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【ヒットの秘訣完全版】目標は世界一だった!?『グルーヴコースター』

2011-12-29 12:00 投稿

●6日連続でお届け!

発売中の書籍『ファミ通App iPhone&Android NO.001』の“2011年ベストゲーム109タイトル”のなかに、各ジャンルのヒットアプリの秘密を探る“ヒットの秘訣”というコーナーがある。じつはこれ、インタビュー内容のごく一部なのだ。掲載した部分以外にもいいところが多すぎて、これが日の目を見ないのはあまりにももったいない! というわけで、年末年始の特別企画として、担当編集がとくに印象に残ったインタビューをピックアップして、カット部分を含めた完全版を掲載しちゃいます。


――なぜ音ゲーで勝負しようと思ったのか?

石田 もともとは音ゲーを考えていたというよりは、世界中の誰にでも楽しめるものというのが大前提としてありました。そのためのファクターとして”ワンボタンゲーム”にするということがありました。そのなかで音ゲーなら誰でも楽しめて、ワンボタンでもエンターテインメント性を出せるんじゃないかなと思ったんです。あとはiPhoneの特性として、ユーザーの音楽に対する関心や興味がほかのデバイスよりも高いということがあります。まず音を聴く環境がフィーチャーフォンよりも整っていますよね。ですから音ゲーありきの企画と言うわけではなかったんです。

――iOSでは2作連続してヒットしたと言っていいと思いますが、自分なりの秘訣はありますか?

石田 ひとつは誰にでもわかること。つまり単純明快であることだと思っています。もうひとつは、ゲームの核となるアイデアが明確になっていること。手前味噌になってしまいますけど、2タイトルに関しては、ほかとの差別化になる部分がしっかりと打ち出せていたんだと思います。それと、これは以前からずっと言っているんですけど、“ほかの人に見せたくなるもの”というのも大切なことだと思っています。とくに人に見せやすいデバイスですから、そういう口コミでの波及効果も大切ですよね。

――現在のダウンロード数は?

石田 すみません、ナイショです(笑)。

――で、では想定していた数字は達成できましたか?

石田 “世界一”を目標にしていたことを考えると、まだ全然だなといったところです。北米や欧州でもある程度ランキングで上のほうまではいったんですが、実感としては「まだここか……」ですね。

――海外では遊んでくれた人の反応はどうですか?

石田 反応はすごくいいです。そこに関しては届けたいものがちゃんと届いたんだなと感じています。

――『スペースインベーダー インフィニティジーン』のときの目標はどうだったんですか?

石田 あのときはまたいまとは状況が違ってました。まだApp Storeの市場がどんなものなのか僕らにはわかっていなかった。だから今回のような途方もない数字を打ち立てることもなく、ダウンロード数を見て無邪気に喜んでいました(笑)。このタイトルももちろんたくさんの人に遊んでもらいたいという思いで作ったんですが、やはりジャンル的に少し人を選ぶところがありますよね。『グルーヴコースター』に関してはその敷居を下げて、より誰でも遊べるタイトルにしたので、世界一のダウンロード数を目指したわけです。

――アップデートで追加した課金楽曲の評判や購入状況はいかがでしょう?

石田 好評です! 楽曲のクオリティーに関してはよい評価ばかりいただいているんですが、難易度の点で少しむずかしいという声をいただいていますので、ここは今後見直してもいいかなと思っています。もともとこのゲームが目指しているところは「音ゲーは好きだけどむずかしくてできない!」という人に向けたものでもありますので、このまま難易度がどんどん上昇していくという風には思われたくないんです。

――課金率みたいなものってわかります?

石田 これもなかなかお答えしにくいんですが、ひとつ言えるのは「日本は好調です」ということでしょうか。

――値段設定はすんなり決まりましたか?

石田 すんなり決まってないです(笑)。個人的な部分では、たくさんの人に受け入れられるゲームになったとという自信はあったので、価格は抑え目にして普及させたいとは思っていました。ただ会社としては、「いいゲームだから高くてもいい」という意見も当然ありました。最終的にはたくさんの人に普及させたいというところで一致して、いまの価格に落ち着きました。

――次回作の構想はすでにありますか?

石田 もちろん、ないわけではないんですが、僕の中ではまだ『グルーヴコースター』は終わった作品ではないんです。なので、いまはまだ『グルーヴコースター』のことを考えています。

――やっぱり今年出た音楽系ゲームのなかではダントツに衝撃的でした。個人的にももっと広まってほしいと思っています。では最後にまだプレイしていない人へひと言お願いします。

石田 配信から時間は経ちましたので、プレイしていなくてもゲーム画面や動画を見たという人は結構いるんじゃないかと思います。ただ、それで「ああ、こんなゲームなんだ」と自己完結してしまって買ってない人もいますよね。ゲームって、言葉で説明されたり、画像を見ただけだったりするだけではわからないおもしろさがあるんです。たとえばカメラワークの動き方やスピード感って想像してるものとは全然違うというか、やらないとわからないものなんですよ。とはいえ、いきなり買えとは言いません。買わなくてもいいから誰かに見せてもらってください(笑)。それでやってみてください。とにかく1回プレイしてもらえれば、想像してるものとは違うっていうのがわかるはずです。そこが社内のプレゼンでも伝えるのに苦労したところだったので……(笑)。

――そういえばそんな話もありました(笑)。現在の社内の反応はどうでしょう?

石田 いいですよ。社内でも単純にいちユーザーとして皆さん遊んでくれています。おかげで会社にいるときに結構熱いコメントをもらったりすることもあります(笑)。「こういう曲は入らないんですか?」「新しい曲はいつ追加されるんですか?」とか、すごくうれしいですね。

――それはよかったです(笑)。

【グルーヴコースター】
メーカー:タイトー
配信日:配信中
価格:無料
対応機種:iPhone/iPod touch、iPad互換 iOS 4.2以降が必要

(C)TAITO CORP.1978,2011

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