【まとめ】世界が期待するiPhone 5(?)の噂をチェック

2012-08-29 17:09 投稿

●この時期のお楽しみ♪

2011年10月にiPhone 4Sが発売されてから、10ヵ月が経とうとしている。そんな中、“2012年9月12日にAppleが発表会を行い、そこでiPhone 5(新型のiPhone)が発表されるのでは”というウワサもチラホラと聞こえてくる。出るのか……出ないのか……、うーん気になる! そこで、ファミ通Appでガジェット担当のフリーライター“ヒゲメガネ長谷部”に、いまあるウワサや情報をまとめつつ、今後の展開を予想してもらった。

[iPhone 4S発売前のまとめはこちら]
※発表直前! iPhone 5の気になるウワサ最前線

●世界で囁かれているウワサをチェック!

それでは、世界各地から集めたウワサをまとめながら、その信憑性を私の偏見にまみれたモノサシで計っていこう! 一部、私個人が入手した情報もまじっているので、総じて話半分で信じてもらえれば幸いだ。

・ディスプレイの大型化【信憑性:99%
“iPhone 5”と検索した経験のある人は、もはや目にしているかと思うが、iPhone5ではディスプレイサイズが大きくなり、それに合わせて端末そのものも従来よりも縦長になると言われている。そして、それを証明するかのように、流出したと思われるモック(模型)画像も多数見受けられ、つい最近では中国のインターネットサイトが、そのモデル品の販売まで行っている。昨今のAndroid端末の大型ディスプレイ化の流れにiPhoneが乗るというわけでもないが、信憑性が高いのではないだろうか。ちなみに、ウワサではディスプレイのスペックはこのようになっている。4.06インチ、解像度640×1136、Retina採用。アスペクト比が16:9(?)になるとのことで、ハイビジョンの動画再生に、バッチリ最適化してきたという印象を受ける。

・LTE対応【信憑性:99%
LTEとはいわゆる第4世代通信と呼ばれるもので、ざっくり言うと従来よりも高速な回線のことである。新しいiPadがLTEに対応していたので、こちらはもうほぼ確実と見ていいのではないかと。日本でこの通信規格が使えるのかどうかはまた別として、技術的には確立され、実装されているものだ。疑う余地はないだろう。ただし、まだ確定事実ではないので、信憑性は99%。

・Dock コネクタの小型化【信憑性:95%
従来のDock コネクタ、いわゆる接続端子の部分が小さくなるというウワサ。こちらもたくさん画像が流出(?)しているので、信憑性はなかなかに高い。しかし、従来のものと規格が変わってしまうと、これまで使用していたグッズたちが使えなくなってしまうという懸念が出てくるのも確か。一部報道では「変換コネクタもリリース」されると謳っているが、そもそも規格を変えないで欲しいというのが、既存ユーザーの心理。っていうか、ドックの形状が変わったら、部屋の引き出しにある20本の充電ケーブルがすべて無駄になっちゃうじゃない! すでに無駄にはなっているけれども、なんかこう、悔しいでしょ!! ということで、信じたくないから、-5%。

・バッテリー容量のアップ【信憑性:90%
これもほぼ確実と言っていいだろう。LTE対応、ディスプレイ大型化となると、どうしても消費電力は大きくなる。その対応としてバッテリー容量を増やすのは、至極当然の流れだ。では、どれだけ容量が増えるのかと言うと……ウワサでは10mAh。iPhone 4Sが1430mAhだったのに対して、iPhone 5では1440mAhになると言われている。びみょおおおおおおおお! たった10増えただけで、何がどう変わるのだろう? しかし、実際にここまで詳細な数字が出ているほか、さまざまな情報サイトがこれを掲げているので、信憑性は高いのだろう……。

・NFC対応【信憑性:80%】
NFCとは、国際標準規格として承認された近距離無線通信技術のこと。これもざっくり説明すると、規格は違うが日本で使われているFelicaなどのようなもののことだ。これまで、「我が道を行く!」、「新しい道を切り開く!」といった感じで進んできたAppleも、世のニーズに感化され、NFCを採用するのではというウワサがチラホラと。プロトタイプにNFCコントローラチップが組み込まれていたという報告(?)があるので、こちらも信憑性は、それなりに高いのではないだろうか。ただし、これが採用されたからと言って、ガラケーに搭載されていた“おサイフケータイ”が実現できるわけではないので要注意。

・nano-SIMカードを採用【信憑性:70%】
現在主流のSIMカードの規格は、Micro-SIMカードと呼ばれるものだが、iPhone 5ではそれよりも一回り小さい、nano-SIMカードを採用するとのウワサが。こちらも、すでに自称証拠画像とともに出回っているウワサなので、信憑性はそこそこに高いのではないだろうか。しかし、まだまだ世界的にも標準規格はMicro-SIMという状態なので、妄信するのは危険。ところで、日本でnano-SIMを採用しているキャリアってあったっけ? たぶんないよね? ということは、もしこれが確実な情報だった場合、nano-SIMの大量確保に乗り出しているキャリアはiPhone 5リリース確実という考えかたもできるわけだ。

・米Verizon社が独占先行販売【信憑性:60%】
日本ではあまり耳にしないウワサだが、海外では当たり前のように話されているウワサのひとつ。これは昨年報道された「Verizon社が、iPhone 5の開発に多額の出資を」というニュースに端を発している。この出資の真贋も定かではないが、もし事実であった場合、独占先行発売はない話ではないだろう。ちなみに、どれくらいの期間独占先行するのかというと、大方1カ月という見方が主流となっている。

・ワイヤレス給電【信憑性:50%】
コンセントと端末をケーブルでつながないワイヤレス給電を採用した端末が、すでにチラホラと市場に出回りはじめている。iPhone 5もそれに後追いする形で、ワイヤレス給電を採用しているのではないかというウワサが、そこかしこで囁かれている。このウワサのネタもとは、Appleが2008年にワイヤレス給電に関する特許を取得しているという情報から。そう言われると信憑性が高いような気がしないでもない。しかしその一方、一部のAppleファンたちはこれを否定しているのも事実だ。彼らの言い分は「Appleはシンプルでスマートな形を好む。ワイヤレス給電には、大きな台座がつきもので、それはスマートとはかけ離れたものだ」というもの。ユーザーの意見が大きく分かれているということで、信憑性は50%ということにしておこう。

・128GBモデルが登場!【信憑性:50%】
iPhone 4Sで64GBモデルが登場し、ハードコアユーザーが歓喜したのは記憶に新しい。そんな中、iPhone 5はさらに容量を増やし、128GBモデルもリリースされるというウワサが沸き立っている。たしかに、USBフラッシュメモリでも128GBのものが増えてきているので、iPhone 5に128GBのストレージを採用するのは難しいことではないだろう。しかし、ユーザーがスマートフォンに128GBもの記憶容量を求めているかと言えば、必ずしもそうというわけではない。事実、iPhone 4Sの64GBモデルを買って、その容量を持て余している人も少なからずいると思う。いや、iPhoneユーザーの中で、64GBのストレージをフルに使っている人は、極少数だろう。一部のコアユーザーのために、128GBモデルを用意するというのは、なかなか難しい。まぁ私個人は、128GBどころか256GBでもウェルカムですけどね。

・クアッドコアA6チップ搭載【信憑性:30%】
iPhone 5では、クアッドコアA6チップが採用される! というウワサもチラホラと耳にするが、これに関しては裏づけできる証拠や証言はゼロ。「だって、リーク情報でも出てるもん!」という人もいるが、これも真贋が疑わしい。私は、内部構造をリークできるほどの情報を持っていながら、A6チップの概要がリークされないままでいることに、疑問を感じざるを得ない。Appleは新製品とともに新型プロセッサを発表することが多いので、iPhone 5にA6チップが搭載されている可能性はあると思うが、クアッドコアである保証はどこにもない。「iPhone 5に搭載されているプロセッサは、どれだけ進化するのだろうか?」くらいの期待で十分な気がする。

・防水処理【信憑性:25%】
あったらうれしいが、希望的観測を出ないウワサ。既存の防水処理技術は、密閉度を高める代わりに端末内部に熱を溜めこみやすいというデメリットも。iPhoneに限らずケータイ端末は内部にパーツをギッシリ詰め込んでいるので、そもそも内部に熱を溜めこみやすい設計となっている。アルミボディを採用している機器が多いのは、それで溜まった内部の熱を少しでも外に出すための工夫なのだ。そんな状態で、さらに熱を溜めこむ技術を採用したらどうなってしまうか? 結論は容易に導きだせることだろう。もちろん、防水処理がなされる可能性はゼロではないが、これには、どうにも賛同できない。

とまぁ、こんな感じだろうか? 改めて言っておくと、ここで取り上げた信憑性というのは、あくまでも私個人の主観にすぎない。これらのウワサをどう捕えるかは、みなさんの自由なので、みなさんにはぜひそれぞれの主観でiPhone 5のウワサを楽しんでもらいたい。こんな意見もあるんだなぁ、こういう見方もあるんだなぁという程度に収めて、考察のスパイスとして役立てていただければ幸いだ。

●気になる発売日は?

スペックのウワサついでに、発売日のウワサに関しても、ここでちょこっとまとめておこう。現在主流となっているウワサは、9月12日にiPhone 5が発表。発売日は9月21日か、もしくは30日に発売というもの。しかし、先に述べた米Verizon社が、9月21日から全社員に休暇禁止令を出しているというウワサもあり、9月21日発売説の方が濃厚となっている。もし、米Verizonの内部リークが正しければ、9月21日説というのは、かなり信用できるものになってくるのだが……。やはりその真贋は不明だ。ワクワクしながら、12日の発表を待つしかない。 ただ、もし12日のAppleの発表がiPhone 5のリリースに関するものだとすれば、過去の流れからスケジュールは以下のようになると予測できる。

9月12日(水)発表
9月14日(金)予約開始
9月21日(金)発売

しかしこれも、あくまでも予測の範疇を出ないので、信用はしないように。そもそも、日本での発売が遅れる可能性すらあるのだ。もしかしたら、日本での発売は10月以降にズレ込む可能性も!? とにかく、9月12日にならないと、なんもわからない! 期待に胸を躍らせて、その日を待つことにしよう。 ただ、個人的には9月21日発売は避けて欲しいかなぁ。“東京ゲームショウ 2012”が9月20日からスタートするので、この日に発売されても取りにいくのが難しいような……。うーん、悩ましい。

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