醤野貴至氏に話を聞いた。
※本記事は、ファミ通Mobage Vol.10(2012年11月12日発売)に掲載したインタビューの完全版となります。
――配信されてから2ヵ月ほど経ちますが、手応えはいかがですか?
船水 ある程度の手応えは得ています。これはソーシャルゲームならではだと思うのですが、ユーザーの皆さんがすぐに反応してくれるというのはうれしいですね。ユーザーさんの動向を分析するのは、日々楽しくて、最近はそれで一喜一憂しています。憂いていることのほうが多いかもしれないけど(笑)。
醤野 そのへんは、アーケードゲームのロケテストと似ていますよね。なつかしい感じがします。
船水 まあ、ダイレクトな言葉で聞いたら、相当ショックを受けるかもしれないですけど(笑)。
――憂いているって、何に対してですか?
船水 ユーザーの皆さんに対してというよりは、自分たちの反省というか……。「もっとデータをうまく汲み取るべきだ」という。この業界は速さが生命だと思うのですが、すぐに対処するという癖をつけないといけないとは実感しています。指示を待って反応するのは、ときとしてタイムロスにつながるんです。作り手の“気付き”がより要求される分野だとは思います。
――なるほど。配信して2ヵ月経って、やはり多くの“気付き”があった?
船水 そうですね。いちばん実感するのが、ゲームサイクルがうまく回っていないかな……というところです。“クエスト”なら“クエスト”、“トレーング”なら“トレーニング”で、個々のモードは楽しく遊んでいただいているようなのですが、それだけで完結してしまう。「トレーニングがおもしろいから、これだけでいいや!」ということになっている傾向があるんですね。それはちょっと想定外でした。
――たしかに、“トレーニング”だけ遊んでいても十分楽しいですものね。
船水 そこで、iOS版が配信されたこともあり、「満を持して……」という形でリニューアルすることにしたんです。
醤野 『コンボキマール』に関しては、「格闘ゲームをソーシャルゲームに」というゲームの基本部分が新しいものだったので、「いろいろなものを詰め込み過ぎても覚えていただけないだろう」ということで、要素を少し抑え気味にしていたんですね。
船水 ところが、それだとゲームサイクルがうまく回らないということに気付いたんです。それで、当初予定していたソーシャル要素を盛り込むことにしました。これは開発当初から予定していた要素なので、これにより『コンボキマール』が完成形に近づく形です。
醤野 リニューアルに関しては、1回で完結するものではなくて、11月中に数回に渡って実装するつもりでいます。
――具体的にリニューアルはどんな感じになるのですか?
船水 『コンボキマール』は、格闘をモチーフにしたゲームでありながら、対戦っぽさというのを曖昧にしていたんですよ。対CPU戦しかりなのですが、あまりに擬似的過ぎました。
――ちょっと無機質だったということですね?
船水 “対戦感”ですね。相手と戦っている感じ。システムや演出も含めて、より戦っている感が出るような仕組みにしようと心掛けています。
醤野 その一環として、PvP(対人戦)のモードを常設します。これには、プレイヤーどうしでコミュニケーションを取っていただく方法を充実させようという意図もあります。あとは、GvG、いわゆるチームバトルですね。
船水 これまで搭載していた“ナカマ”は、少し曖昧過ぎたので、こちらも当初予定していた形に落とし込む予定でいます。自分で流派を作れるようにして、運営側から流派オリジナルのワザやコスチュームを与えたり……といったことを考えています。とにかく、よりチームらしくしたいですね。
――まさに、流派ですね(笑)。
船水 PvPとGvGが実装されれば、ゲームサイクルがうまく回るようになるはずです。このふたつのモードを経て、『コンボキマール』は最終的に完成します。
――それは楽しみです!
船水 あと、具体的なゲームシステムでは“SPワザ”も少し変えるつもりでいます。現状“SPワザ”は2個まで使えるのですが、今後はいまよりたくさん使えるようにするために、コスト制を検討しています。
――“SPワザ”も、より使い勝手がよくなりそうですね。
船水 はい。あとはアイテム。本当はアイテムが意外と使えるのですが、これまでだと「どこで使ったらいちばん効果があるか?」というのがわかりづらかったように思うんですね。それで、もっとメリハリをつけるつもりでいます。たとえば、ボス戦で使うとスタミナが大いに増強されるとか……。とくにボス戦では、ドーピングで勝利してほしいですね(笑)。
――ドーピング推奨ですか(笑)。
船水 ちょっと攻略めいたお話になってしまいますが、どのワザとワザを組み合わせればコンボがつながるか……というのは、いろいろと試してみていただきたいです。たとえばジャブという技があるのですが、いちばん簡単に連打できるので、ジャブをずっと連打していればクリアーできるかというと、必ずしもそうではありません。あと、ワザの特性にも注目していただきたいです。たとえば、2発ヒットするワザがあるとして、最初よりつぎにくり出す攻撃のほうが威力があったりするんです。それで、最初の攻撃が当たったあとに、ボタンを押すとつぎの攻撃がキャンセルされてしまう……とか、いろいろと細かいことをやっているんですよ。
――キャンセル技とか使えるんですか? いろいろと仕込んでいますね。
船水 仕込んでますよ(笑)。連打をしているだけでもゲームは進められるのですが、タイミングを図って目押しをすると、より楽しめるようになっています。上級者になればなるほど、気持ちよさが増すんですね。自分で発見したときのほうが楽しいので、あまり全面的に押し出すようなことはしていませんが、気づいている方は気づいてくれているみたいです。
――けっこう奥深いですね。
船水 格闘要素を盛り込むという、ソーシャルゲーム初の取り組みということもあり、試行錯誤している部分もあるのですが、iPhone版も配信され、リニューアルも実施して……と、『コンボキマール』も、いよいよ本格始動という感じです。幅広い層に楽しめる1作になっていますので、ぜひ遊んでみてください。
ソーシャルゲームの新時代を築く『コンボキマール』の今後に注目したい! なお、同作の攻略ポイントをただいま発売中のファミ通Mobage Vol.10にて掲載中。ファミ通Mobage Vol.10では、そのほかにもDeNAの『農園ホッコリーナ』やgloopsの『大連携!!オーディンバトル』、KONAMI『戦国コレクション』など、人気タイトルの見逃せない情報が満載。レアアイテムが入手できる袋とじアイテムも充実しているのでご注目を!
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【コンボキマール】
プラットフォーム:Mobage
メーカー:マーベラスAQL
開発元:クラフト&マイスター
ジャンル:アクション
対応端末:スマートフォン
料金:アイテム課金制
★アクセスはこちら
(C)MarvelousAQL Inc./Crafts&Meister Co.,Ltd.
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