“Tegra 2(テグラ)”対応ゲームがこれから確実にきそうな予感

2011-09-09 22:16 投稿




●家庭用ゲームに迫る脅威のグラフィックを実現する“Tegra 2”

 海外から1歩遅れて、日本国内でも“Tegra”の波が訪れようとしている。


 “Tegra”シリーズやグラフィックボードの開発で知られる半導体メーカーNVIDIAが、日本国内に籍を置くソフトウェア開発会社2社シリコンスタジオとプレミアムエージェンシーに開発環境を提供。また、先月末には、ゲームポータルアプリ『NVIDIA Tegra Zone』の日本語版をリリース。『NVIDIA Tegra Zone』は、Tegraモバイルプロセッサに最適化されたゲームを簡単に探せるアプリとなっており、『Dungeon Defenders: First Wave Deluxe HD』や『Samurai II: Vengeance』など、19タイトルがラインナップされている。ただし、こちらは“Tegra”搭載機種でしかダウンロードできないので注意。


 すでに海外メーカーは最新鋭のチップセット“Tegra 2”を搭載した端末の開発を終えており、今冬には、“Tegra 2”の機能をフルに使ったゲームアプリもリリースされる予定。ちなみに、以前お伝えした『SHADOWGUN』も“Tegra 2”対応のゲーム。“Tegra”搭載端末は以下のとおりとなる。日本で発売されているのは、Motorola XoomやLG Optimus Padなど、タブレット端末のみだが、今後“Tegra 2”搭載のスマートフォンも登場することが予想される。


※『SHADOWGUN』の記事はこちら


■スマートフォン


LG Optimus 2X


Motorola Atrix 4G


■タブレット


LG Optimus Pad


Motorola Xoom


ASUS Eee Pad Transformer


Lenovo IdeaPad Tablet K1


Lenovo ThinkPad Tablet


LG Optimus Pad


Motorola Xoom


Onkyo Slatepad


Samsung Galaxy Tab 10.1


Toshiba Regza Tablet AT300


などなど


 さて、ちまたで話題の“Tegra 2”チップとは、いったいどれだけスゴイのか? 分からない人も多いと思うので、簡単に説明しておく。まず、“Tegra”シリーズは、画像処理、映像処理、オーディオ処理など、演算装置がそれぞれ独立しており、使われていない機能には、いっさい電流が流れない。つまり、消費電力が驚くほど少ない。そして、端末の制御をするCPUのスペックと、画像処理を担当するGPU(画像の描画処理を専門にした集積回路)のスペックが高い。特にGPUの性能が驚異的で、据え置きのゲーム機と比べても遜色がないくらい、高精細な画像を描画できるほど。しかも、これらが小さなチップに収まっている。そりゃ、世界中が注目して、こぞって使いたがるわけだ。今後、世界のスタンダードになるとも言われている“Tegra”シリーズ。特にスマートフォンの高画質ゲームには必要不可欠なパーツなってくるはず。タブレットを選ぶ際のポイントのひとつにしてみれば?





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