【注目アプリレビュー】日本全国の乙女に告ぐ! 『制服の王子様』は枯れ専の心のオアシスだ!!

2012-10-29 20:32 投稿

●オジサマ好きなら損はなし! 年の差恋愛を楽しもう

乙女ゲーマーの中でも大多数ではないが、絶対一定数はいるオジサマ大好き女子。そんなユーザーを大いに喜ばせるゲームがAndroidで登場。その名も『制服の王子様』!! バーテンダーや医者、警察官などの制服を着用した40代以上のオジサマたちを攻略できる恋愛ゲームで、タイトルは“王子様”と書いて“オジサマ”と呼ばせるところもニクい。ボイスも豊富で、演じているキャスト陣がキャラクター年齢とも近いのもリアルでよい。ドラマ『相棒』で杉下右京役を演じた水谷豊さんや、映画『テルマエ・ロマエ』で主人公ルシウスを演じた阿部寛さんなどのオジサマが大好きな筆者としても「待ってました!」と言わんばかりのゲームだ。

※現在はiOS版も配信されています。

本作の主人公は21歳の誕生日をきっかけに、“制服のオジサマ”を見ると動悸や貧血になってしまう謎の病気が発症。しかし、その最悪のタイミングで大学の所属ゼミの教授から中高年の“労働意識”について調査せよ、という課題を出されてしまう。課題をクリアーするために調査対象を選ぶところから、各キャラクターのルートがスタートする。現在配信されているキャラクターは、以下の3人。

▲45歳のバーテンダー・立原志麻(CV:一条和矢)。接客時は丁寧で紳士的。でも、本性は関西弁をあやつるサディスティックなオジサマ。
▲48歳の警察官・羽山正太郎(CV:松本保典)。主人公とは幼いころからの知り合いで、兄のような存在。年齢のわりに若い言動をし、「おじさん」というと嫌な顔をする。
▲53歳の医師・松本悠一(CV:藤原啓治)。“制服のオジサマ”病になった主人公の主治医。ユルく、いい加減な言動が多いが、医師としての腕はいい。

今回は、攻略キャラクターの中でも一番年上の松本先生をチョイス♪ 先生の照れ顔を見るためにがんばってみた! 主人公とは倍以上の年齢を重ねている男性だけあって、女性関係を含めて濃厚な人生を送っている先生。この経験の豊富さや人間性の厚みがオジサマの最大の魅力だろう。

▲松本先生の立ち絵は制服や私服以外にも浴衣姿が存在! 和服のオジサマを押さえてくれているなんて、本当にわかっていらっしゃる!! この照れ顔が1番のお気に入り。

本作は1キャラクターあたり10章で構成されており、1章につき10話のストーリーがある。この“本編”を、1日5枚もらえるチケットを消費しながら読み進めていくことで物語は進行。1チケットの消費で1話が読めるので、無課金の場合は1日で5話まで読み進めることができる。1話ごとのボリュームは1~2分で読めてしまうくらいの分量なので非常に短い。長いプロローグを見たあとなので「こんなに短いの!?」と驚いてしまうくらいだ。今回のプレイではチケットをまとめて購入して、一気に物語を読み進めた。先が気になるタイミングで終わることも多いので、お金に余裕がある人は筆者のように課金してサクサク進めるのもオススメ。

ある程度章進めていくと、“ミッション”が発生し、一定の“社会力”がないと物語が読めなくなってしまう。社会力は“仕事”することでゲットできるのだが、このミッションがなかなかやっかい。働けど働けど我が社会度は多くならず、というくらいに溜まりにくい。後半になるほど求められる社会度は増すので、さらに物語を読める日は遠のいていく。なので、ここで提案したいのが違うオジサマへの乗り替えテクニック。お目当てのオジサマのところで仕事をし、チケットはほかのオジサマのところで使うという同時進行でゲームを楽しむのがベストだ。ただし、“ターゲットの移行”のときに表示される「以前のデータを引き継ぎますか?」の質問では必ず「はい」を押すこと。そうしないと、今までのプレイがムダになってしまうので注意!

▲仕事はお金と社会度をゲットできるが、体力を25消費してしまう。体力は3分につき1回復するので、回復したらまた仕事をやってみよう。

●選択肢やガチャで物語に変化をつける

物語の途中では、主人公の属性を決める“受け攻めエンディングシステム”が発生する。選んだ選択肢によって主人公がオジサマにかわいがられたいタイプ(受け)か、オジサマをいじめたいタイプ(攻め)に変化。この数値によってエンディングが受けエンド、攻めエンド、友情エンドに分かれていく。筆者は「なんとしても攻め姿勢で行きたい!」と意気込んでプレイしていたのだが、選択肢のチョイスに失敗したらしく、結果は受けよりに。

▲各章につき1~2回出現する選択肢。選んだ選択肢が受けよりだと“-”、攻めよりだと“+”に数値が変動していく。この場合は「わたしの課題のためですか?」が攻めより選択肢か……?
▲受け攻めパラメータの部分が「-2」になっているのがわかるだろうか? 現在、筆者はやや受けよりのノーマルタイプだということがわかる。

受け選択肢、攻め選択肢のほかに数値が変化しない選択肢があるので、その見極めが難しいようだ。また、おそらくこの数値は大幅に偏らせなければ、受けエンドと攻めエンドが見られないようで、上の写真のように振れ幅が小さいと友情エンドへ突入しやすい。受け・攻めエンドを見たい場合は選択肢の結果を熟知しない限り、属性を変化させる課金アイテムのお世話になるしかないのかも。

そのほかにも本編の物語を彩るのがガチャによる“プレミアムコレクション”アイテム。本作は基本的には物語内でスチルイラストが登場しないのだが、ガチャでイベントスチルとボイスが入った豪華シナリオをゲットすると、本編が少し変化する。ガチャは、仕事で得られるゲーム内通貨(ゴールド)を消費して回せる“シルバーガチャ”と課金ガチャの“ゴールドガチャ”の2種類。どちらのガチャでもときめき度の上がるスチルと会話が追加されるのがうれしい。今回ゲットできたイベントスチルを、少しだけお見せしよう。やはり恋愛ゲームは、スチルやボイスが大事! 仕事でゴールドが溜まったら積極的に回して、プレミアムコレクションを集めていこう。

▲普段は主人公をからかったり、不真面目な態度を見せる先生。でも、泣きじゃくる子どもを上手に治療する姿や、ほかの患者さんにも好かれている様子に主人公は驚きます。
▲屋上で星空を眺めるふたり。先生の白衣に包まれ、近すぎて制服は見えていないはずなのに、違う理由で主人公のドキドキは止まりません!

期待を裏切らず、オジサマの魅力がたっぷりの本作。主人公が明るく、女性から見ても好感度が抱ける性格なのもグッド! 無課金プレイの場合の1キャラクターの攻略時間は、制限やミッションを考えるとザッと計算して30日近くにはなってしまうが、それでも時間をかければエンディングまでたどり着ける。これは非常に魅力的なポイントだろう。逆に課金プレイの人にもお金をかけた分だけ、ストレスなくプレイできるのもうれしい。現在未配信のキャラクターは残り3人。丁寧系のオジサマや無口系のオジサマが好きな人はもうしばらく待ってほしい。また、ひとりはどうやら幼馴染みの少年のようだが、筆者個人としては年下もおいしく頂ける雑食派なので大いに楽しみだ。(大原せんり)

▲攻略キャラクターを決める選択場面。下段がまだ未配信の3人なのだが、右側は3歳年下の景ちゃんのシルエットに似ているようだが……?

制服の王子様(オジサマ)

メーカー
マッドボックス、IINA
配信日
無料(アイテム課金有り)
価格
配信中
対応機種
Android2.2以上

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