【検証企画】物理キーの安心感がマジパネェっす! “SMACON(スマコン)”でスマホゲームを遊んでみた

2012-10-31 17:26 投稿

●スマートですよ こいつはァ!

スマートフォン向けにさまざまなゲームが発売され、市場も大いに盛り上がっている昨今ですが、どのゲームもスマホ向けのタッチ操作や仮想キー操作ばかり(当たり前ですが)で、その感触に飽きてませんか? またコンシューマーゲームやアーケードゲームからの移植作は、もともとコントーラーで操作していたものが多いため、原作ファンはなんだか違和感があったりしますよね。そこで、スマホ向けのゲームを、ゲームパッド型コントローラーでプレイしたらどう変わるのか、Androidスマホ用ゲームコントローラー“SMACON”(以下スマコン)を使って検証してみました! ゲームとスマコンの親和性や、スマコンを使うメリットを総合した評価値“スマートポイント(=★)”とし、最大★5個で評価。意外な発見が盛りだくさんでビックリ!?

<評価ポイント>
・スマコン対応範囲
・入力感度
・入力反応速度
・連続入力時の認識力
・ゲームとのキー配置相性

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スマート度:★★★
SHADOWGUN(正式対応)
MADFINGER Games
Android 2.2以上
価格:399円[税込]
銀河を股にかける賞金稼ぎとなり立ちふさがる敵を撃ち倒して進むTPS(サードパーソンシューター)。携帯機の枠を超えたと評される美麗グラフィックを誇る。
スマートPOINT:正式対応しているだけあって、操作すべてがスマコンのボタンに割り当て可能ですが、カメラ操作(=照準操作/エイミング)にだけは難点が。スマコンのボタン配置は方向入力キー(Navi_R,L,U,D)とアナログパッド(VectorPad)が左手寄りに隣接していることから、キャラクター移動とカメラ 操作を同時に行いにくいのです。また多くのFPS/TPSがそうであるように、本作もカメラはポインタ操作(=タッチ操作)の方が向いていると感じました。 とはいえ、カメラ操作のほかはスマコンの方が安定するのも事実なので、カメラのみタッチスクリーンで操作するというハイブリッドスタイルもなかなかオススメです。
スマート度:★★★★
アウターワールド -Another World-
WorkerBee Inc.
Android 2.1以上
価格:630円[税込]
日本では1992年にスーパーファミコンで発売され話題となった2Dアクションアドベンチャーの傑作。
スマートPOINT:原作がトライ&エラーを繰り返して進行する激ムズゲーとして知られている本作。公式に対応が発表されてはいませんが、スマコンが全操作に対応しています。 シビアなタイミング入力や細かい入力が求められる場面が多い本作では、スマコンを使えば思いどおりの操作が可能になり、誤操作も格段に減りました。それでも死にゲーであることは変わらず、初見のチャプターでは死にまくるんですけどね。
スマート度:★★★★
Riptide GP(正式対応)
Vector Unit
Android 2.3以上
価格:170円[税込]
近未来を舞台にした爽快な水上バイクレースゲーム。スタントをキメるとブーストゲージが加算されるので自然と魅せプレイしたくなるという仕様になっている。
スマートPOINT:操作のすべてをスマコンで行うには、メニューの設定から“シングル・スティック”を選択して操作ボタンの割り当てを行う必要があります。スマコンを使えば ステアリングやスピード調節が感覚的に、より正確に操作できるようになりますが、“シングル・スティック”の設定ではスタントもボタンひとつでランダムに行われてしまうので、自分で好きなスタントを繰り出す楽しみが減ってしまいます。一長一短、操作感をとるか爽快感をとるか、悩みどころですね。
スマート度:★★★★★
ソニック4 エピソードI(正式対応)
SEGA CORPORATION
Android 2.1以上
価格:350円[税込]
ご存知セガの看板役者、音速ハリネズミの彼が画面せましと駆け回る、ソニックシリーズの最新ナンバリングタイトル。エピソードは追加配信。
スマートPOINT:バーチャルパッドでも問題なく操作できますが、スピーディーなアクションに熱中していると方向ボタンの場所から指がズレてしまいがち。しかしスマコンの場合は、指にしっかりとした手ごたえがあるので大丈夫。目視しなくても感覚的に操作ができるのは大きな強みです。やっぱり正当派横スクロールアクションには物理キーがしっくりきます。
スマート度:★★★★★
METAL SLUG 3(正式対応)
SNK PLAYMORE
Android 2.3.3以上
価格:350円[税込]
NEOGEOからの移植作で、緻密なドット描画のキャラクターが銃火器やメカで大暴れする2Dアクションシューティングの決定版。
スマートPOINT:スクリーンにタッチして行うスマホ操作では、どうしても指で画面が隠れてしまいます。本作は、敵の攻撃に当たると即死してしまうので、敵や敵弾が見えないのは非常に危険! そして、バーチャルパッドでの操作では、敵の行動に合わせた反射的操作がしにくい……。そんな難点も、スマコンならすべて解決してくれます。キーレスポンスも軽快で、一度スマコンでプレイしたらもうバーチャルパッドに戻れないかも!?

結果をみると、方向キーとアクションボタンのみでプレイできるようなオーソドックスなアクションゲームほど精密なコントロールが要求されるため、バーチャルパッドでは得られない“触覚”も活かせるスマコンが適していると言えそうです。ジャンプするタイミングや微妙な移動距離は、指の感覚で覚えたりしますからね。今回ピックアップしたゲームのほかにも、たくさんのスマコン対応タイトルがあり、今後も増えていくようなので、期待して待ちましょう。「バーチャルパッドじゃ難しい!」というゲームもたくさんあると思いますが、個人的にはスクウェア・エニックスの『774DETHS』や、Com2uSの『スーパーアクションヒーロー』にぜひ対応していただきたいところ。この記事を読んで、コントローラーの感触が恋しいと思った人、もっと腰を据えて本気でプレイしたいと思った人は、この機会にスマコンを試してみてはいかが?

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