【現在トップセールス1位】徹底的な“こだわり”が生んだ『ダークサマナー』について開発者を直撃
2012-03-22 12:26 投稿
●納得のトップセールスランキング1位!
App Storeのトップセールスランキング1位(2012年3月21日時点)を獲得し、なおかつ評価も★5つをキープし続けるほど、いま大注目のエイチームのソーシャルゲーム『ダークサマナー』。同タイトルの開発者である小倉悠吾氏に、今後の展開や本作の魅力について伺った。
■『ダークサマナー』とは
2012年2月24日に配信され、瞬く間にランキング上位の常連となった“ダークファンタジー”がテーマのソーシャルゲーム。かわいいというような表現とは程遠い洋ゲーちっくなビジュアルに、混沌とした世界をイメージさせる独特の世界観は、これまでのソーシャルゲームとは一線を画している。ほのぼのとした雰囲気はまったくなく、海外でも好まれるゲームを考慮していることから、血が飛び出るムービーの演出があるなど、コアゲーマー好みの作り。基本的なゲームシステムは、ほかのソーシャルゲームと同じで、ミッションを進め、モンスターを手にし、それを鍛えて戦うというもの。本作では称号やモンスターのコレクションといった、収集系のやり込みから、モンスターの組み合わせ次第で発動するコンボやモンスター固有のスキルといった戦略性もあり、普段ゲームになじみのない方にとっては若干敷居が高いかもしれない。しかし逆に言えば、その分奥が深くハマれば抜け出せなくなる要素が満載。クリーチャーデザインには、ゲーマーや特撮好きは必見の伊藤暢達氏や篠原保氏、韮沢靖氏、雨宮慶太氏といった、豪華イラストレーター陣が参加している。同氏らが描くモンスターは、かなり強力でひとりの力で勝つことはほぼ不可能に近い。そういった強力なモンスターを攻略する楽しみも存在している。
▲『ダークサマナー』ディレクター、小倉悠吾氏 |
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――まずは、App Storeの無料ゲームカテゴリランキング1位(2012年3月16日時点)おめでとうございます! 『ダークサマナー』かなり順調そうですね。
小倉 ありがとうございます! 『ダークサマナー』は、かなりクオリティーに力を入れて作ったので、多くの方から反響をいただけたことが非常にうれしいです。しかしその反面、これをキープし続けるというプレッシャーも若干感じています(笑)。
――今回の『ダークサマナー』は、“ダークファンタジー”というテーマで、コアゲーマー向けに作られているとのことですが、その魅力とは何でしょう?
小倉 まず、ゲームを見ていただいたときに、ほかのゲームとビジュアル面で圧倒的に差がある作品だと思っています。現状のソーシャルゲームのデフォルメされたモンスターや、キャラクターとは明らかに差別化された部分が最大の魅力ですね。また、ソーシャルゲームには珍しく、“ムービー”の導入もしていますので、そこにも注目していただきたいです。
――確かにモンスターのイラストは、ほかのソーシャルゲームと比べても独特の雰囲気がありますよね。とくに注目すべきなのは、豪華イラストレーター陣の方々だと思いますが、こちらはどうやって実現されたのですか?
小倉 テーマが“ダークファンタジー”でしたので、最初にクリーチャーを描ける方を求めていました。その中でも、クリーチャーデザインで活躍されているイラストレーターを探していまして、今回参加していただいた“伊藤暢達”さんや“篠原保”さん、“韮沢靖”さん、“雨宮慶太”さんといった方々の名前があがったんですよ。とにかく各イラストレーターに直接お話を持ちかけまして、「こういったコンセプトのゲームを作りたいんですけれど、協力して頂けないでしょうか?」といったところからスタートしました。イラストをお願いした、ほとんどの方は快く引き受けてくださいまして、ユーザーの皆様が、「この人が描いたモンスターが登場するなら、このゲームをやってみたい」と思ってもらえるような作品になっているかと思います。そのほかにも、約40名のイラストレーターにご参加いただいております。
――新規イラストレーターの参加などは考えていらっしゃいますか?
小倉 そうですね、参加していただけるという方がいらっしゃれば、ぜひ! とこちらからお願いしたいぐらいです(笑)。現在(2012年3月16日時点)で、モンスターの数は約400体以上いますが、今後もモンスターの数は増やしていきたいと考えておりますので、それに伴ってイラストレーターを増やしていきたいですね。まだ確定したわけではないので、残念ながらお名前は挙げられませんが、先ほどの4名以外の著名イラストレーターにも、声を掛けさせていただいております。モンスターは、アップデートなどで随時追加されていきますので、その中でいずれ出会えるかもしれないですね(笑)。
――今後が、かなり気になりますね(笑)。現在は、約400体以上のモンスターが登場するとのことですが、モンスターのデザインはなにか基準を設けているんですか?
小倉 ほとんどのモンスターはこちらである程度の構図をお渡しして描いて頂きました。いわゆるファンタジーの世界に登場しそうなモンスターを選別して、海外のユーザーに受け入れられるようなモンスターを中心に選びました。”伊藤暢達”さんなどに関しては、自由に描いていただきましたね。あまりこちらから具体的な案は出さずに、お好きなように描いてくださいとお願いしたんです。ちなみに“雨宮慶太”さんは和紙にデザインを描いてくれたんですよ! デザインが送られてきたときはビックリしましたね(笑)。
――すごいですね!(笑) 自由に描いたからこそ、あの独特な雰囲気が表現されているわけですね。オープニングムービーもかなりこだわりですよね?
小倉 ムービーの導入は、ほかのソーシャルゲームとの差別化のひとつになります。システムに関しては、日本で親しまれているソーシャルゲームに近いんですが、やはり見せ方を変えていきたいな、というのがいちばんにあったんですよ。そこでまず、ゲームを立ち上げたときに、ユーザーを惹きつけるための“インパクト”が必要だと思ったんですね。生贄や召喚にもムービーを導入していますが、ほかのソーシャルゲームでいう“強化”や“ガチャ”に、ムービーを取り入れてるゲームはあまり見ないですよね? なので、まずはそこから変えていこうかと。ムービーは、映像作りで有名な“白組”さんにご製作いただいた結果、とてもインパクトのあるムービーができたと思います。ちなみにですが、ふつうにゲームしているだけだと若干気が付きにくいですが、じつは同じ生贄や召喚のムービーにも違いがあるんですよ。大きな違いではないですが、細かく見ていただけるとおもしろいかもしれません(笑)。
小倉 たとえばミッションがいちばん最後まで進んでしまって、やることがなくなっても、パーティーに入れたモンスターの組み合わせ次第で発動する、“コンボ”だったり、手に入れたモンスターの数でもらえる“称号”など、コレクション系のやり込み要素を取り入れています。これらは、直接自分の強さにも関わってくるので、コアなゲームユーザーの方には喜んでいただけるかと思います。また、今後は“ランキング”の上位者には、なにか特典があるような企画も考えていますので、よりやり込み要素が増えていくかと思います。
――話は変わりますが、気になる今後の予定。アップデート予定などはございますか?
小倉 近日のアップデート(※)で、まずはモンスターを追加します。それに併せて、これまでA+がいちばんレア度が高かったのですが、その上をいくAAのモンスターも登場します。また、前述したランキング機能なども大幅に変えていき、ユーザーに楽しんでもらえるようにしたいと思っています。後はフレンド申請など、人と人とのつながりが若干弱いと思っているので、そこを強化していくつもりです。まだ、始まったばかりですので、ユーザーの方のニーズに応えられるように、アップデートは随時行っていく予定です。
※:2012年3月21日時点で、モンスターの追加とレア度の追加は行われています。
▲伊藤暢達氏(左)と雨宮慶太氏(右)が描いた新モンスターが新たに追加。 |
――今後のイベントなどはいかがでしょうか?
小倉 詳しい部分はまだお話しできませんが、みんなで参加できる大型のイベントの開催を予定しております。『ダークサマナー』では初の大型イベントになりますので、ご期待ください!
――モンスターやイベントといい、今後の展開にかなり期待しちゃいますね! それでは最後に『ダークサマナー』ユーザーに向けて一言お願いします。
小倉 我々スタッフ一同、これほど多くのお客様にプレイしていただけて非常にうれしいです。ようやくいま富士山のふもとにたった気持ちでいますので、これからも楽しんで頂けるように鋭意制作していくつもりです。ユーザーの方から日々いただく、多くの声に答えていける様にし、よりよい方向に改善していきます。ユーザーの方が盛り上がれば盛り上がるほど、『ダークサマナー』も盛り上がっていきますので、ユーザーの方を巻き込んでこれからもがんばっていきたいと思います。ここでは明かせませんでしたが、システム面でさまざまな仕組みを考えていますので、期待してください!
――本日はお忙しい中、ありがとうございました。
[注目!]
3月29日に発売予定のファミ通App iPhone&Android NO.002に、『ダークサマナー』のレアアイテムがついております! 前号のNO.001はオンライン書店ではすぐ完売となってしまったので、いまのうちに予約しておいておけばいいじゃない! という宣伝です(笑)。
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ダークサマナー
- メーカー
- エイチーム
- 価格
- 無料(アプリ内課金あり)
- 対応機種
- iPhone/iPod touch、iPad iOS 4.3.5以降が必要
- コピーライト
- © Ateam Inc.
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