【ゲーム付き】ついに最優秀賞が決定! オリジナルゲーム開発コンテスト“9leap”後期審査会に潜入

2012-01-23 19:46 投稿

●“9leap”ってな~に?

ユビキタスエンターテインメントが主催する、スマートフォン向けオリジナルゲーム開発コンテスト“9leap(ナインリープ)”。このコンテストの後期審査会が秋葉原UDXにて開催された。ここでは審査の模様をお伝えする。

“9leap”とは、プログラマーを目指す学生からJavaSprictベースのスマホ向けゲームを募集するコンテストで、作品の募集は2011年5月~12月と長期間に渡って行われた。審査は2011年5月~8月までの前期、9月1日~12月31日までの後期の2回。それぞれの期間で優秀作品を発表する。今回審査対象となったのは、2011年9月1日~12月31日の後期に投稿された154作品のなかでも人気が高かった30作品(制作者は年齢25歳以下) 。そこから厳正なる審査により優秀賞5作品、佳作10作品が選定された。受賞作品には、制作者の才能の発掘を目的とした審査となるため、ゲームの質だけで なく、アイデアやセンスから未来のゲームクリエイターとして躍進するであろうと思われる開発者の作品が選出され、優秀賞5作品の制作者には賞品として最新モデルのMacBook ProまたはMacBook Airが、佳作受賞者には図書カード 5000円分が贈呈された。

また、期間ごとの優秀作品とは別に、前期後期を通じてもっとも高い評価を得た3人の制作者には最優秀賞が贈られ、2012年3月5日~9日にかけて開催予定の世界最大のゲーム開発者会議“Game Developers Conference”の視察旅行に無料で参加できるほか、IGDA日本の主催するイベントに登壇できる権利も得ることができる。

●審査の結果、選ばれた優秀作品は?
審査員はユビキタスエンターテインメントの清水亮代表取締役社長兼CEO、ディーツー コミュニケーションズの宝珠山卓志代表取締役社長、週刊アスキーの福岡俊弘総編集長、月刊ベストギアの長谷部敦編集長、キューエンタテインメント水口哲也 チーフクリエイティブオフィサー、ビサイドの南治一徳代表取締役社長の6名。前期審査会と同様のメンバーとなるが、水口氏は海外出張中ということもあり、 インターネット経由でモニター越しからの参加となった。

 


 

後期の優秀賞と佳作に選ばれた作品と、前期後期の結果から最優秀賞を勝ち得た3名は以下の通り。各審査員のコメント付きで紹介する。ちなみに、ゲームスペースをクリックすればゲームがはじまるので遊んでみてほしい。

【最優秀賞】
blankblankさん akihiro_0228さん m_zatsuyoさん

【優秀賞】

『いそがしい運動会』
制作:BLESSPHERE
「一つ一つはシンプルなゲームでも4つになると予想外の面白さがあるという発想を評価しました」(宝珠山氏)
※このゲームを遊ぶ



『初音ミクの跳躍』
制作:blankblank
「“消失”の歌詞が襲ってくるのが斬新。曲の世界観がきちんと表現されているあたりがミク廃らしくてGJです。胸熱でした。」(福岡氏)
※このゲームを遊ぶ



『くつ飛ばし KUTSU -TOBASHI-』
制作:m_zatsuyo
「とにかくビジュアルが印象的。青い空に靴が飛んで行く画は、ストレスを抱えたサラリーマンのガス抜きに最適だと思いました。」(長谷部氏)
※このゲームを遊ぶ



『ロケットバッティングセンター』
制作:hirhiro 
「弾とバットの当たり判定がちゃんとしているので、シンプルなゲームなのに奥が深い操作性を実現できていました。」(南治氏)
※このゲームを遊ぶ



『2Dラケットボール』
制作:shellka7
「2Dのシンプルなフィジクスを使ってちょっと意表をつかれた感じです。複雑なものを作りがちな時代に、この割り切りは評価できます。」(水口氏)
※このゲームを遊ぶ



■佳作

『ワンボタンでゴルフ!!』制作:m_zatsuyo
※このゲームを遊ぶ

『ミク☆キュン!』制作:hanachin_
※このゲームを遊ぶ

『ここ掘れ戦車!』制作:gillvados
※このゲームを遊ぶ

『Grappler』制作:jousouken
※このゲームを遊ぶ

『五段変速自転車』制作:gocc_o
※このゲームを遊ぶ

『ロボシワケ』制作:akihiro_0228
※このゲームを遊ぶ

『Hundred Challenge』制作:eve_yk
※このゲームを遊ぶ

『ネギは私のもの!』制作:koyu21
※このゲームを遊ぶ

『ヘキサゴン!』制作:koyu21
※このゲームを遊ぶ

『真・ばくはつだー』制作:kassy708
※このゲームを遊ぶ

取材記者のお気に入りゲームは?

審査中に思わず熱中してしまうゲームが続出。取材した記者がお気に入りのゲームは『ワンボタンでゴルフ!!』。ユニークなのがボールの挙動。木に当たるとまるでスーパーボールのようなバウンドで跳ね返って、思わず笑ってしまった。良い意味でゲームっぽいボールの挙動にハマり、何度も遊んでしまいました。

審査会を通じて触れさせていただいたゲームは、固定概念のない斬新なアイデアから形になったものや、「このプログラムを試してみたい」といった想いから形になったものなど、未来のクリエイターを目指す若いパワーが垣間見える作品ばかり。9leap公式サイトでは、今回選出された作品以外にも楽しいアイデアが詰まったゲームが盛りだくさんなので、ぜひ遊んでみてほしい。

※9leap公式サイトはこちら

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