グリー、RMT対策の取り組み3施策を4月末までに実施することを発表

2012-03-30 20:07 投稿

●リアル・マネー・トレード対策を大幅強化

グリーは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)“GREE”の利用規約で禁止しているリアル・マネー・トレード(以下、RMT)(※1) に関連する行為の是正を目指し、必要に応じて利用規約の改正等を行うとともに、2012年4月末までに、以下の具体的施策を順次実施することを決定したと発表した。

≪以下、リリースより抜粋≫

1.トレーサビリティ向上による検知・追跡強化

・アイテム・トレーサビリティ・システム(追跡IDの導入)
「GREE」を通じて提供されるアバターおよびゲーム上のアイテム、カード等に対してIDを付与してRMTの疑いのあるトレード(※2)履歴の調査を効率的に行えるようにします。

・トレード成立前の有人監視の実施
アバターおよびゲーム上の一定のアイテム、カード等のトレードに関して、トレードの成立前に有人での目視調査を実施する特別の態勢を整備することにより、RMT関連行為の疑いのあるトレードをより早期に検知しうるようにします。

・不正の疑いがあるユーザーアカウントの一時停止と調査の実施
上記の各施策によってRMT関連行為の疑いがあると判断されたユーザーについて、直ちにアカウントの一時停止を行い、さらなる調査を実施するようにします。

2.RMT関連行為に対する措置および抑止策の強化

・RMT関連行為を行ったユーザー双方のアカウント無期限停止
RMT関連行為を行っていると判断されたユーザー双方に対して、アカウントの無期限停止の措置を実施します。

・ユーザーのアカウント停止情報のサービス内における開示
「GREE」のサービス内において、週次で、RMT関連行為によるアカウント停止の実施件数を開示することにより、ユーザーが新たなRMT関連行為を行うことを抑止しうるようにします。

3.自動ツールを利用した行為に対する監視態勢の強化

・自動ツールの利用状況の分析とアカウント自動停止の強化
RMT関連行為を助長するような自動ツールの利用に対する施策として、グリーでは、ユーザーのアクセスパターンの分析等を強化することにより、自動ツール を利用してRMT関連行為を行っていると疑われるユーザーに対して、アカウントの自動的な一時停止を行い、さらなる調査を実施するようにしていきます。な お、スマートフォンでの複数アカウントの取得がかかる自動ツールの利用につながっていると考えられることから、グリーでは、既に、トレード機能を利用する 際にはIVR認証(※3)を必要とする措置を、2012年3月23日より導入しています。

なお、グリーは、法令を遵守し、ユーザーの皆様に対するサービスの内容・品質を向上させるために様々な取り組みを行なっています。2012年3月12日 には、社長直轄の「利用環境向上委員会」を設置しています。また、3月16日には、“GREE”におけるRMT関連行為のチェック体制の強化をはじめとす る各種施策を導入すること、および、リアル・マネー・トレード対策で大手ゲーム開発会社等の関連事業者と協力していくことを公表しました。3月21日に は、プラットフォーム事業者6社の共同で、ソーシャルゲームの利用環境向上等に関する連絡協議を設置しました。
さらに、3月29日には、「GREE」外でRMT関連行為を行うためのサイトを運営しているRMT専門事業者等に対して、改めて出品の停止と削除を強く申し入れています。

※1 GREEサービスの一部の利用権をもって、現金その他の財物、財産上の利益との交換取引をすること、または交換取引をすることの宣伝・告知・勧誘をする行為のこと。
※2 GREE内で利用できるアバターやゲーム内のアイテム、カード等を、ユーザー同士で交換することができる機能のこと。
※3 音声自動応答サービスを利用した、携帯電話の電話番号による認証のこと。

以上

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