【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#121】値段とプレイスタイルで選ぶべし!400日かけて遊ぶADV『The Longing』

2024-06-02 13:00 投稿

リアルに400日のお付き合い

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第121回。

今回扱うのは、リアルタイムで400日かけてエンディングにたどり着くアドベンチャーゲーム『The Longing』。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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▲画像はマイニンテンドーストアより。

【価格】
iOS:2000円(税込)
Android:980円(税込)
スイッチ:1799円(税込)
PC(Steam):1700円(税込)

『The Longing』とは
・リアル時間で400日かけてエンディングを迎えるアドベンチャーゲーム
・地下世界を探索してもよし、起動してから400日放置するのもよし
・まさかのマルチエンディング搭載

スマホ版と他機種版の違い
・操作性やゲーム内容に差はない
・Android版はほかのデバイスに比べて安価
・移動中に触るか家で腰を据えて遊ぶかでデバイスを選ぶのがオススメ

ゆっくりじっくり地下探索

『The Longing』は、かつて地下の王国を支配していた王、その最後もしもべであるシェイドを主人公に、400日かけてエンディングを目指すアドベンチャーゲーム。

400日というのは現実世界での400日であり、1年以上かけてたっぷりと地下世界を探索していくことになる。

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▲王の手の上に乗っている黒い体と黄色い目を持つ存在が主人公のシェイド。
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▲王からは400日間ひたすら待つように言われるが、探索は自由だ。

操作はいたってシンプルで左右の移動と、ときおり落ちているアイテムの取得などのアクションボタンをタップするだけ。

本作に明確な目的はなく、アリの巣のように縦横無尽に広がる地下世界を探索するもよし、ひたすら400日放置してエンディングを迎えるもよし、だ。

本作はマルチエンディングとなっているほか、読み物の本(本稿執筆時点で中身はすべて英語)や自室の飾りといった収集アイテムを集めていくこともできる。

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▲落ちている紙や石を集めれば絵を描いて飾ることもできる。
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▲全編英語の本は複数存在し、“ツァラトゥストラかく語りき”と題されたものは全308ページにも及ぶ大ボリューム。これを読むだけでも相当な時間が潰せるだろう。

あたりを探索していくと扉を開けたり段差を飛び越えたりといった要素も出てくるが、400日かけて遊ぶ本作ではそこに時間の要素が絡んでくることもある。

開くのに少しだけ時間がかかる扉もあれば2時間かけて開く扉もあり、場所によっては1週間、2週間待たないと開通しないようなルートもある。

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▲1週間くらいで鍾乳石が落ちてくるだろう、と待ち時間を直感で告げてくれるシェイド。その場で待つか別の場を探索するかはプレイヤー次第。
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▲奥までたどり着いた結果何もない、といったことも珍しくはない。そういった残念ポイントでは“ガッカリ”が手に入るのもちょっとユニーク。

主人公の歩みはゆったりとしているものの、400日も時間があるので焦る必要はなく、好きな場所をお気に入り登録してそこまでオートで移動する機能も付いている。

地下世界の暗く孤独な探検にチャレンジしてみたい人は触ってみるといいだろう。

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▲地図機能はないので、現在地を登録できる機能を上手く活用するのが肝だ。

ゲーム内容や操作性にはほぼ違いナシ!

本作は操作がシンプルなうえに、スイッチ版はボタン操作だけでなくタッチ操作にも対応していることもあり、操作性にはほぼ差がない。

ゲーム内容についてもとくに異なる点はないので、デバイス選びでポイントとなるのは値段やプレイスタイルといった部分だろう。

値段に関してはスマホ版もiOS版とAndroid版とで値段が異なっており、Android版は全デバイスのなかでもっとも安価となっている。

なお、スイッチ版では本体の時間設定を操作することができるが、これによりプレイ時間を短縮しようとすると懺悔室にブチ込まれ、Aボタンを400回押すまで脱出できないというとんでもない事態になるので要注意だ。

プレイスタイルで選ぶべし!

本作は操作性やゲーム内容に差がなく、Android版を除けば値段の差もそこまで大きくはない。

400日と長期間遊ぶタイトルになってくるので、外で移動しながら細かく触るならスマホ版、家で腰を据えて遊ぶならスイッチ版やPC版といった選択がいいだろう。

スマホ版の容量も570MB程度と大きくはないが、長期間付き合うタイトルということで容量面の余裕などから遊ぶデバイスを選ぶのもアリだろう。

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