DropPointの概要

愛らしくも残虐な相棒と巡るSFアドベンチャー

遥か遠い未来、母なる大地だった惑星は危険な生物に侵食されていた。

プレイヤーはそんな世界で生き残ったエンジニアとなり、空中要塞に配備されたロボットを使って戦いを挑んでいく。

本作『DropPoint』は、未来の子孫との交流を描いた『TimeMachine』を制作したzxima.LLCによる待望の最新作だ!!

武装からお弁当まで見どころ満載のカスタマイズ

眼下に広がる大地には、人類を脅かす危険な生物が生息している。

空中要塞でたったひとりの生き残りであるプレイヤーは、そこに残されていた緑色で不格好なロボットを448323時間ぶりに起動し、反撃に打って出ることを決断するのだ。

エンジニアであるプレイヤーにできるのは、ロボットのライフを回復させるメンテナンスとバトルに必要な武器の換装。

そして、エネルギーの源でありココロを満たすお弁当を持たせるという3つの要素だ。

戦う相手に適応した武器選びの中でも注目したいのが、相手の弱点を突く性能ともうひとつ、“ザンコクさ”というステータスだ。

ココロを養うお弁当とは対照的に、ザンコクさが上昇すればロボットの感情も不安定になっていく。

本作には6つのステータスがあって、そのバランスに応じてロボットの会話とストーリーが変化する。残酷なものを与えて兵器としての性能を伸ばすか、それとも人間らしい感情を与えていくべきか。

いろいろな手法でロボットを育ててその変化を楽しんでいこう!!

過激＆シュールなトークで描くバトル

カスタマイズに欠かせない各種アイテムは、ストーリーの進行度に応じてラインアップが増えていく。それらを購入するのに必要なのが、バトルの報酬で得られるゴールドだ。

とはいえ、バトル中の攻防はロボット任せ、空中要塞から1歩も動くことのできないプレイヤーは、無事戻ってくるのをただ祈るしかできない。

そんな中でロボットとのつながりを持てるのが、無線機を使って交わされる会話だ。

その内容は装備している武器や戦っている相手など、扱えるようになっていくアイテムのバリエーションに応じて変化する。

世界設定こそ過酷なものだが、ロボットと通信しているとそこが他愛もない日常のように感じてしまう。

また、テープレコーダのようなものはタイムマシンで、タップすると広告動画が再生されて帰還までの時間を短縮することができる。

出撃中の待機時間は意外と長く、自宅でプレイしているときは少々じれったい。そんなときはタイムマシンを使った快適なプレイをオススメするぞ!!

勝利してつかむ人類の開放度とマルチエンド

ここまで説明してきた通り、本作の要になっているのは地上でのバトルと、ロボットに備わっている6つのステータス育成にある。

そのひとつ、戦いに勝利して“人類の解放度”が上昇すると、特定のタイミングでロボットがプレイヤーに質問を投げかけてくるもので、これも複数あるエンディングへの分岐点となる重要なポイントだ。

また、戦う相手は出撃前に確認できるので、強そうだと感じたらスキップすることもできるが、解放度が低下してしまうデメリットがあるのでその判断にも勇気が必要だ。

エンジニアでありロボットの相棒でもある我々には、つねに究極の選択が突きつけられている。

地上にはどれだけの人類が残されているのか、マルチエンディングで描かれる世界の未来にも注目してもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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