ソーシャルゲーム開発のKLab、Android向けUIコンポーネント“KLab iPhoroid UI”のオープンソースを無償提供開始

2012-02-22 16:48 投稿

●iPhone UIをAndroidでも簡単に実現

KLabは、iPhone UIをAndroidでも実現することができるUIコンポーネント“KLab iPhoroid UI”のオープンソース無償配布を開始いたした。“KLab iPhoroid UI”は、コンテンツ提供者のiPhoneでもAndroidでも同じユーザー体験を実現させたい、というニーズに応えるUIコンポーネントとのこと。

※参照:KLab公式HPニュースリリース

◆“KLab iPhoroid UI”デモアプリ動画

<以下、リリースより>

iPhoneは、カバーフロー、リストビュー、グリッドビュー(各図参照)など洗練されたUIが標準装備(※1)されているため、開発者は簡単に動きをつけることができ、高度なユーザー体験を提供することができます。
一方、Androidでは、最低限のUIしか標準装備されていないため、洗練された動きを実現するには開発者自身がコードを書く必要がありました。これまでもAndroid向けiPhone UIコンポーネントはありましたが、美しさを追求しつつメモリやデータの大きさにも考慮の必要があり、実用レベルに達しているものはほとんど存在しませんでした。
“KLab iPhoroid UI”は、メモリ管理を考えた上で実装されているので、商用アプリにおいても追加実装、改良することなく、そのまま利用することが可能です。

(※1) 標準装備のライブラリ
・ iPhone:グリッドシステムが取り入れられている。デザイン理論に沿ったものなので、デザインを意識しなくても作ることが可能。
・ Android:座標指定が必要で、デザイン意識を持たないと綺麗なものが作成できない。

◆“KLab iPhoroid UI”デモアプリ動画

◆動作環境
Android2.2以上

◆ソース公開場所

◆KLab iPhoroid UIの特徴
【1】iPhoneのUIをandroidで実現
AndroidでもiPhoneとまったく同じ動きをさせるため、AndroidのデフォルトUIにはない下記の機能を搭載しています。
・カバーフロー
・フロービューでのフリック機能
・リストビューでのオーバースクロール
※オーバースクロール:上に引っ張ると続きが出てくる

【2】簡単に導入可能
開発工数が1/3に削減(当社プロジェクト比)。
KLabのアーチストサイトのアプリ実装の総工数の比較で見ると、“KLab iPhoroid UI”を利用することにより、2.5ヶ月かかっていた実装が4週間、約3分の1と飛躍的な工数削減を実現しています。

【3】メモリ管理が堅牢
画面外に出た箇所のメモリは開放することでメモリを確保しています。キャッシュも残しているので頻繁な通信は発生しません。

【4】表示が綺麗
無駄なネットワーク通信・描画処理を発生させないよう最低限に抑えます。

【5】MVC構造 (Model View Controller(モデル・ビュー・コントローラ)
AndroidのデフォルトUIであるMVC構造で作成しているため、わかりやすいコードで横展開も容易です。プログラムを書く際、デフォルトUIのクラス名をiPhoroid UIのクラス名に変えるだけで、コードはそのままでiPhoroid UIの様々な機能が追加されます。利用者(アプリ開発者)は、クラス名を変えるだけでよいため、コードの構成を意識しなくて済みます。

◆KLab iPhoroid UIの使い方については
KLab株式会社 若手エンジニアブログ

※「Android」は、Google Incの商標または登録商標です。
※「iPhone」は、Apple Inc.の商標です。
※記載された社名および製品名/サービス名は各社の商標または登録商標です。

KLab(クラブ)株式会社について
– 社名:KLab株式会社(英文名:KLab Inc.)
– 代表者:代表取締役社長 真田哲弥
– 設立: 2000年8月1日
– 資本金: 8億8,968万円(2012年1月末現在)
– 株式公開: 東京証券取引所・マザーズ(3656)
– 本社所在地: 〒106-6122 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
– 事業内容 ソーシャル事業、クラウド・ライセンス事業、SI事業、
人材サービス事業(有料職業紹介許可番号 13-ユ-303684)

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