フィッシング＆ライフの概要

レビュー

投稿日2019.06.02

理不尽に怒鳴り散らす上司と代わり映えのしない日々に追われる男性は、父親と釣りに出かけた幼少期の写真に目を向ける。

毎日が楽しかったあのころ、思い出が詰まったあの海。

男性は息苦しかった日常とスーツを脱ぎ捨て、釣り具を手に父親と過ごした海に旅立つ。

本記事で紹介する『フィッシング＆ライフ』は、黄金色に輝く海で1人、小さな船で釣りを楽しみながら誰に叱られることなくゆうがに生きていくフィッシングゲームだ。

ゲームの見どころ
●多彩な釣り具と魚が続々登場する魅惑の釣りライフ
●金策もできる自分だけの水族館を作ろう

船着き場でありスタート地点の港や灯台のある海など、生息する魚が異なるさまざまな海域で自由に釣りを楽しめるのが本作の醍醐味。

主人公の男性が仕事を捨て、父親との思い出が詰まった海に向かっていくプロローグは、これから始まる自由な生き方を象徴する最高の演出だ。

画面の左右に触れてボートを前後に動かし、右下の投げるボタンの押し加減で釣り針を落とす距離を決める。

釣った魚を餌に活用する永久機関に加え、切れることのない糸は釣り初心者にとってもやさしい世界。

ヒットしたら画面をタップするだけで釣り上げることができるなど、とても遊びやすい設計だ。

また、釣った魚を軍資金に釣り竿や釣り糸、リールをアップグレードすれば狙える魚のバリエーションが広がる。

さらに、ショップには航行できる範囲を広げるボート、釣りを快適にする便利なアイテムやアバターなどを購入可能。特定の魚を狙うミッション要素を楽しみながら、何者にも干渉されない自分だけの時間を過ごしてみよう!!

釣った魚で生計を立てる主人公。その収入源のひとつであり心を癒やす重要な役割を果たしているのが水族館の存在だ。

水族館に魚を入れれば一定時間ごとに自動でお金が増えるが、魚の体力がゼロになると止まってしまう。

餌をくれなきゃお金は稼がないという現実的な魚のスタンス。利害関係が一致したこの共存生活がとてもおもしろい。

プロローグで父親の存在が描かれているが、生存の有無はまったくわからない。

また、主人公は仕事を辞めてしまったのか。それともリフレッシュ休暇中で、いずれ復帰するのかなど彼の人生についても気になるところ。

ゲーム内で描かれるのかは不明だが、まずは心身ともに疲れ果てた彼を癒やしてあげよう!!

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