【先行プレイ】アプリでも、伝説が、壮絶に、終わる。映画公式アプリ『ダークナイト ライジング』をプレイしてきました！

●相変わらずのハイクオリティーっぷり

日本では2012年7月28日に公開の映画『ダークナイト ライジング』唯一の公式ゲームが、ゲームロフトからリリースされる！　バットマンファンにはたまらない仕上がりにとなっている本作のプレイリポートをお届けしよう。

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●闇の騎士バットマンとなり、ゴッサムシティから悪を根絶しよう

メインストーリーは映画とほぼ同様に進んでいくとのことなので（※）、演出なども映画のような迫力をそのまま楽しめる。今回プレイしたのは、チュートリアルを含む最初の3ミッションまでで、プレイ時間はそこまでで約30分といったところだ。バットマンといえばさまざまなガジェットを使いこなし敵を組み伏せるのが印象深いだろう。もちろん本作にもその要素は豊富に詰まっており、グラップネルガンにはじまり、バットラングや、高性能二輪車のバットポッドまでもが登場する。グラップネルガンは高いところなどに向けて発射すると、そこまでバットマンを引っ張って移動できたり、逆に遠くの敵を引き寄せたりと使用頻度の高いガジェットだ。バットラングは手裏剣のような飛び道具。弾数制限はあるが、有効な攻撃手段だ。

※先行プレイではネタバレ防止のために最後までプレイできなかった。

通常攻撃以外にもジャンプで敵の攻撃を回避や背後に回り込んだり、敵の攻撃に合わせてカウンターを打ち込むこともできる。高いビルの上から隣のビルや地面に降りる際にはバットマンの象徴とも言えるマントを広げ自由に滑空することが可能だ。敵を倒すごとにコインと経験値が入手できるが、それらはガジェットのアンロックやグレードアップに使うことができる。バットマンのレベルに合わせてアンロックされる装備も存在するので上手く使い分けていく必要がある。

●『スパイダーマン』が好きならこちらもグッとくるはず

最初のミッションでは基本的な操作を学ぶことができる親切なチュートリアルミッションとなっており、このあたりはかなり親切な作りで、ふだんゲームを遊ばないような人でもしっかりと操作を身に付けることができそうだ。また、かなり広いオープンワールドだが、マップに表示されたオレンジ色のマーカーまで移動するとつぎの指示が出されていくので、どうすればいいかわからなくなることはないだろう。メインミッションのほかに水色のマーカーで表示されている場所ではサブミッションが設置されており、近づくと人質救出や強盗撃退などのミッションが発生する。サブミッションはクリアーしなくてもメインミッションに一切支障がないので、無視しても構わないがコインや経験値を多く手に入れたい人は細かくチェックしておくとよいだろう。

戦闘では、敵の頭上に飛び移り急襲をかけ一撃で倒したり、離れた敵をグラップネルガンで引っ張りコンボを叩き込むなど映画でも見たことがあるバットマンアクションが盛りだくさんで、どっぷりとバットマン気分に浸れる。建物内の装置や明かりをバットラングで破壊し、敵にばれずに近づき組み伏せるスニーキングアクションをするもよし、かっこよく登場して華麗なアクションで片付けるもよし！　自分の理想的なバットマンを演じることができるのだ。ちなみに、ゲームロフトから配信されている『アメイジング・スパイダーマン』と操作感は似ているので、あちらにハマった人は本作も間違いなく楽しめるはず。アクション部分の爽快感は『スパイダーマン』が上だが、多彩なガジェットを使った戦略性は『バットマン』が上といった感じだ。

●プレイしてみて

「さすが公式ゲーム」と言いたくなるクオリティーで、バットマンファンもアクションゲーム好きにも満足できる作品となっていた。とくに、ここ最近のゲームロフトタイトルではもはや当たりまえというレベルの非常に高精細なグラフィックが、バットマンのダークな世界観と街並みをよく再現している。街の明かりやバットマンスーツの光沢や陰影が細かく表現されているので、プレイ中に何度も街を見回したりバットマン自身をぐるりと眺めてしまうほど。ちなみに本作は、映画『ダークナイト ライジング』に合わせてリリース（2012年7月28日）されるようだが、もちろん筆者は映画もゲームも両方プレイするつもり！　同じストーリー展開ということなので、表現の違いをくらべてみるのも楽しいかも。（飯田ヘンリー和倫）