グリーがイギリスMind Candy社と提携、『Moshi Monsters』で新しいチャレンジを!
2012-07-02 10:00 投稿
●人気キャラクターを活かしてモバイルならではの作品を
世界戦略を加速させるグリーがイギリスに本社を構えるMind Candy社と業務提携。Mind Candy社の人気コンテンツ『Moshi Monsters』をモチーフにしたモバイルゲーム2タイトルを年内にもGREEで配信することを明らかにした。ここでは業務提携の経緯などを、Mind Candy社のCEO、マイケル・アクトン・スミス氏とグリー 執行役員 メディア事業本部長の吉田大成氏に訊いた。
マイケル・アクトン・スミス氏(右) Mind Candy社を2004年に設立。同社を子ども向けインターネット発エンタテインメント企業の先駆的存在として育て上げる。 吉田大成氏(左) グリー 執行役員 メディア事業本部長。『釣り★スタ』などのプロデューサーを務め、現在はグローバルメディアの戦略を手掛けている |
■『Moshi Monsters』とは?
世界で約150地域、6千万人以上のユーザーが登録しているPC向けのオンラインゲーム。ユーザーは、ペットとして選んだモンスターを駆使して、Monstro Cityと呼ばれるモンスターの街を探検。ミッションをクリアーしていくことになる。楽しく学習できる要素が幅広く受け入れられており、とくに子どもたちに人気を博している。
▲ペットとなるモンスターは6つから選ぶ。60種類以上ものモンスターが登場するとのこと。 画面はPC版のもの。 |
――まずは、今回の業務提携に至った経緯を教えてください。
吉田 昨年9月にヨーロッパの拠点を立ち上げたときに、私たちのほうからMind Candyさんにコンタクトさせていただいたのがきっかけになりますね。Mind Candyさんの『Moshi Monsters』は、世界で6000万人以上もの利用者がいる人気コンテンツです。ヨーロッパでGREE Platformの拡大を目指していくなかで、これだけ欧米で認知されているキャラクターがGREE Platformに乗るということは、すばらしいことだと思いまして。『Moshi Monsters』は、とくに欧米では、大人から子どもまで幅広い層に認知度が高くて、「さまざまな層にGREEを使っていただきたい」という方針とも合致しました。
マイケル グリーさんからお話をいただいたときは、とても興奮しました。弊社としては、もともと”モバイルプラットフォーム”と”アジア展開”というのは、大きな課題としてあったのです。そんなときにグリーさんからお話をいただいて、「グリーさんは私たちの最適なパートナー」ということで、即決しました。
吉田 ありがとうございます。最初にMind Candyさんのオフィスに伺ったときは感動しました。モンスターたちが壁に貼りつけられていて、クリエイティブな空間なんです。スタッフの方とちょっとお話をするだけでも、『Moshi Monsters』に対する深い愛を実感できました。「老若男女に満足していただけるコンテンツを」というMind Candyさんのモノ作りの発想にも共感できて、グリーと近しいものがあるなと、思いましたね。
――今回、『Moshi Monsters』を使ったオリジナルタイトルを開発されるとのことですが。
吉田 そうですね。いまは、グリーUKとMind Candyさんが共同開発でゲームを作っているところです。『Moshi Monsters』には世界中に本当に多くのファンがいるので、当然ながら世界観というのはすごく大事にしたいと思っています。ファンの皆さんに満足していただけるものを作っていかないと、せっかくのキャラクターが活きてこないので……。世界観を守るということに関しては、大きなチャレンジになりますね。
マイケル グリーさんはゲームを開発することに関してはエキスパートなので、そのへんはぜんぜん心配しておりません。信頼してお任せしています。
――モバイルプラットフォーム向けということで、とくに注力しているポイントは?
吉田 もともと『Moshi Monsters』は、PC向けのオンラインゲームとして有名なのですが、かわいいキャラクターが人気なんです。ポケットの中にお気に入りのキャラクターを入れて、つねにいっしょにいられるような感覚が、モバイル端末の利点なのだと思っています。大切なキャラクターを介してユーザー間のコミュニケーションを図る……というのは、まさにソーシャルゲームの醍醐味ですよね。その魅力は訴求していきたいです。
マイケル まさにその通りですね! このゲームを使って親子でコミュニケーションをしていただけたら、それが理想ですね。
――ちなみに、どんな感じのゲームになるのでしょうか?
吉田 ちょうどいま制作中でして、夏に詳細が発表できるのではないかと。ただ、私たちは、ソーシャルゲームにはいろいろな可能性があると思っているんです。『Moshi Monsters』のキャラクターの魅力や世界観を最大限に活かしたゲームを通して、そういう新しいチャレンジに取り組んでいきたいという気持ちが強いです。
マイケル ゲームの詳細は今後のお楽しみということで(笑)。ただ、ソーシャルゲームの特性を活かして、モバイル版『Moshi Monsters』は地域ごとに微妙に内容を変えるつもりではいます。アメリカやイギリス、スペインなど、同じ『Moshi Monsters』のキャラクターでも地域によっていちばん人気のモンスターは異なりますしね。ただ、日本を筆頭にアジアの皆さんにも『Moshi Monsters』は受け入れられると信じています。『Moshi Monsters』は、雑誌やトレーディングカード展開などもしており、イギリスで人気ナンバーワンのトイキャラクターになっているのですが、GREEでの配信をきっかけにして、さらに世界に浸透していってくれることを期待しています。
▲マイケル・アクトン・スミス氏。 | ▲吉田大成氏。 |
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